【レポート】10月29日(日) 板橋グリーンホール 18時

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10月29日(日)板橋グリーンホール 18時
「PURE-SLAM DUNK vol.5」
観衆125人

1、シングルマッチ 15分1本勝負
●大空ちえ(12分47秒、片エビ固め)狐伯○
※直伝ダブルアームT

1ヶ月ぶりのPURE-J板橋大会。
第1試合では大空ちえが狐伯とのシングル対決に挑み、
コーナーからのショルダータックルを放った大空はヒザ十字固め。
さらにロールスルークラッチで丸め込むもカウントは2。
息を吹き返した狐伯はミサイルキックからフロッグ・スプラッシュを放つと、
タニー・マウス直伝のダブルアームTで3カウントを奪う。



2、タッグマッチ 20分1本勝負
○KAZUKI&チェリー(14分51秒、マロマ・デ・レオンを切り返してエビ固め)Leon●&柳川澄樺

10・9王子でのシングル戦に勝利したことでKAZUKIは
『WANTED☆ウォリアーズ』に1日加入することになったチェリーをパートナーにリングイン。
Leon&柳川澄樺と対峙することになった。
しかしまたしてもWANTEDのポーズを間違うチェリーはTシャツを前後逆に着てくるなど、
試合前からチームワークはガタガタに。
試合がスタートしても噛み合わず、チェリーの熟女でドーン(バックハンドブロー)がKAZUKIに誤爆。
すかさずマロマ・デ・レオンで丸め込んだLeonだが、
チェリーのストンピングによるカットで体勢を入れ替えたKAZUKIが逆転勝利を飾ってみせた。






チェリーは
「やったー!おいLeonさん、タッグのベルトが欲しいってずっと言ってましたけど、
今日生まれたてホヤホヤの“新生WANTED”に負けて、さぞかし悔しいでしょうねぇ?」と挑発すると、

「KAZUKIさん、私たちいいタッグでしたね?
“1日だけじゃなくてずーっとWANTEDにいてほしい”みたいな顔してますけど…」と問いかけるが、

KAZUKIは「大丈夫です。1日で十分です」とあっさり拒否。

めげないチェリーは
「私たちでタッグのベルト狙えるんじゃないですか?
このままWANTEDに入るかどうかは、お時間頂ければ考えときますんで、ちょっと待ってもらっていいですか?」と、
嫌がるKAZUKIを無視してまくし立てた。

3、スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負
ライディーン鋼&谷もも●(12分58秒、片エビ固め)SAKI&世羅りさ○
※ダイビング・ダブルニードロップ

セミファイナルは『WANTED☆ウォリアーズ』ライディーン鋼&谷ももが、SAKI&世羅りさを迎え撃つタッグ対決。
世羅はPURE-J初参戦で、キャリア11年の同期3人の中に谷が入る図式となるが、
SAKIは鋼のWANTEDポーズに加わろうとするなど、以前タッグ王座を保持していた
『ワイルドサンダー12’s』が忘れられない様子で、試合開始のゴング。
SAKI&世羅はカンパーナの競演など見せ場を作るのに対し、鋼は両腕でのラリアットで2人をなぎ倒すと、
谷は世羅に対しウラカンラナから桃橋立へ。
しかし世羅はエアーズロックから羅紗鋏を放つと、コーナーからのダブルニードロップで谷を仕留めた。





4、デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
[王者組]中森華子&○佐藤綾子(16分9秒、ドラゴンスープレックスホールド)AKARI●&久令愛[挑戦者組]
※第31代王者組が2度目の防衛に成功

メインイベントは『綾華』中森華子&佐藤綾子に
『クレアカリ』AKARI&久令愛が挑戦するデイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合。
AKARIが脳しんとうによる欠場のため3週間を置いてこの日の仕切り直しとなった。
開始早々から場外戦に誘う綾華だが、すぐに形勢を入れ替えたクレアカリはサンドイッチ式のショルダータックルへ。
3度目の挑戦での王座奪取に向け気迫のファイトを見せるクレアカリは、
中森のハイキックが佐藤に誤爆するとAKARIが丸め込みの連続でフォールを狙うもカウントは2。
綾華の連係攻撃に捕まり、最後は佐藤がドラゴン・スープレックスでAKARIを下し2度目の防衛を果たした。
試合後は世羅りさと柊くるみがリングに上がり、綾華に対してタイトル挑戦を表明。鋼が世羅の前に立ちふさがった。










★メインイベント後のマイク

佐藤「2度目の防衛に成功しました!クレアカリはちょっと中森さんにビビってるんじゃないですか?
私事なんですが11月3日、ディアナの(山形県)庄内町・地元凱旋興行、
これで私が丸腰で凱旋するってことはなくなりました。
WWWDタッグの次期挑戦権を懸けて中森選手と準決勝を闘ってきますので。
タッグ2冠に返り咲けるよう頑張りますので、これからも目を離さないでください」

中森「デイリーも無差別もやりたいヤツとどんどん防衛戦やってやるよ!やりたいヤツ、いねぇのかよ!?」

(世羅とくるみがリングに上がり)
世羅「どーもー!PURE-J初参戦・プロミネンスの世羅りさです。
過酷なダブルヘッダーの中、この板橋グリーンホールに参戦した理由…
それは、PURE-Jのベルト総ナメしに来たんですよ。
我々プロミネンスが。ワシが無差別のベルト挑戦表明します」

柊くるみ「自分は夏実もちと、そのタッグのベルトを獲ります」

中森「11月23日、ここ板橋でタッグやってやるよ。無差別は12月17日後楽園大会、メインでやってやるよ!」

(鋼が割って入る)
鋼「ちょっと待った!おい世羅。PURE-J初参戦して調子いいこと言ってんじゃねぇよ。
俺だって全部ベルト狙ってんだよ!! オマエにベルトなんか挑戦させねぇよ」

中森「わかったよ。だったら闘って勝ったヤツと防衛戦やるよ。11月23日板橋大会でシングルやれよ。
(会場のファンに対し)いま佐藤さんの頭の中は山形大会でいっぱいなんだよ。
なので皆さん、山形まで来てください。飛行機で1時間だし…」

佐藤「新幹線だと始発で出て頂ければ4時間で着きます!」

以下、各選手のコメント

★中森華子&佐藤綾子

中森「延期になって約1ヶ月…こんなとこで立ち止まってらんないんで」

━━クレアカリについて。
佐藤「中森さんにビビってんのか?って…SNSを見てすごいトゲトゲしてんなと思って…。
でも、そんな中森さんは嫌いじゃないので。来てほしいんだよ、どんどんね」
中森「気持ちとか言動って試合に出るから。そういうのがまったく私には感じられなかったし。
“心を入れ替えて来い”って言ったけど、別に何も入れ替わってないでしょ?
だからこういう結果になるんだよ。何か変わったのかな?わかんない。このままじゃもうダメだなと思います」

━━プロミネンスから挑戦表明があったが。
中森「やっとおもしろいヤツらが上がってきたと思ったよ、私は!
やりたいタッグとか、いろんな団体出てるといるじゃないですか。
こうやって向こうから来てくれるってホントに嬉しいし、くるみ選手なんてやったことないし」

佐藤「私も」
中森「タッグすごい楽しみです。
防衛続けていったら綾華も、これからもっと強くなっていけると思うので。きっちり倒したいと思います」

★AKARI&久令愛

久令愛「ベルトに挑戦できることが決まってから、いろんなことが正直ありすぎて…
自分たちの中でAKARIが欠場したりとか、プロレスだけじゃなくて気持ちの面で…
そういう角度での悔しさっていうものがすごいあったので。
だったらそれは試合の中で技に込めて相手にぶつけるしかないなと思ったから、
私たちはそのつもりで今日上がったんですけど…」

AKARI「タッグのベルトにクレアカリで3回目の挑戦、本当に悔しい。
私はこのベルトに4回目の挑戦(※米山香織と組んで1度挑戦)でホントに悔しいけど…
あきらめないで、もっともっと一緒にクレアカリで頑張る。
いつか未来は勝ちます。皆さん待っててください」

━━佐藤から“中森にビビってる”という発言があったが。
久令愛「おんなじ団体で闘ってる時点で別にビビるとかはないです。
ただ、試合の中での技とか気持ちの出し方とか、そういうのから華子さんはそう感じたんじゃないですかね?
今回の華子さんからの叱咤激励じゃないですけど…言葉の数々が今までないものだったので。
自分のその時の思いつきの言葉で言い返すのは誰でもできるんですけど、
なんかそれだけで言うのも違うと思ったり…。
気持ちのままで言葉を紡がないでおこうと思ったのが“ビビってる”と思われてるんであったら、
2人の前に立ってないと思うし、私たちは。
ホントにあのベルトが欲しいしプロレス好きだし、
“PURE-Jのタッグの今”になりたいって私たちは思ってるから、ここまでやって来てるので」

AKARI「ビビってないです。SNSでいっぱい言うのはできる。でもホントにリングでの闘い。SNSは関係ない」

久令愛「SNSで“獲れない”とか言われたんですよ。確かに3度目のチャンス逃がしちゃったけど、
私たちはPURE-Jでクレアカリとしてやってる限りはあきらめません。
何度だって(相手が)綾華だろうが、じゃなかろうが、必ずタッグのチャンピオンになります。
さっきAKARIも言ったけど、待っててください」

━━欠場明けだがコンディションは問題ない?
AKARI「大丈夫です。1週間前に試合に戻ったけど、
ちゃんと練習でちゃんと受け身もして本当に元気だから戻ったので。
みんな今日わかったと思う。負けたんだけど頑張りました」

▼姉への腎移植手術を終えた春日萌花が第1&第2試合の特別リングアナを担当。
休憩時間にはボリショイとのトークショーで手術についてなどを語った。