3月15日(土)板橋グリーンホール 18時
「Leonデビュー25周年記念大会・獅子道」
観衆175人
Leonのリアルデビュー記念日となる3月15日に開催された25周年記念大会。
オープニングでリングに立ったLeonは
「皆さん、こんばんガオーッ!
リアルデビュー記念日にこうして大会を開催できて、
こんなにたくさんの方々に見届けて頂けてホントに嬉しいです!
25年分の思いを大爆発させて、皆さんを燃え上がらせたいと思います!」とあいさつし、大会の幕を開ける。
1、勇猛果敢 シングルマッチ 15分1本勝負
●大空ちえ(11分45秒、片エビ固め)青木いつ希○
※フロッグスプラッシュ
大空ちえが青木いつ希に挑むオープニングマッチ。
大空は青木が得意とする試合前の
「よろしくお願いしま~す!!」の大声を先に仕掛けるなど、積極的な姿勢を見せていく。
ロールスルークラッチからチエストラルを狙う大空だったが、
キックで阻止した青木はジャーマン・スープレックスからのフロッグ・スプラッシュで圧殺した。
2、25age BATTLE シングルマッチ 15分1本勝負
●久令愛(9分48秒、片エビ固め)Maria○
※ぶっ飛びブーツ
Leonのキャリアと同じく25歳の久令愛とMariaが初対決。
久令愛がバックを取ってジャーマンの体勢に入るも
丸め込みで切り返したMariaは、
走り込んできた久令愛にカウンター気味のフロントキックを叩き込んで3カウント。
試合後は互いに人差し指を立てて再戦を希望する。
2.5、Leon25周年記念特別試合 エキシビションマッチ 5分間
△Leon(0ー0)米山香織△
大会直前に緊急参戦の決まった米山香織は、
第2試合と第3試合の間に“2.5試合”としてLeonと5分間のエキシビションマッチ。
同期&ライバルの記念大会に駆けつけた米山だったが、
開始早々に丸め込みでの秒殺を狙うと、Leonは「私の25周年、空気読め!」と叱責。
米山はレフェリーのボリショイとともにLeonにチョップ25発を叩き込むと、
「25年分の思い出を語り合いながら殴り合いたい!」と、
オーディションに落ちたり団体を逃げたりしたエピソードを暴露しながらエルボーを応酬する。
あっという間の5分が終わると、Leonは
「なんで昔のことバラすの!
でもやっぱり私の25周年には米山は絶対、対角にいてほしかったし…!
米ちゃんがいなければ、
こうやって続けられていないかもしれないです。
今日は忙しい中、駆けつけてくれてホントにありがとう!」と感謝を述べ、
「最近組めてないから、4月5日の板橋で久々にタッグ組まない!?」と呼びかけると、米山も快諾した。
3、自強不息 シングルマッチ 15分1本勝負
●AKARI(10分33秒、タイガースープレックスホールド)笹村あやめ○
第3試合はAKARIの強い希望により笹村あやめとのシングル対決が実現。
激しいエルボーの応酬から打撃のコンビネーションを叩き込むAKARIだが、
ラリアットでなぎ倒した笹村はコーナー最上段からのフットスタンプ。
最後はタイガー・スープレックスでとどめを刺し、PURE-J初参戦を勝利で飾った。
4、獅子奮迅 タッグマッチ 20分1本勝負
○ネグロLeon&チェLeon(13分7秒、120%ガオー)ライディーン鋼&偽Leon●
セミファイナルはネグロLeon&チェLeon vs ライディーン鋼&偽(にせ)Leonという、
3人のLeonに鋼が交わる異色カード。
KAZUKIに代わっての参戦となった偽Leonはこの日もぎこちないLeonムーブの数々を見せ、
初登場のネグロLeonは筋骨隆々でスピーディーなルチャスタイルのファイト。
チェLeonは「ガオーガオー!」と連呼してLeonのポーズを大安売り。
丸め込みの攻防から120%スクールボーイの体勢で押さえ込んだネグロが勝利すると、
敗れた偽Leonは
「今日負けたんで約束通り…マスクを脱ぎたいと思います!」と自らのマスクに手をかけようとする。
これにネグロは
「おい、ちょっと待て!
マスクっていうのはな、マスクマンたちにとって命の次に大事なモンなんだよ!」と待ったをかけるが、
偽Leonは
「でも今日はマスカラ・コントラ・マスカラ(※敗者が覆面を脱ぐ条件マッチ)で負けたから!」
と再びマスクを脱ごうとしたため、セコンド陣が止めに入った。
5、Leonデビュー25周年記念試合 タッグマッチ 30分1本勝負
○Leon&桜花由美(20分14秒、片エビ固め)中森華子●&AKINO
※エアレイドクラッシュ
メインイベントはLeonの25周年記念試合として、
若手時代にジュニア王座を懸けて闘った桜花由美とのタッグでAKINO&中森華子と激突。
AKINOの合図によりセコンド陣もリングに上がってLeonへお祝いのトレイン攻撃を繰り出すと、
パートナーの桜花もビッグブーツを叩き込む。
AKINOとLeonによるnoki-Anバックブリーカーを狙う攻防などで会場を大いに沸かせると、
Leonと中森に勝負が預けられる形に。
Leonがスピアーからエアレイド・クラッシュにつないで中森を仕留め、25周年を自身の勝利で飾ってみせた。
★メインイベント後のマイク
桜花
「Leonさん、25周年おめでとうございます!
呼んで頂きホントに嬉しく思ってます。ありがとうございます!
(花束を渡して)25本のバラとLeonさんをイメージして作ってもらいました(笑)」
Leon
「ありがとうホントに!私たち新人時代…もう20年以上前だよね?
当時、私がジュニアのベルトを持ってたんですけど、桜花選手は2回も挑戦しに来てくれて…」
桜花
「獲れませんでした!
どっちも獲れなかったからこそ私はベルトが欲しいと思ったし、
Leonさんのおかげで今までプロレスを続けてこられたと思ってます」
Leon「あれから20年以上経ってウチらもいい歳だけど、まだまだこれからだよね!?」
桜花「これからですよ! まだまだ自分たちの世代がこのリングの中心に立ってないと、下も伸びないですね」
(ボリショイがLeonにイラストボードを手渡す)
ボリショイ「25周年、ホントにおめでとうございます。これからも頑張ってください!」
Leon
「ありがとうございます。それからAKINOさん!
今日は対角に立って頂いてありがとうございました。
実は私の周年試合…10周年、15周年、20周年、そして今日25周年。
すべて対角に立って頂いてます!私にとっていつまでも永遠に、カッコ良くて憧れでステキな師匠です!」
AKINO
「まずは25周年おめでとう!
皆さんの顔を見てるとホントに思うんですけど、PURE-Jさん…
ボリショイさんはじめ選手・スタッフの皆さん、そしてPURE-Jのファンの皆様、
Leonを可愛がってくれてありがとうございます。今後ともよろしくお願いします!」
Leon
「ありがとうございます。それから中森!
中森とはJWP時代からベルトやいろいろなものを懸けてずっと闘ってきた。
今日、私の対角に立つの“私なんかが”じゃなくて、オマエしかいないんだよ!
今日は周年試合の対角に立ってくれてありがとう!
これからもライバルとしてPURE-J、盛り上げていこう!
(会場のファンに対し)
皆さん、本当に25周年大会、たくさんの方に見届けて頂きメチャメチャ嬉しかったです!
ありがとうございます!
まさか自分が25年間…四半世紀の間、
大好きなプロレスを続けられているのは応援してくださっている皆様のおかげですし、
ボリショイさん・日向(あずみ)さんはじめ後輩たち…
本当に皆さんのおかげで私はプロレスラーで居続けられます。今日は3月15日、サイコー(315)な1日になりました!」
★笹村あやめのコメント
「私、こう見えてPURE-J初参戦だったんですけど…
まさかAKARIが“笹村と試合がしたい”と…
言っているというウワサは聞いてたんですけど、
こういった形で叶うとは思わなかったので。
とても個人的に嬉しいですし、でも“ぜんぜん負けるところなかったな”っていうのがシンプルな感想です」
━━PURE-Jの印象について。
「お客さんがもう家族みたいな感じで
PURE-Jの選手を応援している姿がとても印象的で。
でも私、そういうの壊してやりたいタイプなんで(笑)
これからも仲間ではなくて外敵として参戦していけたらいいなと思ってます」
━━気になる選手は?
「そうですね。PURE-Jといえば自分の中で中森華子。
あの世代の選手を私は食っていかなきゃいけないと思っているので。
中森華子とシングル…まず最初タッグでもいいかな!
わかんないけど!(笑)
少しずつ近づいていって、首かっ切ってやりたいと思います」
★Mariaのコメント
「Leonさんの24周年以来の参戦で、
その時は久令愛選手と組んだんです。
基本、同い年って嬉しいんですよ。
後輩にはなるんですけど、
パワーも関節技のバリエーションとかもすごくて
“今回だけじゃやり足りないな”って思う選手でした」