PURE-Jの亀アリーナマッチ。KAZUKIとAKARIの闘いは試合中に英語以外を話すとお仕置きされるオンリー・イングリッシュマッチとなり、「いくぞ!」などつい口を突いてしまう日本語にLeonのハリセンが乾いた音を響かせる。しかしハリセンをAKARIに誤爆させたKAZUKIが3カウントを奪い、試合巧者ぶりを見せつけた。
谷もも入団記念7番勝負・5戦目の相手は久令愛。1試合目とは打って変わり鬼気迫る応酬を繰り広げると、カウンターのトラースキックをヒットさせた久令愛は変形ラ・マヒストラルで丸め込むもカウントは2。ダブルニーの連発から最後はコーナー最上段からの一撃を突き刺した谷が、前週に続く2勝目を上げる。
メインイベントはLeon&大空ちえと中森華子&ライディーン鋼のタッグ対決。唯一の若手となる大空は豊富な運動量で渡り合うと、中森にフィッシャーマンズ・スープレックスを放つなど奮闘。しかし鋼のラリアット、中森のハイキックを立て続けに浴びると、最後は中森がシャイニング・フラワーでとどめを刺した。
カーテンコールではAKARIが「このルール、メッチャ難しい。私、英語全然わかりません。でもメッチャおもしろかったです」と笑顔。谷に敗れた久令愛は「悔しいです。ホントに…。ただ気持ちの強さとかで勝敗が左右される自分の弱さをひどく痛感しました。前回のシングルマッチの時も言ったけど、私はあなた(谷)に勝つまで何度でも挑みますから! “PURE-Jに入ったから”とか関係なく、私は絶対あなたに勝たなきゃいけない。だから勝つ!」。これに対し、谷は「私は当たりさわりないこと言って何考えてるかわかんない人より、久令愛みたいにはっきりモノを言ってくれる意思の強い人のほうが好きです! だから私ももっと強くなるし、もっとPURE-Jを盛り上げたいと思ってる。闘って見て今日、久令愛がPURE-Jを盛り上げたいという気持ちもすごい伝わってきたから、一緒に盛り上げていきましょう! 私ももっと強くなるから、また一緒に闘いましょう!」と呼応する。
また、翌週に7番勝負6戦目として中森との対戦が発表された谷は、年頭の試合で対戦済みのため「亀アリーナらしく特別ルールで」と提案すると、中森は「亀アリーナといえば亀の子たわし(公認凶器)デスマッチでやってやるよ。たわしの恐ろしさを教えてやるよ!」とアピール。谷は「私、お掃除で使ってるからたぶん大丈夫だと思います!」と自信をのぞかせた。続いて大空は「まだまだ敵わないということはわかってますが、いずれここにいる先輩方にいずれ追いついて超えていくために頑張っていきたいと思います!」と意気込み。Leonは翌週の亀アリーナマッチについて、「3年ぶりぐらいに米山と組むのですごく楽しみです。前日の26日が米山のバースデーなので、しっかり勝って2人で喜びを分かち合いたいと思います」。
中森は翌日のシードリング新木場大会で中島安里紗の持つベルトに挑むタイトルマッチについて、「ずっと勝てなくて悔しい思いもありましたが、もうアイツには負けません! 私のおかげでタッグチャンピオンだと思ってるし、私のおかげでタッグが成立しています。私が最強だからです! 来週は2冠チャンピオンとしてこのリングに戻ってくるので、応援よろしくお願いします」と豪語した。