【レポート】11月3日(火・祝)新木場1stRING 18時半

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◇11月3日(火・祝)新木場1stRING 18:30
「Rainbow DREAM」

 およそ2ヶ月ぶりとなるPURE-Jの新木場大会は、5試合すべてがシングルマッチ。第1試合では大空ちえが春日萌花に挑み、丸め込みの連続で3カウントを狙う大空だったが春日はスープレックスから79.5MHzにつないでギブアップ勝ち。

 すっかり定番となっているKAZUKIと米山香織の闘いは、1フォールカウントかロープエスケープを奪うと対戦相手に関するクイズが出題され、そこで正解すれば決着となる特殊ルール。また、答えがわからない場合は観客の意見を聞く「オーディエンス」、またはセコンドの力を借りることが1回ずつ可能という某クイズ番組に近い形式で行なわれた。「米山がプロレス入りしてから骨折した回数は?」、「米山が思うKAZUKIの好きな所は?」、「KAZUKIが基本技以外で1番最初に教えてもらった技は?」などの難問の前に不正解が続き、「米山の1番好きな食べ物は?」という問題にセコンドの大空が「納豆!」と答えて正解し、KAZUKIが勝ち名乗りを受ける。

 10・18板橋でのタッグ対決の後にAKARIがシングル戦をアピールしたことで実現したSareeeとの一騎打ち。ヒザ十字固めでSareeeを苦しめる場面を作ってみせたAKARIだが、エルボーの応酬から流れを変えたSareeeが、ダイビング・フットスタンプ、フィッシャーマンズ・スープレックスとつないでいき、最後はジャーマンで3カウントを奪取。試合後はSareeeが歩み寄り握手を交わした。

 セミファイナルは現・タッグ王者の中森華子と山下りなによるパートナー対決。約1年ぶりのシングル対決だが両者ダウンなど、期待を裏切らない激しい攻防の末に時間切れに終わると、中森のアピールにより12・13後楽園大会でのタッグ王座防衛戦が決定する。

★セミファイナル後のマイク

 中森「悔しい!決着つかなかった!! 私たちには15分は短すぎる! でも今日はりなちゃんと1年ぶりにシングルで対戦して、改めて本当に強くてすごい選手だと思いました。これからもタッグのベルトどんどん防衛していって磨いていこう! 今日、言いたいことがあったけど引き分けだったので…」

 山下「すごい気になるじゃん。私も今日ちゃんと勝って言おうと思ってたことがあるんですよ。お互い言いたいことがあるまま年越すのやめよ?」

 中森「私、このタッグで対戦したい選手がいます。真琴です。前タッグ王者で私たちは勝ったけど、前タッグパートナーでもあって同期だし。今年最後の後楽園大会が12月13日にあるんですけど、真琴が誰か連れてきて防衛戦をやりたいです! それが今日言いたかったこと」

 山下「その熱い思いをホントにいつもありがとう。私の言いたかったことは…すごい言いづらいんだけど、12月13日が大阪で大事な人(フェアリー日本橋)が引退をするので、そこにどうしても駆けつけたくて。だからタイトルマッチはごめんなさい!」

 中森「どうしてもその日にやりたいから! 1本目でやって新幹線で帰れば大阪で試合できるから!!」

 山下「落ち着いて!! PURE-Jのタッグのベルトを1試合目でやるの!!?」

 中森「1本目で勝ってさ、ベルト持って大阪行けばいいよ!!」

(リングサイドで見ていたボリショイが両腕で丸印を作り、タイトルマッチが決定)

 メインイベントはLeonの持つ無差別級王座にライディーン鋼が挑戦。体格差を生かしたファイトで序盤から飛ばしていく鋼に対し、Leonはじっくりとした腕攻めなどで応戦。鋼はジャンボ・スペシャルやフライング・ニールキックなど、最近はあまり出さない技もカッターからとどめを狙ったムーンサルトプレスはかわされて自爆に。Leonがバックスピンキックの連打からキャプチュードバスターを決めてV2を達成した。マイクを持ったLeonは「どんどん追い上げてくる強い後輩がいるから、私もチャンピオンとして強くいることができます。これからもっともっと防衛回数増やしてベルトの価値を高めて、“絶対王者”目指して頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」と宣言する。

 カーテンコールではKAZUKIが「やっと今日、米ちゃんに完全勝利することができました。私としては新たなステージへ進みたいと思います」と『迷勝負数え歌』の終了をアピールするが、米山は「今日は大空ちえちゃんに完敗です! まさか私の好きな食べ物を当てられるとは…! KAZUKIさん、12月27日板橋、年内最終戦。最後は私と闘って2020年を締めようじゃありませんか!」と要求。KAZUKIは「今日勝ったからいいよ」と拒否するが会場から拍手に押し切られると、「オマエとはとことんやってやるからな! おぼえとけよ!」と言い放つ。中森は「ある奴にちょっとひとこと言ってやりたいことがあります。怒ってます、私は。リングアナのSaki!……お誕生日おめでとう~!!」と前日に19歳の誕生日を迎えたSakiに、サプライズとしてPURE-Jからの花束を贈呈。Sakiは「ありがとうございます。話すこと決めてなかったので“ありがとう”しか言えないです。ありがとうございます」と笑顔を見せる。Leonが最後を締めようとしたところで、春日が待ったをかけた。

★エンディングでのマイク

 Leon「去年初めてこのベルトを巻いた時、1度も防衛することができなくてメチャメチャ悔しい思いをしました。これからどんどん防衛回数増やして自己防衛記録、更新していきたいと思います! もっともっと強いヤツと防衛戦を行なって…」

 春日「Leonさん、“強い人”って言ったんで…8月の後楽園ホール大会でタッグのベルトを落とした私がそこに該当するかどうかわからないんですけれども…そのLeonさんの持ってるベルト、去年獲れなかった無差別のベルト…1ミリたりともあきらめてないんで! 私のこともね、挑戦者として視界に入れておいてもらわないと困るんですよね。強い人がいいんですか? 強さを証明すればいいんですか? ボリショイさん、私12月13日までのPURE-Jのスケジュール、全部確認して! ぜ~んぶ空けてあるんですよね。オファーお待ちしてま~す。OKもらう前に先に言わせてもらいますけど、PURE-Jの選手…オマエら全員敵だからな!? 話題性、強さ、結果…あらゆるものでオマエら全員、私は上回るつもりでいるから。よろしくお願いします♪」

 ボリショイ「オマエの挑戦状、PURE-Jは受けるよ。12月13日までのすべての亀アリーナマッチ、全部オファーするよ」

 春日「お話が早いようでありがとうございます。改めて最後に言って帰りたいと思います。(リングサイドの選手たちを見渡して)オマエら全員、敵だからな。覚悟しとけよ、ホントに」

 ボリショイ「(去っていく春日に)オマエももっともっと覚悟してこい。そしてPURE-Jの選手、試合内容だけじゃない話題性も全部、春日に持っていかれないように。毎週毎週亀アリーナでオマエと全員対戦してやるよ」

 Leon「(会場のファンに向けて)春日はああ言ってましたけど、私は強いヤツの挑戦しか受けないんで。でも春日のことはしっかり心に留(と)めておきます。誰が挑戦してこようが、このベルトは必ず守り抜きます! 私がチャンピオンとして新しい時代を作っていくんで、皆さんついてきてください!」

以下、各選手のコメント

★春日萌花

 ━━PURE-Jに宣戦布告したが。

 「そうですね、いつふっかけようかなと思っていたんですけど、この言葉の意味って皆さんわかりました? なんか生ぬるい感じでハッピーバースデーとかやってる場合じゃないんですよね。PURE-Jは今、ホントに私は最大のピンチを迎えていると思っていて。新型コロナのこともありますし、あとは私はマリ卍と勝愛実にすごく期待をしていたので、その2人が抜けたっていうのはすごいダメージが大きいわけで。だったらホントに私は全員の敵になって、それでみんなが私をつぶしに来て、何でもいいから上回ってくれるっていう気持ちがあるんだったら、そこでやり合いたいなっていうことですね。その上で誰が1番強いのかを決めて、それが(Leonのベルトへの)挑戦者になればいいじゃないですか。私は宣戦布告して、さらに暫定で“挑戦者として見てほしい”とは言いましたけれども、まだ何にも始まってないので。別に大空ちえでもいいし、久令愛が復帰してでもいいし…誰かが何か上回ってくれないと困るんですよ。いつ“後楽園を次できるか”なんてわからないじゃないですか。だったらホントに最後のつもりで死ぬ気でやらないとダメだと思うので。…という意図で私は“全員ぶっつぶす”と思ってます、本気で」

 ━━それは“PURE-Jのために”という考えから?

 「そうですね、はい。ここで崩れちゃったら私が頑張ってきたことも何にも意味ないし。取り上げてもらえなかったら困るし…全員取り上げてもらえるような選手に、私を含めてならなきゃダメだし。ハッキリ言いますけど、去年の私が無差別挑戦した時のタイトルマッチ、週プロさん来なかったですからね。ホントにそれ、いまだに根に持ってますよ!? でも、それは自分が選ばれなかった。“取材しに行こう”と思ってもらえるような選手ではなかったということなので。そこのリベンジを今年こそは果たしたいと思ってます」

★Leon

 ━━鋼を相手に防衛に成功したが。

 「パワーと勢いがあるのは重々承知してたんですけど、それ以上のモノを今日ぶつけてきたのかなと思います。でも私は大事なこのベルトを、絶対に誰にも渡すわけにはいかないし、これからチャンピオンとしてやっていきたいこともあるので。意地でも負けられませんでした」

 ━━春日からの宣戦布告について。

 「そうですね、私は“強いヤツとやっていきたい”って言ったんですけど…正直、今の春日に、私的な意見ですけど本当の強さっていうのはまだ感じ取れてないというか…。でも相当の覚悟でPURE-Jに対して宣戦布告…その覚悟は私はすごい認めるんで。これから道場マッチに毎回参戦すると言ってましたけど、どんなことを見せてくれるのか楽しみにしたいと思います」

 ━━春日以外で対戦したい選手はいる?

 「私はこのベルトを本気で欲しいと思っている選手とだったら誰とでも。あと私が認める強い選手と闘っていきたいと思うんで。今日、名乗り出たのは春日だけだったんで、そこは心に留めておきたいと思います」

★AKARI

 ━━Sareeeとのシングルマッチについて。

 「初めてSareeeさんとシングルマッチ、板橋でタッグで当たったけどシングルはメッチャ違う(苦笑)。メッチャ、力すごい。エルボーはビックリした。でもSareeeさんと試合できて嬉しい。もっともっと頑張ります。板橋ではムイ・ビエンをカットされて。ムイ・ビエンは危ないとみんなわかっててSareeeさんもたぶんそれを考えて、すぐに逃げられました」

★Sareee

 「前回AKARI選手と初対戦したんですけども、その時に“もう1回試合したい”って言ってくれて今日決まった対戦なんですけども…前回よりかなり研究されてるなっていうのが試合やっててわかったんですけども。メチャクチャ研究熱心だなって思いましたし、そういう選手ってあんまりいるのかどうかわからないですけども。ホントに一生懸命で真っすぐな選手だなって改めて今日思ったし、チリからプロレスラーになりたくてPURE-Jさんに入団してきたって聞いたんですけども、一から日本語だったり慣れない異国で頑張って、今こうやってリングに立ってる選手なので。私もこれからアメリカに行く者としてリスペクトみたいなものはありますよね。そういう意味でも刺激をもらえる選手だなと思うので。まだまだデビューして1年半とかだと思うんですけど、このまま成長していくとすごいいい選手…怖い選手になっていくと今日思いましたね。今日対戦できてすごい嬉しかったです」

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