【レポート】12月27日(日)板橋グリーンホール 13時

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12月27日(日)板橋グリーンホール 13:00
「2020最終戦」

 PURE-Jの2020年最終戦。梅咲遥を迎え撃つ大空ちえは丸め込みからフィッシャーマンズ・スープレックスを狙うも、ミサイルキックからのアメジスト・クロスに敗退。

 AKARIは茉莉を相手に、ノーザンライト・スープレックスからムイ・ビエンにつないであと一歩まで迫るも極めきれず、茉莉の熨斗紙で決着となった。

 セミファイナルはWANTED軍とボリショイチルドレン軍による迷勝負数え歌。試合前に米山香織が45歳になったKAZUKIを祝福すると、「KAZUKIさんに今日はお誕生日プレゼントを持ってきました」と棒状の物を差し出し、KAZUKIが包みを開けると中身はハリセン。米山は「リングの上にハリセンがあるということは、これを使って試合をしなければいけない! KAZUKIさんも45歳、ステキなレディーにならなければいけないんですよ。乱暴な言葉づかいはダメ! 今日は丁寧な言葉だけを使って試合をしましょう!」とボリショイをハリセン係に迎えての丁寧語マッチを主張。ボリショイの不公平なジャッジを懸念するKAZUKIが不服を訴えるが、押し切られて試合がスタート。試合中の選手たちの言葉の語尾に「です」、「ます」などが付き会場の笑いを誘う中、ボリショイのハリセンを受けてしまったKAZUKIを米山が丸め込んで勝利を飾る。

 マイクを持った米山は「KAZUKIさ~ん、レディーになるのは難しいですね。でも、KAZUKIさんと私の対決も今日が最後となり、私が勝利で締めくくることができました~っ!! 今までどうもありがとうございました。また来年も参戦させて頂くことがあるかと思うんですけど、これからはお互い別々の道を、対戦相手を闘っていけたらいいなと思っております」と勝利宣言。KAZUKIは「納得いかない! やっぱりボリショイさんがそっちよりの裁定じゃないですか。また来年もやってやるからな」と抗争継続をアピールし、1・11&1・24板橋への参戦を要求。米山は「私はKAZUKIさんと違ってレディーなんでお誘いにはしっかり応えたいです。その日は空けておりま~~す♪」と応じた。

 メインイベントはLeon&中森華子vsライディーン鋼&佐藤綾子のタッグ対決。12・19ディアナ横浜大会で佐藤の持つW.W.W.D世界シングル王座に挑戦し敗れている中森は、開始早々から佐藤と激しくやり合うと、最後はスタンディング式のシャイニング・ウィザードからバズソーキックで粘る鋼を仕留める。試合後、マイクを持った中森が佐藤と対峙した。

★メインイベント後のマイク

 中森「佐藤さん! 私のタッグのベルトに挑戦してくれるって約束、忘れてないですよね? タイトルマッチをやる日を決めてきました。来年1月11日、ここ板橋グリーンホール大会で私と山下りなのベルトに挑戦してきてください。誰をパートナーに選んでくるんですか?」

 佐藤「ホント華、仕事が早いよね。感心する。私のパートナーは…マドレーヌ! 私、マドレーヌに“いい機会だから。いい経験になるから”とかそんな気持ち、いっさい持ってなくて。“私の足、絶対引っ張んなよ!? コミカルなしだからな?”って、本人には言ってあるんで。獲りに行く人選をしました。アイツには味方も敵も錯乱します。11日よろしくお願いします」

 中森「誰を連れてくんのかと思ったらマドレーヌかよ。でもな、3回目の防衛戦で、もしかしたらいろんな意味で最強な選手かもしれない。私が苦手なタイプかもしれない」

 佐藤「苦手だよ」

 中森「1月11日、楽しみにしてるよ(佐藤と握手を交わす)」

 カーテンコールではボリショイが「2020年、PURE-Jを応援してくださり本当にありがとうございました。今年は本当にいろんなことがあってPURE-Jも皆さんも大変だったと思いますが、来年は皆さんにもっともっと元気とパワーを与えられるように頑張っていきたいと思います!」とあいさつ。久令愛は「今年は本当に悔しい思いをする年だったんですけど、必ず来年は爆発させてみせるので楽しみに待っといてください」と意気込み。Leonは「今年は無差別級王者に返り咲くことができましたし、20周年イヤーでしたが王者として終えることができました。でも来年はもっともっと私がPURE-Jを盛り上げていきます! 今年は本当にいろいろあって大変な世の中でしたが、見守ってくださる皆さんがいるから、私たちは大好きなリングで闘ってこれました。本当にありがとうございます! この感謝の思いを胸に来年も熱い闘いをお見せしていきたいと思いますので、よろしくお願い致します!」と締めた。

★中森華子のコメント

 「19日に佐藤さんの持つディアナのベルトに挑戦したんですけども負けてしまって、タッグのタイトルマッチをしようと口約束はしたんですけど完全に決まってなかったので。前回10月に鋼とここでシングルをして負けてしまったのがあって、最後勝ってしっかり締めることができて安心してます」

 ━━マドレーヌについて。

 「佐藤さんが連れてくるタッグパートナーということで、きっとすごい選手だと私は思ったので。3回目の防衛戦だけど正直予想がつかないので、ちょっと怖い気持ちもあったりはしますが…大丈夫だと思います。1年以上前に対戦したぐらいですけど予想のつかない動きをするというか、惑わされないように自分を持って闘えば大丈夫だと思います。りなちゃんがいるから大丈夫です」