【レポート】2月12日(日) BASEMENT MONSTAR 王子 12時半

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2月12日(日)BASEMENT MONSTAR王子 12時半
「レインボーラビット」観衆101人



1、タッグマッチ 20分1本勝負
AKARI&松下楓歩●(13分52秒、フィッシャーマンズ・スープレックス クラッチ)大空ちえ○&神姫楽ミサ



10ヶ月ぶりとなるPURE-Jの王子大会。
オープニングではふくらはぎの肉離れにより欠場中の谷ももがリングに上がり、
今大会はマスク着用での声援が可能となることをアナウンスすると、
次週19日の亀アリーナマッチでの復帰を発表し「ぜひ応援に来て頂ければ嬉しいです」と笑顔であいさつ。
出場予定だった第1試合でリングアナウンサーに初挑戦した。



AKARI&松下楓歩と大空ちえ&神姫楽ミサによる若手世代のタッグ対決では、
AKARIの619から初参戦の松下がコーナーからのボディーアタックを発射し攻勢に。
しかし、とどめを狙っての松下のファンファーレはミサのカットに阻まれると、
大空がフィッシャーマンズ・スープレックスからロックを解かずに押さえ込んで3カウント。



2、丁寧語 シングルマッチ 20分1本勝負
●KAZUKI(10分21秒、片エビ固め)真琴○
※エッジ直々伝スピアー
※通常ルールに加え、試合中に汚い言葉遣いをするとハリセンでお仕置きされる特別ルール。
ハリセン係:コマンドボリショイ



第2試合はKAZUKIと真琴が試合中に汚い言葉づかいをするとハリセンでお仕置きされる丁寧語マッチに挑み、
このルールに慣れていない真琴は特に苦戦。
お仕置き係のボリショイ代表による二刀流のハリセンが乾いた音を響かせる中、
両者ともに思うような試合運びができないまま時間が経過していく。
ボリショイが上から振り下ろしたハリセンを真剣白刃取りでキャッチしようとするKAZUKIだが、
失敗して脳天に食らってしまうと、すかさずスピアーでなぎ倒した真琴が勝利を飾った。





敗れたKAZUKIだが
「今日の負けはなかったということで。私の2023年の開幕戦はまだ始まってないんですよ。
 なぜなら1月8日、ホントは
 タッグマッチで当たる予定だったけどマコちゃんがインフルエンザで出場できなかったので」と弁明すると、
開幕戦で流れてしまったKAZUKI&谷vs米山香織&真琴というカードを2/23板橋で要求。
真琴が「承知いたしました。私がKAZUKIさんの2023年の幕開けを飾って差し上げます!」と受諾すると、
KAZUKIは「ありがとう。じゃあ今日の勝ちは、その時までお預けね。今日の勝ちはナシ!」と言い放つ。



3、自己主張強めの4WAYマッチ 20分1本勝負
○久令愛(11分53秒、4人が入り乱れる中、チェリーが倒れた所を押さえ込み) チェリー ●
※もう2選手はLeon、マドレーヌ
※勝者の自己主張を叶える事が出来る
[久令愛の願い→チェリーとシングルマッチがしたい]


1/8蒲田での開幕戦ではタッグマッチで激突した4人が、試合後にそれぞれやりたいことを主張したことから、
今大会では勝者の希望が叶えられる4WAYマッチが決定。
Leonは「チェリーとタッグを組んでベルトを狙う」
久令愛は「チェリーとのシングルマッチ」
チェリーは「マドレーヌとタッグを組みPURE-Jで暴れる」
マドレーヌは「久令愛とタッグを組みたい」



目的を果たすべく、だまし合いなどの駆け引きを経て4人が入り乱れる中、
久令愛につまずいて倒れ込んだチェリーを、上から押さえ込んだ久令愛が3カウントを奪取する。



マイクを持った久令愛は
「やっと結果につながりました!シングルやりたいって言ってたチェリーさんから直接勝って、
 私は猛烈に嬉しいです。正々堂々とよろしくお願いします」

チェリーは「またもやLeonさんの誤爆があって…!でも負けは負けです。正々堂々お願いします」と握手を交わした。



4、デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
【王者】○ライディーン鋼&SAKI(16分35秒、ラ・マヒストラル)中森華子●&佐藤綾子【挑戦者】
※第29代王者が4度目の防衛に成功



メインイベントはデイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合。
キャリア11年目に突入した『ワイルドサンダー12’s(トゥエルブズ)』ライディーン鋼&SAKIに対し、
無差別級王者・中森華子がディアナのシングル王者である佐藤綾子との『綾華(あやはな)』で対角に立った。



この試合を制してPURE-Jのシングル&タッグの2冠王という悲願を果たしたい中森は、
鋼を相手にシャイニングフラワーを連発してあと一歩まで追い込むが、
佐藤が上からおぼんを振り下ろすと鋼がよけて痛恨の誤爆。



巨体を生かしてのラ・マヒストラルで勝利し4度目の王座防衛に成功した鋼は、
「(1/8蒲田で)無差別のベルトを獲れなくて今日、借りを返しました。
 でも、まだまだ無差別のベルトは狙ってますし、自分も2冠になりたい。
 今はワイルドサンダー12’sが1番大事です。
 もっともっと強いタッグチャンピオンになっていきたいと思ってます」と意気込みを語る。



カーテンコールでは久令愛がチェリーとのシングル戦が2/23板橋で決定したことを発表。

憮然とする中森は
「タッグのベルトを巻くチャンスが2回もあったのに逃してしまって、
 この敗因はもっと深いところにあると思うし、しばらく佐藤さんとのタッグは封印したいと思います。
 今は佐藤さんとは対角線にいたほうがいいと思うので
 次の板橋大会…佐藤さん、スケジュール空けといてくださいね?」と通告する。

佐藤は「なんでそうなんの?」と不服を訴えるが、
中森は「これ以上、やってられんのかよ?これ以上は負けられねぇんだよ。今は組む時じゃない」とタッグ継続を拒否。



谷ももは「SAKIさんに言いたいことあって…お誕生日おめでとうございます!」

ハッピーバースデーの曲が流されると、SAKIは
「ありがとうございます。去年“鋼っちとタッグを組んでいきたい”って言って
 実現してチャンピオンになって、年をまたいでもこうしてチャンピオンでいられて。
 シングルのチャンピオンにもなりたいけど、
 “私たちはタッグで何十倍にも強くなれてるのかな?”って毎回実感します。
 これからもたくさんたくさん防衛していきますので、応援よろしくお願い致します!」

と笑顔を見せ、鋼&SAKIで大会を締めた。



★中森華子&佐藤綾子のコメント



中森「前回ディアナのタッグのベルトに挑戦(1/21カルッツかわさき)して巻けなくて、
   次は絶対ないと思ったので。こんな結果になってしまって悔しい思いもあるけど、
   今は組んでいてもちょっと先は見えないなと思うし、組む時じゃないって思ってます。
   闘いを終えて私はそう思ったし、対角線で闘いたいし。
  『綾華』で今日からタッグチャンピオンロードを築き上げていきたかったんですけど、
   しばらく封印したほうがいいと思ってます」

━━思い通りの試合はできなかった?
中森「結果がですべてだと思うので。内容とかじゃなくて、巻けなかった事実は変わんないので。
   シングルチャンピオンがそろってベルトを巻けないっていうのはありえないですよね。
   それが2回も続いて…無差別のチャンピオンとしてもこんな結果じゃいけないと思うし、
   終わって仲良しこよしじゃないですよね」

(佐藤が割って入って)

佐藤「なんでそんなに怒ってるの?そういう時もあると思うよ?しょうがないよ」

中森「今までだったら“また行こう”って私は思えたと思うんですけど…今は状況が違うし、
   佐藤さんもディアナのシングルチャンピオンで団体背負って、自分もそうなので。
   それでこういう結果っていうのはダメだと思いますよ、2回も」

佐藤「…おぼん(の誤爆)怒ってる?」

中森「怒ってますよ!“(鋼を)持ってろ”って言いましたよね?」

佐藤「しょうがない。カルッツでも私はハナの強烈なハイキック食らっちゃったけど、私は怒ってないしさ…」

中森「今日勝ってチャンピオンになれてたら良かったと思いますけど…“今じゃない”って思いません?」

佐藤「みんな綾華、見たいんじゃないの?」

中森「そうですかね? 強い綾華は見たいと思うけど、2回も負けるような綾華は見たくないですよね」

佐藤「失望させたかな…?」

中森「とにかく私は対角線にいたいので、しばらくタッグは組めないです」