【レポート】◇6月25日(日)板橋グリーンホール 18時
「GO!GO!レインボーマウンテンvol.5」観衆124人
1、シングルマッチ 20分1本勝負
●AKARI (9分38秒、グッド・いぶニング)星いぶき○
今月2回目のPURE-J板橋大会。
AKARIはPURE-J初参戦の星いぶきとのシングル対決に挑み、
強烈な逆水平チョップに苦しめられながらも
619からノーザンライト・スープレックスへ。
しかし、追撃を阻止したいぶきが丸め込んで3カウントを奪う。
2、シングルマッチ 20分1本勝負
●久令愛(11分24秒、サムソンクラッチ)梅咲遥○
第2試合は昨年8月の後楽園大会以来、
10ヶ月ぶりとなる久令愛と梅咲遥の同期対決。
久令愛のチョップと梅咲はエルボーで激しく応酬すると、
旋回式のダイビング・ボディープレスからアメジストクロスを狙う梅咲だが、
久令愛は投げっぱなしのジャーマン・スープレックスへ。
しかし近づいてきた久令愛をクルリと丸め込んだ梅咲が技ありのフォール勝ち。
3、タッグマッチ 20分1本勝負
●KAZUKI&チェリー(11分56秒、クラッチ・デ・ガオー) Leon○&ライディーン鋼
米山香織&チェリーのタッグチーム『ゴキゲンBBA(ビービーエー)』に
KAZUKIを加入させようと目論んでいたチェリーだが、
6/4板橋大会で両者の言い分は噛み合わずリング上で口論に。
チェリーが「加入させませんけど、私と1回タッグを組ませてあげてもいいですよ?」
と提案したことで今大会でのタッグが実現し、
Leon&ライディーン鋼と対峙することになった。
KAZUKIとチェリーの息は合わず、
カットに入ったチェリーのバックハンドブローを
鋼がかわすと、攻勢だったKAZUKIに直撃。
すかさず丸め込んだLeonがKAZUKIを仕留めてみせた。
KAZUKIは「最後誰かに殴られたんだよ!」と犯人を捜すと、
チェリーは「そんなの鋼に決まってんでしょうが!」と罪をなすりつける。
鋼は「私がKAZUKIさんを殴るわけないじゃないですか!」とまとまらず、
鋼はKAZUKIを連れて引き上げていく。
4、POP選手権 30分1本勝負
[王者]○大空ちえ(12分42秒、フィッシャーマンズクラッチ)柳川澄樺●[挑戦者]
※第28代王者が3度目の防衛に成功
セミファイナルのPOP選手権試合は挑戦者・神姫楽ミサが発熱のため欠場となり、
同じくJTOから柳川澄樺が急きょタイトルマッチに挑むことに。
ミサのTシャツを着て入場した柳川は
イノシシの助走のアピールから攻撃を仕掛けるなど、
ミサの想いを背負っての闘いで
バックスピンキックから0101(リバース・セントー)で叩きつける。
しかしカウント2でキックアウトした大空は、ロールスルークラッチから
フィッシャーマンズ・スープレックスを放つと、
ロックを解かずに押さえ込んで3カウント。
マイクを持った大空は
「想いがたくさん詰まったのがすごい伝わりました。
この先も自分が防衛していきます。
神姫楽ミサ選手がまた元気になって、
POPのベルトを懸けて闘うことを望んでおります」と感極まる。
5、タッグマッチ 30分1本勝負
中森華子&●谷もも(15分48秒、体固め) SAKI○&網倉理奈
※ランニングブレーンバスター
メインイベントは
中森華子&谷ももvsSAKI&網倉理奈によるPURE-JとCOLOR’Sの対抗戦。
谷は5月に奪取した
COLOR’Sのライオンベルトをピンク色に新調してお披露目する。
中森とSAKIが向かい合ってビッグブーツを応酬すると、
中森のシャイニング・ウィザードから、
谷がヒザ攻撃を連発してSAKIを追い込んでいく。
それでもパワー「ズ」ラムで形勢を入れ替えたSAKIは
ランニング・ブレーンバスターで谷を下すと、マイクを手にした。
★メインイベント後のマイク
SAKI「COLOR’Sのベルトを谷ももに獲られて、
私たちはCOLOR’Sの威信をかけてこの闘いに勝ったぞーっ!!
…1つ言わせて頂きます。私が狙うベルトは谷もも…じゃなくて、
中森華子の持つ
PURE-J認定無差別級王座。今日の試合でNOとは言わせません」
中森「今日久しぶりに対戦して、
シングルでベルト懸けてやりたいって私も思ったよ!
8月11日、PURE-J後楽園大会。
旗揚げ6周年記念大会という大きな大会で、
メインで無差別のベルト懸けて闘いましょう。いいですよね?」
(会場から拍手)
SAKI「よろしくお願いします」(2人が握手)
網倉「私が狙っているのは~っ!!谷もも!
私たちみんなの大事なCOLOR’Sベルトのライオンちゃんを、
髪の毛ピンクにしやがってオマエどういうつもりだ。
どんだけ自分出してんだコノヤロー。そのベルト、挑戦させろよ!!」
谷「私も防衛戦をやるなら、あーみんがいいと思ってました!!
もともと王者のあーみんに挑戦するつもりでしたが、
あーみんが欠場になってしまって、その間に私がベルトを巻いたので!
あーみんが復帰したら絶対にやりたいと思ってました。お願いします!」
網倉「いつでもかかって来いよ!」
(カーテンコールにて)
谷「私も狙ってるベルトがあります。
私、舞台でタッグトーナメント(6/4板橋)いなかったんですよ。
タッグベルト狙ってるんで挑戦させてください」
中森「私、今3冠チャンピオンで、どのベルトも“挑戦したい”っていう選手は
全員と闘いたい思いはあります。
…だけど今日負けたヤツに言われたくねぇんだよ。
それは認められない。私が納得するような結果を出してから言ってこいよ」
谷「ちゃんと実績を作って、
また改めて挑戦表明させてください!ありがとうございます」
中森「楽しみにしてるよ!」
Leon「7月2日は王子大会、その日は私のリアルバースデーです!
43歳になりますけど、まだまだ心は20代なんで!
KAZUKIさんもチェリーも同じ40代。見ての通りメチャメチャ元気ですけど、
そこに私の同期でライバルの米山香織を入れて
私のバースデーマッチをやりたいと思ってます。
ただ、この4人の関係性が微妙なんで、
タッグマッチではなく4WAYマッチで闘いたいと思ってます」
KAZUKI「誕生日だからって容赦しないからな?」
Leon「望むところですよ。覚悟しといてください」
以下、各選手のコメント
★中森華子
「PURE-J vs COLOR’Sということで団体も背負って闘いましたし、
負けるわけにはいかない闘いだったんですけども…
負けてしまって悔しい思いがあります。
SAKIがデイリースポーツのタッグのベルトを
(鋼と)巻いてて、佐藤(綾子)さんと挑戦してから
久々の対戦だったんですけども、シングルってたぶんやったことない…?
と思うんですよ。シングルで闘いたいって闘いの中で思ったし、
私だってベルト懸けて闘いたいと思ったので決めました。
今までの実績もすごくあるし尊敬もあるし、
今日だってバチバチでもっとやりたいと思ったので。
17年目のスタートを切る上でも、しっかりとした姿を
見せなきゃいけないと思うので、しっかり防衛したいと思っています」
━━谷がタッグ王座への挑戦をアピールしたが?
「せっかくCOLOR’Sのチャンピオンになったのに、
私的には認めることはできないというか…
誰の挑戦でも受けたい気持ちはあるけど、
そこですぐOKを出すのは違うなと思って。
いろんな人から狙われてすごく楽しいし充実感もありますけど、
3冠チャンピオンとして私も実績をもっと作っていかなきゃいけないので。
(実績が)何もない選手には簡単に懸けないですね」
★大空ちえ
「急きょのカード変更で柳川澄樺選手になったんですけども、
たくさんの想いを持って臨んできたっていうのがすごい伝わってきたんで。
自分も譲れない想いがあるので
全力でかかって、なんとか勝つことができました。
神姫楽ミサとの対戦もあきらめてないですし、
お互いコンディションがバッチリな時にやりたいと思ってますので。
また対戦できる日を楽しみにしてます」
★柳川澄樺
「もともと私の同期の神姫楽ミサが挑戦する予定だったんですけども…
私2回目の挑戦だったんですけど、お話を頂いた時は“自分でいいのかな?”
っていうところがあって…。
でも今回欠場したミサが
1番悔しい思いをしてるっていうのはわかってるので、
ちえにも私がそんな中途半端な気持ちじゃ失礼だと思ったので、
気持ちを切り替えて今日は挑みました。
2年前に1回シングルをやってまして
WAVEさんで特殊ルールで10分勝負だったんですけど、
それで私は負けてしまって。他団体の同期で初めて闘うのが大空ちえで、
同期で強い選手たくさんいるんだなって思っていて。
その時に負けてすごく悔しかったので
今日試合ができてホントに嬉しかったですし、
自分もこの2年間いろんな所でたくさん経験積んで、
あの時よりは強くなったのかなと思ってたんですけど、
まだちえちゃんのほうが上だったなっていうのを思って。
POPも4年以内は挑戦できるので、まだチャンスは残っているので
次こそは3度目の正直で絶対に巻きたいと思いました。」