11月17日(日)BASEMENT MONSTAR王子 13時「PURE-SLAMシリーズvol.9」
1ヶ月ぶりの王子大会。オープニングマッチではAKARIが関口翔を相手にスープレックスの連発からミサイルキック、ラ・マヒストラルとたたみかけるもカウント3に届かず。関口がオクラホマロールの体勢からローリングクレイドルのように回転を加えて3カウントを奪う。
Leonは川畑梨瑚とシングル対決。619からノーザンライト・スープレックスにつなぐ川畑だが、ムーンサルトプレスはかわされて自爆に。Leonがスピアーからのマッド・スプラッシュで快勝した。
『愛卍』勝愛実&マリ卍は久令愛&真琴の異色タッグと対戦。ミサイルキック、腕十字と得意技を次々と繰り出す久令愛だが、勝はリバース・スプラッシュからラリアットを叩き込むと、最後は狙いすましたエルボースマッシュで久令愛を仕留めてみせた。
特殊ルールでの闘いが続き、『迷勝負数え歌』と銘打たれたKAZUKIと米山香織。パイプイスを持参してリングインした米山はイス取りゲームを希望し、通常ルールでの闘いを希望したKAZUKIは「YMZ(夜の西新井大会)で開けて」と白い袋を米山に手渡す。しかし米山が待ちきれずに袋を開けてしまうと、中身は大量のおにぎり。KAZUKIは出場選手たちへの差し入れだと説明するが、米山は「おにぎりルールで試合したかったんですね(笑)」と、JWP時代から道場マッチの名物となっている“場外完食ルール”での闘いに。2人が場外でおにぎりを食べている間に、リング上では試合に関係ない選手のPRタイムとなり、最後は両者ともおにぎりを口の中に詰めたままリングアウト負けに終わった。
メインイベントは無差別級王座を懸けての一騎打ちが決まった中森華子と春日萌花が、それぞれライディーン鋼と小林香萌をパートナーに前哨戦。先発を買って出た2人は髪をつかみ合うなど早くもヒートアップ。4人が入り乱れた終盤には、鋼のラリアットの誤爆から小林がすぐさま120%スクールボーイで丸め込みピンチを迎えた中森だが、最後は鎮魂歌ドライバーで小林を撃破。マイクを持つと、「春日萌花。私がPURE-Jの中心だということは、今日も明日も明後日も変わんねぇんだよ! 12月29日、満員の!浅草大会で、アンタから勝って防衛して証明してやるよ!」。春日は「“満員”を!! だいぶ強調してくれてありがとうございます。知ってますよ。中森がPURE-Jの真ん中になろうとして、いっぱい盛り上げようとしてるのも知ってるし! 12月29日にたくさんお客さんに来てもらいたいっていう、そういう気持ちがあるのも伝わってるから、今日みんな来てくれたんじゃないんですかねぇ?(会場から拍手) それは、すっっっごく伝わるんですが…! たっくさんのお客さんの中で12月29日、ベルトを巻くのは私なんで!」と一歩も退かず。
カーテンコールでは勝が12・1王子大会でマリ卍とのシングルマッチをアピール。『チーム200kg』橋本千紘&優宇、『令和アルテマパワーズ』DASH・チサコ&松本浩代との2連戦が発表されたが、勝は「私たちはベルトを狙っていると言ってはいるけども、タッグとして何ひとつ大きな結果を出せていません。愛卍のタッグ力を見直そうと思って、ここはシングルでいきたいなと思ってるんですけども。ただのシングルだとは思わないで欲しいです。2番勝負に向けてさらなる加速をしていこうと、そしてそれぞれの力、絆を高め合おうという意味も込めてのシングルです」。マリは「愛卍あってのマリ卍だと思ってるので、自分の今の力をすべて愛実さんにぶつけたいと思います!」と握手を交わす。
KAZUKIは米山に対し12・29浅草で「WANTED軍 vs 米山軍」による完全決着戦を要求すると、「私たちのことすごーく慕ってくれてる人がいるんだよね」と谷ももの参戦を発表。米山はボリショイをリングに招くと“ボリショイ・チルドレン”としてAKARIをパートナーに指名し、「もう1人、ボリショイさんのコスチュームを着られそうな人」が加わることに。「社長の権力を最大限に利用するってことでいいですか?」と聞かれたボリショイは、「試合はできないけどね、権力だけはある」と米山への協力を約束。ボリショイを味方につけた米山は「専務(KAZUKI)と社長(ボリショイ)ってどっちが力あるんですかぁ~?」と勝ち誇り、KAZUKIと鋼は「パワハラで訴えてやる!」と叫んだ。