【レポート】6月16日(日) 新木場1stRING 18時

Pocket

6月16日(日)新木場1stRING 18時
「Road to PURE-J 7th Anniversary vol.2」
観衆未発表

1、タッグマッチ 15分1本勝負
◯AKARI&Yappy(11分33秒、ムイビエン)チェスカ●&チェリー

PURE-Jが約1年ぶりとなる新木場大会を開催。
第1試合ではアイスリボンマットで『BLACK FIRE』の名でタッグを組んでいるAKARI&Yappyが、PURE-J初登場を果たしチェスカ&チェリーと対戦。
チェリーとのサンドイッチ式ヒップアタックを成功させたチェスカはAKARIにハリケーンボムを決めるも3カウントに届かず。
Yappyのタラサ・インピエルノ(セカンドロープ上から振り向きながら放つダイビング・ボディープレス)から、
AKARIがムイ・ビエンで絞め上げてチェスカからギブアップを奪う。




2、タッグマッチ 20分1本勝負
ライディーン鋼&●大空ちえ(10分43秒、ラ・マヒストラル)米山香織&ZONES◯

第2試合はライディーン鋼&大空ちえと米山香織&ZONESのタッグ対決。
PURE-J初参戦となるZONESは試合前から大声で相手の2人を威嚇すると、大空に噛みつき攻撃、
鋼とは体をぶつけ合うなどキャリア2年目とは思えない存在感を如何なく発揮する。
鋼&大空の連係攻撃を受けながらも米山に救出されると、大空へのラ・マヒストラルで3カウントを奪取。
自身初となる丸め込み技で先輩選手から勝利を飾ってみせた。






マイクを持ったZONESは、
「初めまして~っ!!初参戦のPURE-Jで勝っちゃったよ~っ!!
なんの目的もなくこのZONESが来たと思ったか!?大空ちえ選手、あなたはタイトル持ってるらしいですね。
調べたんですよ。POP王座、持ってますよね?デビュー4年以内の選手に権利があると聞きました」と挑戦表明。

大空のキャリアを3年と10ヶ月と確認すると、
「あぶねー!あと2ヶ月で返上で空位になっちゃうよ!そうはさせません。獲りに来ました!
今日勝ったから挑戦する権利ありますよね!?」と迫り、

大空も「もちろんこっちだって負けたままじゃいられないんで!受けて立ちますよ!!」と応戦する。

ボリショイ代表は
「すごくいいと思うのでエボリューションの代表とちゃんと前向きに検討して、実現させたいと思います」と場を収めた。

3、シングルマッチ 20分1本勝負
●久令愛(12分41秒、片エビ固め)世羅りさ◯
※羅紗鋏

久令愛はプロミネンス・世羅りさと初対決。
序盤から世羅が得意とする場外戦に持ち込まれペースを握れない久令愛だが、逆水平チョップの連打を撃ち込んでいく。
世羅のコーナーからのダブルニーをかわした久令愛はジャーマン・スープレックスを放つも、
すぐに立ち上がった世羅はエアーズロック。
撃ち回し蹴りから変形ラ・マヒストラルでフォールの体勢に入る久令愛だが、
カウント2で肩を上げた世羅は羅紗鋏で叩きつけて決着をつけると、試合後も久令愛を痛めつけた。




4、タッグマッチ 20分1本勝負
●Leon&真琴(16分5秒、サルタヒコ固め)KAZUKI◯&谷もも

セミファイナルでは『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&谷ももと、Leon&真琴という珍しいタッグが激突。
Leonと谷が向かい合ってのエルボーの応酬から、
走り込んできたLeonを捕らえた谷は初公開のキューティー・スペシャルで後方に投げつける。
KAZUKIとLeonに勝負が預けられると、
真琴のブレイジングキックの誤爆を誘ったKAZUKIが巴投げから押さえ込むサルタヒコ固めでLeonを仕留めてみせた。






勝利したKAZUKIはLeonに対し
「おいタッグチャンピオン、私が勝ったってことはどういうことかわかってるだろうな?オマエのそのベルト、私とももで挑戦させろ!」と要求。

Leonは
「デイリースポーツ認定女子タッグ王者のこの私が、負けたまま終わるわけねぇだろうがよ!望むところだよ!
7月5日の板橋はお互いもうカードが決定してるから、その次の7月21日!高瀬みゆきの参戦も決まってるから、そこでオマエらの挑戦、受けてやるよ!」と受諾する。

谷は「絶対WANTEDで獲り返すから覚えとけよ!」と叫んだ。

5、PURE-J認定無差別級選手権 30分1本勝負
【王者】◯中森華子(18分34秒、片エビ固め)夏実もち●【挑戦者】
※破天荒
※第13代王者が7度目の防衛に成功

メインイベントは中森華子の持つPURE-J認定無差別級王座にプロミネンスの夏実もちが挑戦。
中森のリングコール時に襲いかかったもちはガウンを強引に脱がせて中森に叩きつけると、
花道後方のPURE-Jロゴの幕を剥がして凶器にするなど、団体そのものを挑発しながらのラフファイトを展開。
あらゆる体勢から得意のキックを繰り出す中森に対し、
もちはボディシザースドロップの連発からメタボリックサンドを決めるも、中森はカウント2でキックアウト。
至近距離からのシャイニング・フラワーを連発した中森は破天荒で叩きつけて勝利し、自身の記録を更新する7度目の防衛に成功した。





試合後にプロミネンスと舌戦を繰り広げた中森は、
7/5板橋で行なわれるデビュー18周年記念試合のカードを中森華子&谷ももvs米山香織&世羅りさと発表し、
最後は所属選手が横一列に並んで大会を締めた。

★メインイベント後のマイク

もち
「オマエさぁ、やっぱりそのベルト似合ってないよ。(客席を見渡して)
“そんなことない!”なんて誰も言ってる人いないね。やっぱ似合ってないんじゃん?まぁいいや。
今日たまたま私に勝ったぐらいで思い上がんなよ。
プロミネンスは誰一人オマエのことを認めてない!ねぇ世羅、(柊)くるみ。そう思わない?」

世羅
「似合ってねぇよ、そのベルト!まぁワシから挑戦表明することはもう2度とないよ。
ただ、オマエが“挑戦してこい”って言ってくるようなことしてやるから。なんかいいカード組んだらどうなんだい?」

中森
「まだあきらめてなかったのかよ?ちょうど良かったよ。私、来月プロレスデビュー18周年を迎えるんですけど、
7月5日(板橋)に記念試合をさせて頂くことになりました。
もうカードも決めてるんですけど谷ももと組んで、対戦相手は米山香織さん、そしてオマエだよ。対戦してやるよ。楽しみにしてろよ!」

(プロミネンスが退場)

中森
「7月5日は私のデビュー18周年記念試合、そして8月11日はPURE-Jの7周年記念・後楽園ホール大会があります。
私はもう1年半、無差別のベルトを巻いてるけど、
私はまだまだこのベルトとともに皆さんにすごい景色を見せていくので。これからも応援よろしくお願いします!」


以下、各選手のコメント

★中森華子

「凶器攻撃だったりも頭にはあったんですけど、ちょっとホントに危ない場面も正直あって…
なんとか無事防衛できて安心してます。18年やってて初シングルって
“ホントにそんな縁のない選手っているんだな”と思って…。
今日の試合もこのベルトの歴史に残ったし、良くも悪くも私自身すごく刺激をもらえた選手だったので。
この試合が終わったら私はもう夏実もちとプロミネンスに終止符を打とうと思って。
勝ったら今日でもう終わりにしようと思ってたんですけど、勝ったけどまだモヤモヤしている…
まだまだこれからも対戦していきたいというか、イライラが収まらない。そんな気持ちでいます」

━━7/5板橋での18周年記念試合のカードが発表されたが。
「18年…なんか決められなくて!15周年の時は15人の選手とやらせて頂いてて。
やりたい人とか思うことがある選手もたくさんいすぎたんですけど、
ももちゃんも(関西への移住で)なかなか試合できなくなってくるかもと思って。
米山さんはもうJWPの頃からすごく気になる選手で。(残りの)1人がずっと決められなかったけど、
ああいうふうに言ってくれたら(世羅と)対戦するしかないと思って。
きっちり勝って力の差を見せてやろうと思ってます。去年、無差別のベルトを懸けてやったんでね。勝てばいいかなと思ってます」

★久令愛

「なんだよ世羅りさ!なんだよプロミネンス!PURE-Jのことも対戦相手の私のこともナメやがって…!
実力差は確かにあるかもしれない。それはホントだし仕方ないから、だけどメチャクチャ腹立つし
メチャクチャ悔しい!!チャンスは自分で引き寄せるしかないけど、必ずやり返す!それ以外マジでないです」