7日(金)16時よりPURE-J道場・亀アリーナにて、8・10後楽園ホール大会でのデイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合の調印式が行なわれ、王者・春日萌花&真琴、挑戦者・中森華子&山下りなが出席。試合に向けての意気込みを語った。
中森「デイリースポーツ認定女子タッグは私が初めて巻いたベルトでもあって、すごい思い入れがあります。やっぱり赤いベルトっていうのは女子プロレスの強さの象徴だと思ってますし、1番のタッグのベルトだと私は思っています。私が最後に巻いた時はまだJWPの頃だったので、PURE-Jになってからはまだ巻いたことがありません。でも、もう1度あの景色を見たいです。PURE-Jの3周年という舞台で、今1番倒したいタッグチームを必ず倒して、4年目のPURE-Jは私たちがタッグチャンピオンとして熱くしていきたいと思っています」
山下「フリーランスとして中森華子のパートナーを務めます山下りなです。去年、華ちゃんとはシングルのベルトを懸けて試合をしたんですけども、その時私は華ちゃんに“タッグのベルトを狙いたい時に、もし私が必要だったら呼んでくれ”と言いました。今回タッグのベルトに一緒に挑戦させてもらえるということで、その時が来たなと思っています。対戦相手なんですけども、1年ベルトを守り続けた相手…相手に不足はないと思っています。PURE-Jの後楽園のメインを務めさせて頂くんですけども所属選手が中森華子1人ということで、そこも注目してほしいなと思いますし、所属選手こそこの試合をしっかり見たほうがいいと思っています。よろしくお願いします」
真琴「(山下が)“1年守ってる”とおっしゃったんですけど、正確には8月11日でやっと1年なので…私は正直、8月11日が過ぎるまでは防衛戦はやりたくなかったんですけど、春日さんが私がいない所で決められまして…。私のプロレス人生においてベルトを1年間守ったっていう実績は大きなことだと思うので、絶対に10日は防衛して11日を迎えたいです!」
春日「デイリースポーツ認定タッグ現王者・春日萌花です。真琴が今、“私(春日)が勝手に決めた”と言ったんですけれども、私は強い人と闘ってそれを倒してこそ自分が王者でいられると思うし、さらにベルトの価値も上げられると思います。ベルトを巻いた当初は、正直ちょっとチャンピオンとしては頼りないところがあったと思うんですが、そこからベルトとともに自分も成長させられたなと思っています。ですから2年目…必ず防衛し続けて自分を高めていきたいと思っています。あの…ちょっと話がそれるかもしれないんですけれども、新型コロナウイルスによってなかなか防衛戦ができなくてですね、プロレス自体ができず私はいろんなことを考えました。女子プロレスのこと、自分のこと、今後のこと…“どうしてプロレスなんだろう?”、“なんで女子プロレスなんだろう?”、“なんでPURE-Jなんだろう?”ってすごいいろんなことを考えたんですけど…考えて考えて思ったことは、私には…プロレスしかありません!! ほかにいろんな仕事をやってるので、ちょっと勘違いもされがちなんですけど…私は、プロレスはホントに自分の生きる道だと思ってます! だから今回この4人でメインを務めることになりますが、私の生き様をたくさんの人に見てほしいです。そして、今コロナとかそれ以外のことでたくさん悩んだり苦しい思いをしてる方がいると思うので、そんな人にぜひ…こんな状況なんでハッキリは言いにくいですけど、でも会場で生で見てもらったら…。私はリングの上で生きるから、迷ってる方たちに“生きる”っていう気持ちが、何か伝わるものがあるんじゃないかなと思ってます。あえて言います、ぜひ会場へ見に来てください。そして私たちがしっかりと防衛して、この宝(ベルト)を持って2年目のチャンピオンを迎えたいと思います!」
━━チャンピオンと比べて組んでいる回数も少ないが、対策などは?
中森「やっぱり遠くにいても…去年初めて組んだ時もそうなんですけど、リング上で合うモノが私はあると思っていて。すごい頼りになるし心強いし。確かに組んでる回数も会う回数もすごい少ないけど、そのぶん個人個人が強いと私は思ってます」
山下「そうですねホントに個人個人…こないだの板橋のLeonさんとのシングルマッチ(無差別級選手権試合)も見てましたけど、ホントに最強だと思ってるので。私も自分で言うのもアレですけど強いんで…。私の足りないぶんは華ちゃんがフォローしてくれると思いますし…以上です」
━━2人のコメントを聞いて。
春日「距離があるにもかかわらず、それぞれが信頼し合ってるということで…今、ちょうどいろいろ活用されているリモートというものが上手く使われているのかな? という感じがします。ただ、ちょっと安直だなと思ったのがタッグの選手権なので、個々の強さ1と1だったら…タッグっていうのは掛け算によって何倍にもなるんですね。なので、その部分が考慮されてないのかな? というところがあります。確かに個々の選手の力はありますが私たちはタッグチームとしてずっとずっとやってきたので、タッグとしての強さは私たちのほうが上だと思ってます。防衛するのはこちらですね」
真琴「この試合が決まっていろんな人に“これは勝てないだろうね”みたいな、あきらめの言葉をかけられてしまって、ファンの人とか…。それを覆せたら最高に気持ちいいですし春日さんと私のほうが絶対、絆は深いので。それを見せつけてやります」
━━「タッグチームは掛け算」というコメントについて。
中森「言っていることはよくわかるんですけど…私たちは1億×1億で100億になるぐらいの自信があるタッグなので。強くて強くてそれを掛けたらもっと最強になるチームだと私は信じてるので。強さを見て頂きたいです」
山下「掛け算とか計算はよくわかんないです。ただ、もう勝てば掛け算とか絆も関係ないと思います。勝ってベルトを腰に巻いて、そこから自分たちの歴史を作っていけばいいと思ってるんで」
━━ファンに向けてメッセージを。
中森「すごい大変な中で、軽々しく“見に来てください”っていう言葉はなかなか言いづらい部分はあるんですけれども…やっぱり生で見届けて頂きたい闘いでもありますし、熱い闘いを見せたいと思うのでこちらも万全な状態で…。皆さんにご協力して頂く部分はたくさんあると思うんですけれども、ぜひ会場に足を運んで頂きたいです。よろしくお願いします」
山下「今回のメイン、すごく挑戦的なカードだと思っています。このカードにした団体の気持ちとかしっかり汲み取って期待に応えたいと思いますし、お客様にもそれをしっかり見届けてほしいと思っています」
真琴「364日前に後楽園ホールで、春日さんと2人でこうやって(実演しながら)ベルトを掲げた瞬間をもう1度味わいたいです。ぜひ見に来てほしいです!」
春日「このベルトは私が15年間プロレスをやってきて、それによって得られた宝だと思っています。この宝を防衛するところをですね、本当にたくさんの方にぜひ生で会場へ見に来て頂きたいです。“次がある”っていうのがまったく言えない状況なので本当に、このカード、後楽園ホール大会、8月10日…すべてが本当に1日、一瞬しかありません。ぜひ見届けてください」