▼大空ちえ&米山香織 vs 真琴&高瀬みゆき
PURE-Jの2021年を締めくくる後楽園ホール大会。そのオープニングを務めるのは『ハイテンションバトル』と名付けられたタッグマッチ。PURE-Jの元気印・大空ちえが、引退撤回騒動から丸10年の記念大会を成功させたばかりの米山香織とタッグを結成。レギュラー参戦中の真琴と、負傷欠場から復帰を遂げた高瀬みゆきと激突する。今年大きな飛躍を遂げた大空だが、強豪ぞろいの中で存在感を見せつけることができるか?
▼KAZUKI&ライディーン鋼&谷もも vs 加藤園子&AKINO&関口翔
8・11後楽園で時間切れ引き分けとなった『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&ライディーン鋼&谷ももと、『Mission K4』加藤園子&AKINO&関口翔が再び激突。今回は完全決着ルールとして、シングルマッチ3試合から6人タッグマッチに移行し20分間でのフォール・ギブアップなどのポイント数を争う“ニューディメンションルール”が久々に採用されることになった。PURE-JとOZアカデミーが誇るユニット対抗戦…個々の実力はもとより3人のチームワークが勝敗を分けるカギとなるはずだ。
▼AKARI vs 久令愛
若手選手同士で争われ、長い伝統を持つPOP(プリンセス・オブ・プロレスリング)王座。AKARIの持つチャンピオンベルトに、同じくPURE-Jから久令愛が初挑戦を果たすことになった。2019年デビューの同期にあたる両者だが着実にステップアップしてきたAKARIに対し、長期欠場を経験した久令愛は出遅れる形になってしまう。リング上でイラ立ちを見せる時もあった久令愛だが現在は復調。AKARIへの強い対抗意識を燃やしており、「POPに挑戦するってホントに大きいことだと思ってるので、PURE-Jのジュニア戦線に新しい景色を見せれるように頑張ります」と必勝を誓う。AKARIが5度目の防衛を果たしてさらなるチャンピオンドロードを進むのか? 久令愛が初めてのチャンオピオンベルトを手中にするのか?
▼中森華子&中島安里紗 vs 佐藤綾子&藪下めぐみ
2006年にデビューし今年15周年を迎えた中森華子と中島安里紗。以前はJWP女子プロレスで同門だったが性格も異なり、同期でありながら接点がほとんどないまま中島の退団でそれぞれの道を進むことになった。しかし今年の秋にシードリングでの闘いを経て、2人のタッグ『Voolence Princess』の6年ぶりの再始動が決定。11・11板橋ではLeon&チェリーを破り、デイリースポーツ認定女子タッグ王座を獲得した。現在でも互いに気が合わないことは認めながらも、中森は「女子プロレスでタッグといえばバイオレンス・プリンセスって言われるように。上を目指してるから」。中島は「とにかく強さをもっと打ち出していきたいなと思う」と話し、その目的は一致している。ディアナのヒールユニット『クライシス』の佐藤綾子&藪下めぐみという実力者たちを相手に、初防衛を果たすことはできるのか?
▼Leon vs チェリー
7月に無差別級チャンピオンへの返り咲きを果たしたLeonは、故・Rayさんの追悼大会となる8・29板橋でチェリーをパートナーにタッグ王座を獲得。PURE-J初のシングルとタッグの2冠王という快挙を達成した。しかし中森華子&中島安里紗にタッグ王座を明け渡すと、チェリーとのタッグでベルト奪回を宣言したLeonだったがチェリーは拒否。Leonから無差別級王座を奪い、PURE-Jの頂点に立つという野望をブチ上げたのだった。この一戦についてPURE-J代表のボリショイは、「これまでLeonが防衛戦をやってきた中でも、ちょっと変わったタイプなんじゃないかなと思います。柔術を多用して性格的につかみにくいところがあるんですけども、挑戦者としてはとってもおもしろい存在だしPURE-Jを引っ張っていくという野心にあふれているので。とても興味深いタイトルマッチだなと思います」と解説。2021年のPURE-J最終戦、試合後にリングの中央でベルトを巻いて立っているのは…?