3月2日(日)大田区産業プラザPiO 16時
「レインボースネーク vol.4」
観衆107人
1、タッグマッチ 20分1本勝負
●KAZUKI&チェリー(10分9秒、二人まとめて後方回転エビ固め)米山香織○&真琴
今年2回目のPURE-J蒲田大会。
『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&チェリーと『よねやまこと』米山香織&真琴のタッグ対決では、
試合前から米山&真琴がチェリーを自軍に引き入れようと勧誘。
チェリーはKAZUKIに対し
「こないだのシングルマッチで絆を深めましたよね?
今日は『WANTED☆ウォリアーズ』の恐ろしさを見せてやりましょう!」と呼びかけて奇襲を仕掛けるも、
KAZUKIは乗らず返り討ちに遭ってしまうなど、この日も息が合わず。
真琴がチェリーをカナディアン・バックブリーカーに捕らえて振り回すと、
チェリーの足がKAZUKIの頭にヒット。2人まとめて後方回転から押さえ込んだ米山が3カウントを奪った。
2、タッグマッチ 20分1本勝負
○中森華子&春日萌花(10分3秒、片エビ固め)SAKI&しのせ愛梨紗●
※フィッシャーマンズバスター
中森華子は春日萌花とのタッグでSAKI&しのせ愛梨紗と対峙。
1人キャリアの浅い愛梨紗だが、
中森にチンクラッシャーを決めると至近距離からシャイニング・ウィザードを発射するもカウントは2。
ハイキックからのフィッシャーマン・バスターで中森が危なげなく試合を決めてみせた。
3、ピュアバトル シングルマッチ 20分1本勝負
●AKARI(12分33秒、グレイス・ストレッチ)久令愛○
タッグ王座を保持するAKARIと久令愛が久々のシングル対決。
丸め込みの連続で勝負をかけるAKARIだが、
両足を取った久令愛が最後はグレイス・ストレッチに捕らえてギブアップ勝ち。
試合後は両者ともに笑顔で健闘を称え合う。
4、Leon25周年記念三番勝負・第三戦 シングルマッチ 30分1本勝負
●Leon(12分6秒、120%スクールボーイ)小林香萌○
セミファイナルはLeonの25周年記念3番勝負の最終戦として小林香萌とのシングル対決。
スピーディーなルチャスタイルの攻防から、スネ蹴り25連発を繰り出す小林。
丸め込みの応酬から4の字ジャックナイフに捕らえるLeonだが、
決めさせなかった小林は電光石火の120%スクールボーイで3カウント。
特殊ルールでは以前に勝利したことはあるものの、
今回は通常ルールのシングルマッチで堂々の勝ち名乗りを受けた。
5、(株)イーキューブプレゼンツ タッグマッチ 30分1本勝負
ライディーン鋼&○大空ちえ(16分45秒、チエストラル)世羅りさ●&夏実もち
メインイベントはPURE-Jとプロミネンスの対抗戦として
ライディーン鋼&大空ちえと世羅りさ&夏実もちが激突。
荒ぶる大空が背後から奇襲を仕掛けるも、すぐさま場外戦でペースを握られてしまう。
凶器を巧みに使い試合を優位に進めていくプロミネンスに、正攻法で立ち向かう大空。
世羅が鋼に見せつけながら大空に羅紗鋏を決めてみせるも、鋼のカットが間に合う。
追い込まれるPURE-Jだったが、
もちが振り回したムチが世羅に誤爆すると大空がロールスルークラッチ。
さらにラビストラル(※大会終了後にチエストラルと命名)につないで
世羅から初めての3カウントを奪う番狂わせを起こしてみせた。
マイクを持った大空からシングルマッチを迫られた世羅は条件を提示。
中森が世羅とのタッグでタイトル挑戦を訴えると、王者・クレアカリも受けて立った。
★メインイベント後のマイク
大空「私が勝ったぞ! シングルさせろ!!」
世羅
「小僧! オマエなんてことしてくれたんだよ?
ワシは今日勝ってライディーン鋼の持つ無差別のベルトに挑戦して、
返してもらおうと思ってたんだけども…!?
でも小僧がワシから勝ったことでいいこと思いついちゃったんだけど!?
オマエさぁ(鋼に)挑戦したら? ワシとシングルやりたいんでしょ?
ベルト戦だったら、やってあげてもいいよ?
だからオマエがライディーン鋼に勝って
ワシに“挑戦してこいや!”って言ったら、受けて立ってやるよ! どう、大空ちえ?」
大空「上等だよ! 絶対にやってやるよ!!」
鋼「私は誰でもいいかな。誰が挑戦してきても私が勝つから。次の板橋、やってやろうじゃないか」
世羅
「いつ?4月5日の板橋大会?わかった、それでいい。決定。
ワシがデイリースポーツの偉いオッサンに言っといてやるよ。
ワシ、4月5日、空けといたんだよ。どうすればいいの?」
(中森がリングイン)
中森
「4月5日、空いてるんだったら私と組もう。
“次に組む時はベルト挑戦する時だ”って約束しただろ? タッグのベルト挑戦しよう!」
世羅「(激しく動揺して)別にオマエとベルト欲しくないんだけど!」
中森「私は欲しい。勝てるタッグだから!大丈夫だよ。4月5日、タッグのベルトに挑戦します」
(クレアカリがリングイン)
久令愛
「ちょっと待てよ~、
私たちがいない所で勝手に話進めてもらっちゃ困るんだけど!
まぁいいよ。ウチらもいつどこで誰が来ても
防衛戦やろうと思ってるから…なんか不本意だけど、やってもいいよ」
中森
「あのな!なんかすごい上から目線だけど、
悪いけどオマエらたいしたことねぇから。
“挑戦してくれてありがとうございます”だろ?見てみろよ、世羅のこの顔!」
世羅「……」
中森
「“絶対にタッグのベルト巻いてやる!”っていう。
こんな顔、初めて見たよ、私は。
クレアカリでだいぶいい夢、見ただろ?
もうこれからは私たちの時代なんだよ。実力、考えてみろよ」
久令愛「まだまだ夢は始まったばっかりだから!」
中森「(会場のファンに向かって)4月5日、必ずタッグチャンピオンになるんで応援よろしくお願いします」
★大空ちえのコメント
大空
「やっぱりヤツらは卑怯な手ばっかり使ってくることは間違いないし
許せないんですけど…アイツらにとってはあれが通常運転。
私はPURE-Jの選手として
ピュアハート・ピュアレスリングを大事にしていきたいと改めて再確認しましたし、
正々堂々と自分の正義を貫き通したいと心の底から思いました。
今日勝てたのは自分の中では大きなことだと思っています。
私は負けたとか全然これまでも思ってないですし、
今日は結果にして私が大勝利を収めてやったと思ってます」
━━4/5板橋で鋼の無差別級タイトルマッチが決まったが。
「あきらめてることなんて一切ないのでチャンスがあれば挑戦していきたいですし、
PURE-Jの最高峰のベルトを獲ったことないですし。
やっぱりシングルのチャンピオンになりたいですし、すぐにでも叶えたいんで。
チャンスが舞い込んできたならモノにするしかないので、
鋼さんを投げ飛ばして勝ちたいと思ってます。
勝ったあかつきには世羅とシングルっていう念願が叶うので、私がなんとしてでもベルト獲って王者となります」
━━世羅とのシングル再戦について。
「とにかくサシの勝負をしたいという一心で追いかけ続けてるんで、
“なんでこんなに世羅りさに執着してんのかな?”って考えたら、
無差別級選手権をやった時になんか自分の突破口っていうか限界の先が…
ホントに自分でもわかんない自分が見えた気がして。
もうちょっとでなんかつかめそうな気がするんですよね。
自分でも知らない未知の自分を知りたいので純粋に闘いたいですし、
アイツは違うかもしれないですけど、私は正々堂々闘って、さらに自分を高めていきたいです」