【レポート】5月3日(火・祝)板橋グリーンホール 13時

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 ゴールデンウイーク恒例の板橋3連戦が3年ぶりに復活し、初日は『WANTED☆ウォリアーズ』(KAZUKI&ライディーン鋼&谷もも)のプロデュース大会。第1試合では今月でデビュー25周年を迎えるKAZUKIが、同じく吉本女子プロレスJd'で同期としてデビューした藪下めぐみとシングル対決。OGでWANTED創設メンバーの阿部幸江さんがセコンドにつきサポートを受けたKAZUKIだったが、KAZUKIの腕に攻撃の的を絞った藪下が鮮やかな飛びつき腕十字でギブアップ勝ち。


 マイクを持ったKAZUKIは「藪下、今日は参戦してくれてありがとう。お互い25周年イヤーということで、同期として負けて悔しいよ! 負けたままで終わらせたくないから、5月29日・浅草花劇場、私の25周年記念試合、私と鋼が組んでジャガーさんのパートナーとして参戦してくれませんか?」と提案。藪下は「お断りできる状況じゃないですよね? お願いします。(今日の借りは)ジャガーさんから返しなよ。強い人に行かないと。私、勝ち逃げでジャガーさんから取って!」と返答する。

 Leonと久令愛のシングル戦はロックアップからスタート。エルボーの連打や足関節技で攻め込んでいく久令愛だが、旋回式ダイビング・ボディープレスをかわしたLeonは背後からのスピアーからミサイルキックへ。バックスピンキックからスピアーを叩き込むと、最後はマッド・スプラッシュでとどめを刺した。


 3・21板橋大会でWANTEDに敗れた『YMZ軍』米山香織&真琴&関口翔が再び来襲。その際にYMZ側のセコンドについた中森華子&AKARI&大空ちえが“反WANTED軍”として迎え撃つ形となったキャプテンフォール・イリミネーションマッチ。闘っている選手たちは相手チームのキャプテンを知らないまま試合が進み、徐々に選手が少なくなっていくと最後に残った中森と関口がキャプテンだったことが判明。エプロンサイドでの攻防から中森をドロップキックで蹴落とした関口が勝者となり、試合後にマイクを持った。


★セミファイナル後のマイク
 関口「中森華子! タッグチャンピオンの1人から勝ったぞ~っ!!…ということは自分もあなたが持ってるタッグのベルト、挑戦権ありますよね? 米山さん、一緒にタッグ組んでベルト獲りに行きませんか?」
 米山「タッグのベルト? 華ちゃんと対戦するのは全然いいんだけど、華ちゃんのパートナーってアレでしょ!? 中島安里紗! 野蛮人でしょ!? 私、野蛮人NGなんです、ごめんなさい!」
 関口「真琴さん、よろしくお願いします!」
 真琴「え!?…私、今タッグベルト巻いてる人、ほかにいるから。…ごめんなさい! 米山さん、たぶん押せばいけると思う!」
 関口「米山さん…お願いします!(逃げられてしまい)パートナー見つけてくるから待ってろよ! 今日は勝ちだ!」


 メインイベントは『WANTED☆ウォリアーズ』ライディーン鋼&谷ももと、『COLOR'S』SAKI&網倉理奈のユニット対決。鋼とSAKIは今年デビュー10周年、谷と網倉はともに4周年という2つの同期対決が含まれるカードは、テンポの良いタッグワークで両軍が互角に渡り合う展開に。網倉のダイビング・セントーン、SAKIのリバース・スプラッシュを立て続けに浴びた鋼は、フライング・ニールキックから谷とのファンタスティック・フリップへ。さらに強烈なバックドロップからムーンサルトプレスにつないだ鋼が、SAKIから3カウントを奪ってみせた。

 マイクを持った鋼は、「SAKIちゃん、私たち10周年イヤーだよね。このままじゃ終われなくないですか? もっと見たいですよね?(会場から拍手) だから5月5日、初シングルやりませんか?」とアピール。SAKIは「鋼っち…10年目の初シングル、待ってました。私が勝ったらタッグ組んでよ! どっちが勝ったって“私と組みたい”と思わせてやるから!」と快諾する。


 最後はWANTEDの3人がリングに立ち、谷が「板橋3DAYS祭り初日、無事に終えることができました。私はPURE-Jに入って初めてのWANTEDプロデュース興行だったんですけども、私が今こうやってプロレスを続けられてるっていうのも、PURE-Jに入ったっていうのもWANTED☆ウォリアーズがあったからです! なので、これからもPURE-JもWANTED☆ウォリアーズも、もっともっと皆さんに愛されるように頑張りますので、応援よろしくお願い致します!」とあいさつ。阿部さんをリングに招き、4人で写真に収まった。