12月1日(日)BASEMENT MONSTAR王子 15:30
「PURE-SLAMシリーズvol.10」
2週間ぶりの王子大会。オープニングマッチでは31歳のリアルバースデーとなる中森華子がAKARIに胸を貸し、ハイキックからのシャイニング・ウィザードで完勝。
久令愛はタッグ王者・春日萌花とのシングル対決に激しいエルボーの応酬や腕十字で奮戦。ダイビング・フットスタンプをカウント2で返すなど粘りを見せるが、春日は久令愛の右腕を使って絞めあげる変形のキャメルクラッチ『79.5MHz』でギブアップを奪うと、試合後は握手を交わす。
第3試合は『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&ライディーン鋼と、Leon&小林香萌のタッグ対決。KAZUKIの大技攻勢につかまった小林だがLeonのアシストから勝機をつかむと、コーナー最上段から捻りを加えながらダイブするギデオン・スプラッシュで3カウントを奪った。
敗れたKAZUKIが「香萌ちゃん、なんなのさっきの技!? ボリショイさんが使ってた技じゃん! 勝手に使ってんじゃないよ!」とクレームをつけると、小林は「違う違う違う! 私のTwitter見てないんですか? こないだボリショイさんに秘密特訓つけてもらったんですよ! 2つの技を習得するためでした。まだまだ完成度は全然低いですけど、これからどんどん使って盛り上げていきますよ!」と返答。さらに12・29浅草大会について「ボリショイ・チルドレン、まだ1枠空いてますよね? 私がボリショイさんのコスチュームを頂いて加入してやりますよ!」と参戦をぶち上げる。不服を訴えるKAZUKIは12・13北千住大会での一騎打ちを要求すると、「今年中に決着つけてやるからな。楽しみしてろよ」と言い放った。
セミファイナルは今後の年内2大会で強敵相手のチャレンジマッチを控える勝愛実とマリ卍のタッグパートナー対決。いつになく神妙な面持ちでリングインした2人は握手を交わして試合がスタート。シリアスな攻防の中、ハードヒットな技の数々で圧倒する勝がバックハンドの連打からラリアット、エルボースマッシュへ。カウント2でマリの体を引きずり起こした勝がダメ押しのダイビング・エルボーでとどめを刺すと、試合後は2人が抱擁。勝がマリの手を上げた。
メインイベントは中森華子バースデー記念としてPURE-Jの8人とタッグ王者の春日萌花&真琴が、中森の歴代コスチュームに身を包んでのバトルロイヤル。1人ずつの入場で会場から笑いやどよめきを誘うと、各選手が普段は使わない回し蹴りなど中森になりきってのファイトを展開する。中森、春日、真琴の3人が残ると、中森と真琴がエプロンでやり合っているところに春日が体当たりで2人まとめて場外に突き落として試合終了。
『中森萌花に変えるわけねーだろタイトルマッチ前なんだよ』というリングネームで優勝してみせた春日は、「おい中森! 1年に1度の主役の日に1番真ん中に立たれてほしくない私に立たれて、どんな気持ちだコノヤロー」と勝ち誇る。「ホント空気読めねぇな!」と不機嫌な中森に対し、「そうだよ、空気読めねぇよ! この勢いでPURE-Jの至宝である無差別のベルト私がかっさらって、来年につなげてやるよ!」とタイトル奪取を宣言した。
★中森華子のコメント
━━リアルバースデー大会だったが。
「年に1回のことだし、私はたくさんのコスチュームとともに今までやってきたので、1度にお見せできて“いい記念の試合になるかな”と思ったんですけど、まさか私が優勝できないという…! 本物がニセモノに負けるっていうありえないことになってしまってホントに今、悔しい気持ちでいっぱいです。これで春日萌花がもっと憎い気持ちになったというか、早く闘いたいので。29日は本物のチャンピオンというのを見せたいと思っています」
━━各選手が中森華子のコスチュームを着用したが、自分以外でベストドレッサーを挙げるとしたら?
「え~っ!? インパクトに関しては鋼で、ちょっと全然違う人になってて! あれはビックリしました。ベストはLeonさんで、私が1番痩せてた時にイメージチェンジという感じで着たコスチュームなんですけど“もっとカッコ良く着こなせるんだ”と思って、もっと肉体改造しようと今日思いました。でも、春日萌花がムカつくぐらい可愛くて! ホントイヤです。優勝までされて…ほかのコスチュームにすれば良かったと思ってしまいました。でも、みんな各々すごい私らしさを頑張ってやってたので、すごいおもしろかったです。嬉しかったです(笑)」
━━31歳になったが、目標などは?
「本当になんかいつも先輩でも後輩でもすごい心配されるんです。“ちゃんと気をつけて帰って”とか、用意もできなかったり歳の割にはしっかりしてないので、もっともっとお姉さんになろうと。PURE-Jでも私は上のほうなので、後輩がたくさんいるので。人見知りとか言わずにもっともっとコミュニケーションをとっていって、後輩たちともっと飲みに行けるぐらいカッコイイお姉さんになりたいです(笑)」