2週連続となる亀アリーナマッチは大空ちえと高瀬みゆきのシングル対決からスタート。高瀬のカミカゼとコーナーからのギロチンドロップをキックアウトした大空は、フィシャーマンズ・スープレックスから丸め込みの連続へ。しかし最後は高瀬がパワースラムからローリングストーン(旋回式スレーンバスター)につないで3カウントを奪う。
谷もも入団記念7番勝負・2戦目の相手はライディーン鋼。あらゆる体勢からダブルニーを打ち込んでいく谷は、もも固めで絞めあげるが鋼はロープエスケープに成功。谷は初公開のウラカンラナで鋼の巨体を丸め込むも、これをキックアウトした鋼はラリアットの連打からダイビング・ボディープレスで圧殺して、キャリアの差を見せつける。
久令愛が体調不良による欠場のため、メインイベントは中森華子&KAZUKIvsAKARI&大空のタッグマッチに変更。手数の多さで中森と渡り合うAKARIだったが、中森がシャイニング・ウィザードを放つとKAZUKIがダブルニーでアシスト。最後は中森がシャイニング・フラワーを叩き込んでAKARIを仕留めた。
カーテンコールでは谷が「鋼さん、2人目の相手をありがとうございました。3人目の相手がAKARIということなんですけども、ちょうど1年前、去年の2月7日がPOPの決勝(新王者決定トーナメントの決勝戦)だったんですけども、私はこの1年の雪辱を晴らしたいと思っています。AKARI、POPのベルトを懸けてほしいです。お願いできますか?」と次週2・6板橋でのタイトル挑戦をアピール。AKARIは「もも、私ずっと待ってました。でも私は1年前と全然違います。絶対POPを防衛します」と返答すると、谷は「私も1年前と全然違うので覚悟しててください!」と握手を交わす。
大空は「2試合やらせて頂いたんですけども、いつも負けてしまって弱い自分が不甲斐ないので、これからもっと頑張って上に登りたいと思います」と涙を浮かべながら決意表明。KAZUKIは中森に対し「仲良くしたのは“オー!”のアピールの時だけ。私にはWANTEDというちゃんとした仲間がいるから、さっき入場の時掲げてきたベルト(タッグ王座)、WANTEDで狙ってるから」と言い放つ。
中森は15周年シリーズの最後の1戦について、「最後の相手がどうしても…やりたい人がいっぱいいすぎてすごい考えたんですけど、シングルではなくタッグマッチにさせて頂きます。ディアナの佐藤綾子選手と組ませて頂いて、対戦相手はシードリングの中島安里紗。そしてプロレスをゼロから教えてくださった伊藤薫選手にお願いしました!」と驚きの発表。「10年以上ぶりの闘いになるので、この試合が決まってすごいドキドキしてるんですけども、たくさんの方に見届けて頂きたいので、ぜひ応援よろしくお願いします」と来場を呼びかけた。
★高瀬みゆきのコメント
「(大空との対戦について)タッグで1回か2回ぐらいはあるんですけど、ここまでガッツリ当たるのは初めてですね。いや~、いいですね! なんか昔の自分を見てるようというか、勢いがあって元気があってガムシャラで。最後のマイクでも1人だけ泣きそうになりながら。負けず嫌いがいいなと思いましたし、私もけっこう攻めたんですけどだいぶ粘られてしまったので、ちょっとビックリしました。なのにその後のメインもあんなに動いてたので回復力が早いですね。“日頃のトレーニング、しっかりしてるんだな”って思って、期待がふくらんでます」