1月19日(日)大阪・淀川区民センター 13時
「PUREーJ大阪フェスティバル2025 冬の陣」
観衆160人
3ヶ月ぶりのPURE-J大阪大会。
入場式では選手を代表して大空ちえがマイクを持ち、
「今年初のPURE-J大阪大会、寒い中ご来場頂きましてありがとうございます!
関西の皆様の温かさに負けないよう、冬の寒さを吹き飛ばすぐらい
熱く闘いますので、最後まで応援よろしくお願いします!」と元気よく大会の幕を開ける。
1、シングルマッチ 20分1本勝負
●大空ちえ(12分17秒、エビ固め)高瀬みゆき◯
※えびす落とし
第1試合は大空ちえvs高瀬みゆき。
ローリングエルボーを叩き込んだ大空は、
フィッシャーマンズ・スープレックスからチキンウイング・アームロックへ。
さらにロールスルークラッチで丸め込むも、高瀬はカウント2でキックアウト。
走り込んできた大空をラリアットで迎撃した高瀬は、えびす落としで3カウントを奪う。
2、シングルマッチ 20分1本勝負
◯KAZUKI(10分46秒、センセイ固めⅡ)スーパーW●
KAZUKIは2point5女子プロレスのマスクウーマン・スーパーWとシングル対決。
鮮やかなバックスピンキックを決めたスーパーWは、
丸め込みでのフォールを狙うも3カウントには届かず。
蒼魔刀からセンセイ固めⅡにつないだKAZUKIがギブアップを奪ってみせた。
3、スペシャル・ミクスドタッグマッチ 30分1本勝負
◯AKARI&スペル・デルフィン(11分34秒、ムイビエン2.0)アイス・ペンギン●&レディくらら
第3試合はPURE-Jでは珍しいミクスドタッグマッチで、
AKARIがレジェンドのスペル・デルフィンとタッグを結成。
アイス・ペンギン&レディくらら組と対峙した。
AKARIにルチャでの勝負を挑んだペンギンだが返り討ちに。
デビュー2ヶ月の新人・くららはデルフィンを相手に、
173cmの長身を生かしてのミドルキックやビッグブーツを放っていく。
ペンギンによって試合に巻き込まれたボリショイレフェリーは、
ペンギンにラリアットを決めて拍手が沸き起こる。
デルフィンのスイングDDTから、AKARIが腕を極めるムイビエン2.0でペンギンを下し、
デルフィンとともに勝ち名乗りを受けた。
休憩時間明けにヌンチャクの演武を見せたボリショイは、恒例となっているPURE-DREAM基金の贈呈式。
「2025年、あけましておめでとうございます。
今年もPURE-Jは大阪にたくさん来れるように頑張りたいと思います。
皆さんに元気になってもらえるように、
そしてたくさんの夢を与えられるように頑張っていきたいと思います」とあいさつする。
4、株式会社KSRプレゼンツ KSR選手権 30分1本勝負
[王者]●谷もも(11分43秒、外道クラッチを切り返して押さえ込み)フライング・ペンギン◯[挑戦者]
※初代王者が4度目の防衛に失敗
フライング・ペンギンが第2代王者となる
セミファイナルは王者・谷ももにフライング・ペンギンが挑戦する
KSR(カンサイ・サバイバル・レボリューション)選手権試合。
関西の女子プロレスを盛り上げるべく昨年4月に新設された同王座は、
初代王者の谷がここまで2point5の選手から3連続の防衛に成功。
2度目の挑戦となるペンギンだったが、
結婚式も無事に終えて公私ともに絶好調の谷を相手になかなか突破口を見い出せず。
それでも勝利への執念を見せたペンギンは、
コーナーからダブルニーを投下した谷が外道クラッチで勝負を決めにかかると、
クルリと体勢を入れ替えての押さえ込みで3カウントを奪取。
まさかの逆転勝利で、初めてのチャンピオンベルトを手に入れてみせた。
マイクを持ったペンギンは
「私が全力以上の負けたくない気持ちとか、
そんなんを引き出してくれたのは…いつもずっとずっと優しくしてくれて、
練習も教えてくれて、
そんな谷ももさんに“私の意地を見せたい”っていう気持ちで試合をしました。
みんな見ててわかったと思うけど、
まだまだ谷ももさんのほうが明らかに強い!だから、またこのベルトを懸けて闘ってください!」とアピール。
谷は
「こんな負け方してもうてメッチャ悔しいです!…
でも今日ペンギンさんが勝てたのは、
今まで関西で一生懸命頑張ってきた努力と、
ペンギンさんを応援するお客さんの声がすごく、きっと力強かったと思います。
でも、すぐ獲り返しにいくので、覚悟しといてください」と応じる。
会場から大きな拍手に感極まるペンギンは、
「34歳でデビューして“もう絶対無理や”って言われ続けて、
いっぱい笑われて悔しくて!でもベルト獲ったぞ~っ!!
これからも私はこのベルトを守っていきます」と宣言した。
5、新春スペシャル 6人タッグマッチ 30分1本勝負
◯ライディーン鋼&ジャガー横田&ドレイク森松(17分19秒、体固め)久令愛●&Leon&中森華子
※100kgムーンサルトプレス
メインイベントでは無差別級王者のライディーン鋼が
ジャガー横田・ドレイク森松とスペシャルトリオを結成し、Leon&中森華子&久令愛と激突。
PURE-Jの主役となって大阪大会を迎えた鋼は、
Leonを相手にリフトアップスラムから
コーナーでの串刺しラリアット、アルゼンチン・バックブリーカーと大ハッスル。
鋼&森松のサンドイッチラリアットを久令愛に放つも、
カットプレーの応酬から中森が鋼にシャイニング・ウィザード、
久令愛が旋回式ダイビング・ボディープレスで続く。
しかし鋼は中森&久令愛を両腕でのラリアットで分断すると、
ジャガーが久令愛にコーナーから前方回転式のカカト落とし。
森松がドレイク・ドライバーで追撃すると、
最後は鋼が100kgムーンサルトプレスで勝利し、笑顔で大会を締めた。