11月15日(金)板橋グリーンホール 18時半
「PURE-FIRE vol.4」
観衆107人
1、タッグマッチ 20分1本勝負
◯KAZUKI&チェリー(11分48秒、センセイ固めⅡ)ジェンヌ●&炎華
12・15後楽園を1ヶ月後に控えての板橋大会。
第1試合では『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&チェリーと、ジェンヌ&炎華のマスクウーマンタッグが対峙した。
ジェンヌがチェリーに正々堂々と闘うよう訴えて試合がスタートするも、
開始早々から足を踏みまくるなどチェリーが得意とする試合運びに。
炎華が身軽さを生かした技の数々で形勢を入れ替えると、ジェンヌがKAZUKIにコブラツイストを仕掛けていく。
しかしKAZUKIがバックドロップからセンセイ固めⅡを決めてジェンヌから勝利した。
2、ピュアバトル シングルマッチ 20分1本勝負
◯久令愛(12分11秒、グレイスストレッチ)大空ちえ●
第2試合は久令愛と大空ちえのシングル対決。
大空は足関節技を多用して久令愛と渡り合うと、キャプチュードで投げ捨てる。
しかしカウンターの撃ち回し蹴りから旋回式のダイビング・ボディープレスを放った久令愛は、
両足を固めてドッシリと腰を落としてギブアップを奪ってみせる。
3、シングルマッチ 20分1本勝負
◯ライディーン鋼(12分51秒、片エビ固め)SAKI●
※100kgムーンサルトプレス
ライディーン鋼とSAKIの同期対決。
鋼の巨体を前に手数で対抗するSAKIは、100kgの巨体をカンパーナで持ち上げて会場をどよめかせる。
しかし投げっぱなしのジャーマン・スープレックスからラリアットを叩き込んだ鋼は、
最後はムーンサルトプレスでとどめを刺した。
4、デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
[王者組]Leon&◯高瀬みゆき(15分9秒、ラ・マヒストラル)中森華子●&小林香萌[挑戦者組]
※第35代王者が5度目の防衛に成功
セミファイナルのデイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合では、
『RED SOUL』Leon&高瀬みゆきに、名字が一緒の“小林タッグ”こと中森華子&小林香萌が挑戦。
中森は小林に合わせてセパレートのコスチュームを着用し、
小林は「高瀬」と書かれたシャツを着て入場すると、相手2人の眼前で破り捨てて挑発していく。
好連係で渡り合う小林タッグは、
中森がカウンターのシャイニング・フラワーから鎮魂歌ドライバーで高瀬を仕留めにかかるが、Leonが間一髪で救出。
破天荒で試合を決めにかかる中森だったが、
背後からLeonのスピアーを浴びると、すかさず高瀬がラ・マヒストラルで丸め込んで中森から3カウントを奪ってみせた。
マイクを持った高瀬は疲労困憊ながら、
「皆さんありがとう。勝ちました~っ!!しかもあの中森華子から!
やっぱりLeonさんが隣りにいてくれたら、私は勝ち続けることができます!!
これからもどんな相手が立ち向かってこようとも、私たち2人で力を合わせてこのベルトを守り続けましょう!」と叫ぶ。
5、PURE-J認定無差別級選手権 30分1本勝負
[王者]◯世羅りさ(14分14秒、片エビ固め)AKARI●[挑戦者]
※羅紗鋏
第14代王者が4度目の防衛に成功
メインイベントは世羅りさの持つPURE-J認定無差別級のベルトに、
王者からの指名を受けたAKARIが7ヶ月ぶりの挑戦。
序盤から世羅が場外戦に持ち込むと、セコンドの夏実もちがムチを一閃するなどラフな展開に。
AKARIが619を放つと、世羅はその両足をキャッチしてリング中央に引きずりジャイアントスイングで振り回す。
対するAKARIはセコンドのもちを蹴散らすと、
丸め込みの連続からニースマッシュをヒットさせてチャンスをつかむ。
世羅のファルコンアローを受けても丸め込みで切り返してみせるが、
走り込んできたAKARIを背中に担ぎ上げた世羅は羅紗鋏で投げ落として3カウント。
4度目の防衛に成功すると、マイクで次の挑戦者を指名した。
★メインイベント後のマイク
世羅
「V4~っ!!まぁ当然の結果だとは思っているけども…AKARI、オマエスゲエなぁ!
今までの常識が覆されたかのようなトリッキーさで、そこがいいトコなんだろうなと思ったから…
1回じゃ、やっぱ足りないよね?すぐにとは言わねぇけど、またやろうや。
僭越ながら、私11月10日をもちまして12周年を迎えました!
PURE-Jに1人いるよな、同期。ライディーン鋼!
オマエ、我々同期の中でも唯一、後楽園ホール大会のメインに立ったことないらしいじゃん?
そんな悲しいことある?…ってことで12月15日にコイツとタイトルマッチやりたいんだけどいいかな?
デイリースポーツの偉いオッサン!
(コミッショーナーの今野氏が了承して)
ライディーン鋼…ワシ、オマエにシングルマッチで12年間負けたことがねぇのよ。
1度たりとも負けたことがねぇのよ。どういうことかわかるよな?
ワシが元いた団体でデビューしてすぐの頃、
一緒にモーニング娘の『ラブ・レボリューション』で踊りながら入場してたよな?
そんな2人が12年越しに後楽園ホールもメインイベントで、オマエの所のベルトを懸けて闘うんだよ。
でも、持ってんのはワシだよ!オメエじゃねぇ。その意味もわかるよな?
このシングルマッチ甘くねぇぞ?そう簡単に負ける気も渡す気もない。ライディーン鋼、お互いの12年ぶつけようや」
鋼
「やってやるよ。(世羅が帰ると会場のファンに対し)12月15日・後楽園ホール。
必ずこのライディーン鋼が皆さんにベルト姿を見せたいと思うので、応援よろしくお願いします」
久令愛
「(鋼からマイクを奪って)AKARIちゃん、今日負けたかもしんないけど、
私たちこんなんで落ち込んでちゃダメなんだよ。
私たち“年内に絶対ベルト巻く”って約束してるじゃん!
ウチらがこのPURE-Jを引っ張ってく時代になんなきゃ。
チャンスは自分たちでつかむしかないから!行こうよ!皆さんも見たいですよね?
(会場からの拍手を受けて)
Leonさん・高瀬さん、自分たちでPURE-Jの時代を引っ張っていきたいから、
私たちはあなたたちの前に立ってベルトを巻きたい!だから挑戦させてください!」
Leon
「オマエたちの口から、そう言ってくるのを待ってたんだよ!
私たちRED SOULのベルトに挑戦してくるってことは、それ相応の覚悟があるんだよな?
そしたら12月15日・後楽園、オマエらの挑戦受けてやるよ! オマエたちの覚悟、楽しみにしてるからな?」
久令愛「やってやるよ!!」
★AKARI&久令愛のコメント
AKARI
「今日、世羅選手の力がすごいわかった。
ホントにすごいんだけど、でも無差別(のベルト)私まだあきらめない。
今日4回目だけど5回目絶対ベルト獲ります。
すごい悔しいんだけど、最後の久令愛の言葉。
今年ベルト(タイトルマッチ)やる。それですぐ新しいモチベーションできた。だから良かった(笑)」
久令愛
「やっぱりここ最近、世羅りさがPURE-Jの無差別のベルトを巻いてから私も初めて挑戦したり、
AKARIも今回挑戦して手に入れられなかったけど、
私たちはクレアカリでずっと
“タッグのベルトを巻きたい。今年中に絶対巻こう”っていうふうに言ってきて、
頑張ってきたところも大いにあるので。
今日の試合を見て、より“言っていかなきゃ。みんなに伝えなきゃダメだな”って思って。
2人でチャンピオンになって、みんなにもその姿を見せたいから
“今しかないでしょ、行こうよ”って。
AKARIも“うん”って言ってくれたから。こんなチャンス逃がすわけにいかないし」
━━王者・RED SOULについて。
AKARI
「2回目の挑戦者ですね。前にトーナメントやった。
私たちの目標は“今年5周年で絶対タッグのベルト”だから。12月、最後のチャンスだから絶対ベルト獲ります」
久令愛
「自分たちと反対のイメージというか、
熱さとかはいつもすごいなと思ってたんですけど、それは重々わかってます」
AKARI「でも無理じゃない」
久令愛「そう。私たちがお互いを信じてやれば、勝てないことは絶対ないと思ってるので」