【レポート】7月4日(日)第34回・亀アリーナマッチ 16時

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 7月最初の亀アリーナマッチ。第1試合では久令愛がPURE-J初参戦となるアクトレスガールズ・月山和香と対戦。執拗にパロスペシャルを狙う月山に対し、久令愛はダブルリスト・アームサルトからトラースキックを放つと、最後は変形のアンクルホールド『スカイ・デ・スペシャル』でギブアップ勝ち。

 中森華子と大空ちえのシングル対決は、試合前の握手から奇襲を仕掛けた大空が勢いよく攻め込んでいくと、得意のフィッシャーマンズ・スープレックスを連発。しかし、この日は関節技を多用した中森は、2度目の公開となるゲレーロ・スペシャル2でギブアップを奪った。

 メインイベントは『WANTED☆ウォリアーズ』ライディーン鋼&KAZUKIとLeon&AKARIのタッグ対決。7・22板橋で無差別級のタイトルマッチを控える鋼とLeonが激しく火花を散らすが、WANTEDが多彩な連係攻撃で優位に。鋼が巨体を生かしてのラ・マヒストラルでLeonから初の3カウントを奪ってみせた。

 カーテンコールでは中森が「15周年イヤーですごい調子に乗ってます。しかも今月の16日は15周年記念日があります。タッグのタイトルの防衛戦もあるしディスカバー・トーナメントもあるけど、1試合1試合、魂こめて全力で闘っていきたいと思いますので応援よろしくお願いします」と意気込み。Leonは「無差別の前哨戦に負けてしまいメチャメチャ悔しい。でも今日の負けで今まで以上に私の魂に火がついたから。22日“怖いLeon”でオマエからキッチリ勝って無差別王者に返り咲くから。覚悟しとけよ?」と鋼をにらみつける。鋼は「今日初めてLeonさんに勝ちました! タッグも獲りますけどね」と自信をのぞかせた。

★久令愛&月山和香のコメント
 久令愛「声の通りとか気迫とか表情とか気になってて、“いつかシングルしてみたいな”ってたらそれが実現したので。すごいキャラが立ってるし楽しかったです」
 月山「練習生の時に久令愛さんがデビューされて勝手に意識していたんですけど、体も大きいし柔らかいし技の威力もすごい。普段パワーの強い先輩たちと闘われてるから“私はどこまで頑張れるのかな?”と思いながら今日リングに立たせて頂きました。自分の中では一生懸命、攻めて攻めて…ただ関節の取り方とかがすごい速くて痛くて…悔しいです(苦笑)」
 ━━練習生の時に意識していた理由とは?
 月山「練習生期間がすごく長かったんですね。2年ぐらい練習生だったので…おそらく練習生になった時期はかなり近いんですよ」
 久令愛「私も3年ぐらい練習生。東京に来るまでを挟んで3年ぐらいかかってたから…」
 月山「そのことを知ってたので、でも先にデビューされてて“闘いたい”って思いながらコロナを迎えてしまったんですけど。でも今回実現できて、しかもPURE-Jさん初参戦っていう機会の時ですごく嬉しかったし、初めてが久令愛さんで良かったなって思いました」
 久令愛「そんなこと思ってもらってたの初耳だったので。私もちょっとデビューしたのが先だからって別に先輩ぶるとか全然なく、本当に楽しかったんで…そんなことを考えてくださってたのに驚きました(笑)」
 ━━PURE-J初参戦について。
 月山「“これがPURE-Jか”って思いました。お客さんからも“PURE-Jすごかったでしょ?”って言われて“はい”としか言えなくて。パワーもすごいし技術もすごいし、セコンドで試合を見てたのに頭がついていけなかったです。“そんな切り返しがあるんだ”とか、すごい学びが多かったです。“セコンドについてていいのかな?”って思いました。お金払ってないのに!(笑)」
 久令愛「嬉しいですね、なんか。そういう意見が新鮮だし、そう思ってもらえたんだったら、よりPURE-Jの色を全面に出せるような試合をこれからできたらなと思いました」

▼雨の中での開催となったこの日、ボリショイが選んだ曲は『雨のち晴れ』。