【レポート】2月10日(日)宮城・宮城野区文化センター 18時

Pocket

2月10日(日)宮城・宮城野区文化センター 18時
「ボリショイFINAL in 仙台 BOLSHOI FINAL シリーズvol.2」
 1年2ヶ月ぶりの開催となるPURE-Jの仙台大会。入場式では選手を代表してマリ卍が、「初めての仙台大会なんですけれども、自分は東北(青森)出身なのですごく楽しみにしていました。去年の12月にヒザを痛めて欠場しておりましたが、本日エキシビションができるまで回復しましたーっ!! 今日は仙台の皆様に元気な姿を見せたいと思います!」と元気よくあいさつする。
 昨年末の試合でヒザを負傷したマリ卍だが復帰戦を1週間後に控え、この日は藤ヶ崎矢子を相手に5分間の試運転。コスチューム姿でリングに立った。


 デイリースポーツ認定女子タッグ王者『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&ライディーン鋼は、WAVEの水波綾&長浜浩江と真っ向勝負を展開。水波への合体の巴投げで2人を分断すると、KAZUKIがデス・バイ・ロドリックで長浜を仕留めた。
   

 第3試合はボリショイキッドと里村明衣子の異次元対決。試合前、キッドにキャンディーを渡された里村はロープに立って客席に投げ入れると、ほおづえポーズを見せるなど笑顔でキッドに対抗していく。足を伸ばしてのロープエスケープ、ゴムひも攻撃などボリショイワールドのフルコースで会場を沸かせるが、最後は里村がデスバレーボム1発で勝利。決着がつくと2人でしばしの間、リング上で大の字になった。












 セミファイナルは19周年を迎えたLeonの5番勝負・第2戦で、相手は唯一のPURE-J同士となる勝愛実。道場マッチでの特別ルールも含め勝に連敗しているLeonだったが、激しいぶつかり合いを制するとスピンキックからキャプチュード・バスターにつないで快勝。右手を差し出された勝は、その手を振り払って握手を拒否する。
    

 メインイベントでは中森華子が藤本つかさと約5年のタッグを結成。藤ヶ崎矢子はDASH・チサコをパートナーに迎えてのスペシャルタッグマッチが実現。開始早々から重量感あふれるヒップアタックで存在感を発揮する矢子に、中森&藤本は前後から交互に放つサッカーボールキックから、サンドイッチの低空ドロップキックへ。1年ぶりに対峙する中森とチサコはグラウンドでも意地をむき出しにする。矢子が中森にジャーマンを放つと。チサコのダイビング・フットスタンプを挟んでタイガー・スープレックスへ。2発目を踏ん張って凌ぐ中森に、矢子はヤコリーヌ・クラッチで丸め込むがカウントは2。藤本の延髄斬りでのアシストで形勢が入れ替わると、中森がバズソーキックからの鎮魂歌(レクイエム)ドライバーで3カウントを奪った。
      
   
 マイクを持った中森は「つっか、ありがとうございました! つっかと久々のタッグ、そしてチサコと1年ぶりの対戦、大好きな大好きな仙台でまたPURE-Jの大会ができて、本当に嬉しく思います。今日はありがとうございました! 4月に引退されるボリショイさんと来週、板橋で7度目の防衛戦があります。ホントに最後のタイトルマッチ、最後のシングルです。しっかり防衛してボリショイさんに感謝の気持ちを伝えて、これからもっともっとチャンピオンとして盛り上げると誓いたいと思います! また仙台に来られるように団体を引っぱっていきたいと思うので、これからも見守っていてください。応援よろしくお願いします!」とあいさつ。カーテンコールではボリショイが「仙台での最後の試合はボリショイキッドvs里村明衣子という、本当に異次元な闘いでとっても楽しかったです。皆さんいかがでしたか?(会場から大きな拍手) いろいろな闘いがあって、本当に仙台での試合が今日が最後だというのが信じられないぐらい、まだまだ実感がないんですけれども、本当に仙台が大好きです! JWPの頃からずっと応援してくれて本当にありがとうございました!」と感謝を述べた。

 

★ボリショイキッド&里村明衣子のコメント
 里村「いや~なんか最後に全部持っていかれた気がしますね! すごいなぁ、ボリショイキッド…(笑)。この前(昼間)にコマンドボリショイ選手と闘ってるんですよ。全然違いますね。すべて引き込まれてしまった感じがして悔しいですね。こういうの(手に持ったキャンディーの袋)も用意して頂いたり、ありがとうございます。あと残りわずかですけど、ホントに最後闘えて良かったです。ありがとうございました」
 ボリショイ「はい! ありがとうございます」