9月23日(土・祝)板橋グリーンホール 13時
「PURE-SLAM DUNK vol.2」
観衆121人
1、ピュアバトル タッグマッチ 20分1本勝負
ライディーン鋼&●谷もも(14分10秒、片エビ固め)AKARI○&久令愛
※ダイヤモンドボム
5週間ぶりの板橋大会は、9.3亀アリーナマッチで20分時間切れに終わった
『WANTED☆ウォリアーズ』ライディーン鋼&谷ももと『クレアカリ』AKARI&久令愛によるタッグ対決からスタート。
ともにタッグ王座挑戦を狙う両チームは今回も激しい闘いを繰り広げ、
走りこんできた谷を頭上に捕らえたAKARIがダイアモンドボムで叩きつけて3カウント。
久令愛とともに勝ち名乗りを受ける。
2、シングルマッチ 20分1本勝負
○Leon(12分12秒、クラッチ・デ・ガオー)清水ひかり●
Leonが『COLOR’S』清水ひかりと6年ぶりの対戦&シングル初対決。
レッグラリアットやダイビング・フットスタンプで立ち向かう清水に対し、
Leonは背中へのスピアーからマッド・スプラッシュを放つも清水が身をかわして自爆に。
しかしスピアーからすぐさまクラッチ・デ・ガオーにつないで勝利すると、試合後は清水の健闘を称えた。
3、タッグマッチ 20分1本勝負
●KAZUKI&狐伯(11分55秒、ファンタジー・イリュージョン)チェリー○&真琴
岡山県出身でイメージカラーが緑という共通点を持つKAZUKIと狐伯が初タッグを結成し、
レギュラー参戦中のチェリー&真琴を迎え撃つタッグ対決。
チェリーはKAZUKI&狐伯のタッグ名を『グリーン車に乗って岡山県』
自分たちを『チェリちゃんマコちゃん』と独断で命名するなど敵も味方にも揺さぶりをかけていくと、
真琴がチェリーを担ぎ上げて大回転する合体技へ。
これを狐伯が阻止しようとするがKAZUKIに攻撃がヒットしてしまい、
ファンタジー・イリュージョンでチェリーに丸め込まれたKAZUKIが敗者となってしまった。
高笑いするチェリーはKAZUKIに対し
「狐伯の顔、見てくださいよ。“もうやってらんねぇよ”って顔してますよ?
セコンドのWANTEDも“もうKAZUKIさんにはついていけないよ”っていう顔してますよね!?
KAZUKIさんはやっぱりWANTEDじゃなくて、ゴキゲンBBAに入ったほうがいいんじゃないですかね?私とシングルやってあげてもいいですよ?」と勧誘。
KAZUKIは狐伯に
「今日はホントすいませんでした。私は緑も岡山も大好きよ。
初めて組んだタッグだけど、ゴメンね。こんなことになっちゃって」と謝罪すると、
「私はゴキゲンBBAに入りま……せーん!!」と拒否。
するとチェリーは「シングルで完全決着。私が勝ったらアレだけど」
KAZUKIは「わかったよ。じゃあ私が勝ったらアレだからな?」と応じた。
4、POP新王者決定戦 時間無制限1本勝負
○大空ちえ(10分12秒、フィッシャーマンズ・スープレックスクラッチ)田中きずな●
※大空ちえが第29代王者となる
セミファイナルは大空ちえと田中きずなによるPOP新王者決定戦。
7/30新木場大会では大空の左ヒジ脱臼というアクシデントのため無効試合でベルトは本部預かりとなっていたが、
空位となった王座を懸けて再び2人が相まみえることになった。
OGの栗原あゆみさんから受け継いだ青いコスチュームでこの試合に臨んだ田中は、
ドロップキックとエルボーに関節技を織り交ぜながら奮闘。
丸め込みの応酬でチャンスを作るが、ここで負けられない大空は
フィッシャーマンズ・スープレックスからそのまま押さえ込んで3カウント。
第29代王者として再びベルトを取り戻してみせた。
5、PURE-J認定無差別級選手権 30分1本勝負
[王者]○中森華子(19分13秒、エビ固め)小林香萌●[挑戦者]
※破天荒
※第13代王者が4度目の防衛に成功。
PURE-J初の3冠王として君臨する中森華子に対し、
無差別級シングル王座への挑戦をアピールし続けてきた小林香萌。
ついにタイトルを懸けてのシングル初対決が実現することになった。
巧みなインサイドワークで中森と渡り合う小林は、場外マット上でのスープレックスから、
助走でリングを1周してのセントーン、さらにはトペ・スイシーダ。
場外戦を制してリングに戻るとミサイルキックからラ・マヒストラルへ。
しかしカウント3には届かず、中森はフィッシャーマン・バスターから鎮魂歌ドライバー。
さらにバズソーキックを叩き込むと最後は破天荒で小林を仕留め、4度目の防衛を果たした。
★メインイベント後のマイク
中森
「小林香萌!今日は勝ったけど、まだまだオマエとはやり足りねぇよ。
今日から私たちの物語が始まるんだよ。いつでも闘ってやるよ」
小林「まだ…あきらめたわけじゃねぇからな!!」
(AKARI&久令愛がリングイン)
AKARI「中森さん、クレアカリ勝った。だから次の挑戦者はクレアカリですね」
中森
「ベルトに挑戦したい人は誰でも挑戦受けるって言ったから、
もちろん今日勝ったほうとやろうと思ってたよ。
10月9日の王子、佐藤さんが夜に出場決まってるから、
そこでやろう。でも心を入れ替えろよ。
プロレスラーとして大事なモノが抜けてる。今のままだったら綾華は倒せない」
久令愛「しっかりその期待に私たちクレアカリが応える!」
以下、各選手のコメント
★田中きずな
「緊張とかはもちろんしてましたけど狐伯さんがセコンドにいてくださったこともあって、
前回より思い切り行けたかなと思います。“再戦をやろう”ってちえさんに言って頂いて、
ホントにその約束を叶えてくださってすごく嬉しかったんですけど、絶対に獲りたい気持ちも高まっていて。
今日獲れなくてすごい悔しいですし、次に神姫楽(ミサ)さんの挑戦が控えてるって記事で読んだんですけど、
私がいるのに次を見てほしくなかったら悔しいけど今日負けてしまったので。
また神姫楽さんから防衛してもらって、またいつか挑戦させて頂きたいなと思います」
★中森華子
「防衛して安心している気分ではあるんですけど、小林香萌みたいな選手が1番苦手なタイプで。
でも熱いし、私も熱くなってしまうから。今までタッグでしか対戦してなくて、
今日闘って防衛したのはもちろんだけど試合自体がすっごい楽しくて!
まだまだやり足りないって思ってるから、今日から物語が始まると思っています」
━━AKARI&久令愛とのタッグ選手権試合が決まって。
「それもありますけどね、10月8日にディアナのベルトも防衛しなきゃいけないから、ダブル井上と。
今日の試合は最後ちょっとしか見てないからわかんないけど、
今のままだったら絶対私たちが負ける気は1%もありません」
━━あの2人には何が足りない?
「修羅場の数。王者をリスペクトする気持ち
謙虚さ、やる気、練習…そういうのが全部試合とか言動に出てるから。練習だよ練習」
★小林香萌
「中森華子とシングルマッチするの初めてだと思ってなくて、けっこう自分的には昔からすごい意識はしてたので。
いつも熱い試合してて常にJを背負ってて…やっぱりすごい尊敬する先輩ではあったので。
日頃から見てるので動きは読めたというか“こういうふうにおちょくってやれば精神が乱れるんじゃないかな”とか。
10年やって11年目に突入して体ももともと大きくなくて、
真っ向から挑んでもなかなか勝ちにはつなげられないってことは、身をもってヒシヒシと感じているので。
ひと味もふた味も違った私で…
シングルのタイトルマッチはPOP以降初めてなんで。
もうちょっと勝ちに近づけるんじゃないかと思ってたんですけど…まだまだ甘さを思い知ったし、
何よりもやっぱり中森華子のトップをずっと張ってるっていう責任と重圧と意地。
“やっぱスゲエな!”って思いました。まだね…まだ敵わなかったけど!必ず超えてみせます。
今日はより一層、その思いが沸き出てきました。ホントにありがとうございました」