【レポート】1月31日(日)板橋グリーンホール 13:00

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第1試合では藤ヶ崎矢子が昨年以来となる来日を果たしたキャットパワーとともに花月&下野佐和子と対戦。花月のハイキックからえびす落としにつないだ下野が矢子から3カウントを奪う。DSC02535

この日から開幕したタッグトーナメントは1回戦の2試合が行なわれ、朱里&小波がLeon&藤田あかねを撃破。DSC02676

WANTED’14はストダマ(Sareee&田中盟子)を相手に春山香代子直伝による春☆倉の合体技を披露すると、最後はKAZUKIが盟子を下し準決勝にコマを進めた。DSC02921

ワイルドスナフキン(コマンドボリショイ&木村響子)と真華不思議(中森華子&真琴)がパートナーを入れ替えてのタッグマッチは15分時間切れで幕。マイクを持ったボリショイは前日に結婚式を終えた木村に、「ホントにご結婚おめでとうございます。こんなに自分のことのように嬉しく思える結婚式は今までなかったです。でも年内引退という…木村が決めたゴールまでの間で、このJWPでやりたいことがあったら何とかして実現したい。それがJWPから木村へのプレゼントです」と祝福。木村は「本当ですか? なんでも大丈夫ですか?(しばらく考えて)ハナ(中森)と我々でユニット組みませんか?」と提案すると「我々のユニットで、引退するまでに中島安里紗だけはぶっつぶさないといかんのですよ! 我々でぶっつぶすぞ! 本当はさ、華子にぶっつぶしてほしいわけ!」。専用のマイクスタンドを持ち込んだ中森は「当たり前だろ! 私がぶっつぶすよ! ユニット…KSKな。“木村響子、好きよ、木村響子”」木村は笑いながら「それホントは“結婚してください”なんだって。でもすごいピッタリだったよ、今の私に。ありがとうね。このユニットの仲間に入れたい人がいっぱいいます! 仲間増やしていきましょう」と意気込み。2月からアメリカに行くという木村は「季節が変わる頃に戻って来れたらいいなと思ってます」と話し、帰国次第、新ユニットが始動することになった。DSC03032DSC03171DSC03276

メインイベントでは渦中の中島安里紗とラビット美兎が一騎打ち。春山から受け継いだオレンジのコスチュームで登場した美兎は中島のコール時に奇襲を仕掛けるが、場外戦でイス攻撃を多用するなど中島がペースを譲らず、エルボーの連打とスープレックス攻勢で完勝してみせた。

DSC03396DSC03373中島は「次は誰だよ!? 2月14日・バレンタインデー、尾崎魔弓来るから!」とマイク。KAZUKIと鋼が名乗りを上げると、“尾崎”という名を聞いて血相を変えたボリショイは「なんでオマエが呼んでんだよ」と激怒する。中島が「尾崎魔弓とのタッグでJWP、花を添えてやるよ。JWPの無差別級王者は誰だ? 文句があるんだったら取り返せよ」と言い放つと、すでにタッグトーナメントの試合が決まっているボリショイは2試合に出場すると宣言。続いてKAZUKIが「今までだったら“鋼がんばれ、行ってこい”って言うけど、去年までの私と違うから。私より強くなってチャンスを自分でモノにしろ」と鋼を制してボリショイのパートナーを買って出た。しぶしぶ引き下がる鋼を見た藤本つかさは、「あれ? ダメな鋼さん、これで帰っちゃうんだ? だからダメなんだよ。私が相手してやりましょうか? こういうの自分で言えたらいいね」と挑発。2・14浅草大会で藤本つかさvsライディーン鋼も決定した。DSC03497DSC03508

以下、各選手のコメント

★中島安里紗
━━今日の美兎について。
「やる前から美兎が出来ることは知っているし、JWPの中で“誰を推しますか?”っていったら私は美兎を推すと思うし。でもジュニアを卒業した今、それだけじゃいけないと思うし、もうちょっと自分の考えを持つというか…。私がやってることに“理解できない”とかいう怒りもわかりますけど、私もそういうのを経験してきたし。でも、別に私は誰かの理解を求めるために行動しているわけではないし、美兎もそういうことに気付いて自分の思うように行動できるようになれば、もっともっとリングの上が活性化されていいんじゃないかなと」
━━2・14浅草大会で中島&尾崎vsボリショイ&KAZUKI戦が決まったが。
「正危軍に入ると言って、JWPに尾崎魔弓が上がるっていうのが今回が初めてのことになるので楽しみだなと思います。“ちょっと今回は行くのやめようかな”って思ってるJファンもいると思うんですけど、そういう人にこそぜひ見に来てほしいなっていうのは思います」
━━KAZUKIが「去年までの自分と違う」と言っているが。
「いいんじゃないですか!? そういう1つ1つの行動がこの先につながってくると思うので。小さく見えても、きっとそれはこの先大きな変化になってくると思いますし、それに続いてくる選手がどんどんいればいいと…思いますけど。まぁ正直、負ける気はしないですね」
━━木村響子が「中島をぶっつぶす」と…。
「いや、もうこっちのセリフですよ。このまま引退させるわけにいかないし。1度Jのリングで勝ってますけど、1回勝ったからといって、それが最後ではないので。きっちり勝ち越して…徹底的に勝って勝って勝って…木村響子をきっちり超えて、木村響子の引退に迎えればいいなと思います」
━━ユニット結成ということでボリショイと中森。ほかにも増やしていきたいとのことだが。
「人数の問題ではないと思うので…(苦笑)。なんか結局ユニットってやると、その中で発信、発言をしない人が出てくるので。まだ始まってもいないユニットのことを語ってもしょうがないので、今の自分のやるべきことを楽しみたいと思います」

★WANTED’14(第3試合終了時)
KAZUKI「ストダマ…? すごくいいタッグチームだと思います。若さもあって、勢いもあって…。でも勢いがあっていいのは今のうちだけで、今後勝ち上がっていくためには、それプラス何かが必要なんじゃないかなと思います」
鋼「同世代の中ではたぶん1番元気だと思うんですけど、自分も元気じゃないといけないんですけど、やっぱりKAZUKIさんと組んでる今、勝ち上がっていかないと。WANTEDが1番じゃないとダメだと思います」
━━準決勝は朱里&小波戦と対戦するが。
KAZUKI「私はどちらとも対戦したことないので研究します。蹴りとか使うんですよね?」
鋼「自分は朱里さんとは初めてですね。蹴りが強くて格闘系っていうのはわかってるので、そこは…ちょっと小波狙いでいこうかな(笑)」
━━春☆倉の連係技、2人でもアルゼンチン・バックブリーカーについて。
KAZUKI「今日、春山が見に来てるので感想を聞いてみて、ダメ出しとかあるだろうし…。OKもらえれば、また次の大会も出せたらなと思います」
鋼「また勝ち上がって新しい技をもらって…」
KAZUKI「“アルゼンチンを使いこなすまでダメ”って言われるかもしれないですからね(苦笑)。春山大先生に聞いてみます」