【レポート】2月12日(月・祝) 板橋グリーンホール 13時

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2月12日(月・祝)板橋グリーンホール 13時
「レインボードラゴンvol.2」
観衆130人

1、タッグマッチ 20分1本勝負
中森華子&◯大空ちえ(12分24秒、ロールスルークラッチ)チェスカ●&柳川澄樺

今年初の板橋大会。
オープニングマッチでは無差別級王者・中森華子が大空ちえとタッグを結成し、チェスカ&柳川澄樺と対峙。
入団3戦目となるチェスカはヒップアタックを連発して攻勢に出るも、丸め込みの応酬を制した大空が3カウントを奪った。
試合後、1月にJTO新宿大会でのPOP選手権試合で敗れている大空が柳川とつかみ合いとなり、目を血走らせる大空が王座奪取を叫んだ。







2、PJOCリーグ・グリーンブロック 15分1本勝負
〈0点〉●米山香織(0分27秒、もっちりバディシザース)夏実もち◯〈2点〉

中森の持つ無差別級シングル王座への次期挑戦権を争うPJOCリーグ戦は、グリーンブロックで所属外の米山香織と夏実もちが激突。
試合前の握手をめぐって互いに警戒心を露わにすると、開始直後に丸め込みでの速攻を狙う米山。
しかしカウンターのボディーシザースで浴びせ倒したもちが、わずか27秒で3カウントを奪ってみせた。


3、PJOCリーグ・イエローブロック 15分1本勝負
〈0点〉●久令愛(12分14秒、体固め) SAKI◯〈2点〉
※パワーズラム

PJOCイエローブロックは久令愛vsSAKI。
1/28蒲田でライディーン鋼に敗れて後がない久令愛は、力比べからエルボーの応酬で勢いよく応戦するも、痛めている肩を外すアクシデントで試合は一時中断。
試合が再開されるとビッグブーツを連発した久令愛は、ジャーマン・スープレックスも成功させる。
しかし追撃を阻止したSAKIはコーナー最上段からのニードロップを突き刺すと、最後はパワーズラムでとどめを刺した。
試合後は悔しさにうなだれる久令愛をSAKIが抱きしめて握手を交わす。




4、PJOCリーグ・レッドブロック 15分1本勝負
〈1点〉△Leon(15分00秒、時間切れ引き分け)AKARI△〈1点〉

セミファイナルでは、ともに赤をイメージカラーとするLeonとAKARIがPJOCレッドブロックで激突。
来日から5年が経ち30歳を迎えたばかりのAKARIは、スピアーからのマッド・スプラッシュをカウント2でキックアウトすると、丸め込みの応酬でも一歩も退かず。
Leonがキャプチュードバスターからスピアーを放ったところで15分時間切れとなり、ともに1点ずつを獲得した。




5、デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
【王者組】●KAZUKI&チェリー(15分46秒、片エビ固め)ライディーン鋼◯&谷もも【挑戦者組】
※100kgムーンサルトプレス
※第33代王者が初防衛に失敗。
ライディーン鋼&谷ももが第34代王者となる。

1/28蒲田で『プロミネンス』宮城もち&柊くるみを破りタッグ王者となったKAZUKI&チェリーに対し、
KAZUKIと同じく『WANTED☆ウォリアーズ』のライディーン鋼&谷ももが名乗りを上げ、今大会でWANTED同門対決のような形でのタッグ選手権試合が決定。
チェリーの熟女でドーン(バックハンドブロー)の誤爆を受けながらも巴投げから丸め込むなど奮闘するKAZUKIに、
鋼はスライディング・ラリアット、鋼&ももの合体ファンタスティックフリップ、鋼がライディーンボムと大技を連発。
最後は100㎏の巨体から繰り出すムーンサルトプレスでKAZUKIを圧殺した。
なお、鋼がKAZUKIから勝利するのは3WAYマッチにおける2人同時フォールを除き、これが初めての出来事となる。








敗れたチェリーはマイクを持つと、
「鋼!もも!オマエら…強くなったな。
どんなことがあっても乗り越えて一生懸命努力して、今日正々堂々勝ってベルトをつかんだ。
悔しいけど今日は完敗だ!…って、KAZUKIリーダーが言ってる。どう見ても完敗ですよね!?
そして私はこのWANTEDにいる役割、今日で果たしたのかなと思って…今日でWANTEDを脱退しようかなって思ってます」と宣言するも、鋼&谷は無言。

チェリーは
「鋼、もも!泣くなオマエら!チャンピオンだろ!そんな悲しそうな顔すんじゃねぇよ!
しっかり前見て歩け、これから。今まで楽しい思い出たくさん、ありがとな」とリングを下りようとするが、そのまま見送ろうとする鋼&谷に

「お~~い!!なんで止めねぇんだよ!オマエらのそういう奥ゆかしいところがWANTEDの弱みなんだよ!
まだまだ私がWANTEDを“どないせんといかん”かもしれん」と一転して残留を表明。

また、リーグ戦でKAZUKIとの対戦を控えるもちが、引き上げようとするKAZUKIに突っかかり乱闘を繰り広げる一幕も。

鋼は会場のファンに向かって
「ベルト獲ったぞ~っ!!皆さんの応援があったから、ももと一緒にタッグのベルトを獲ることができました。
ホントにありがとうございます。リーグ戦もあなた(谷)が勝ち上がってくるのを待ってますので」

谷は
「もちろんですよ鋼さん!私はこのずっと獲りたかったベルトをやっと巻けたので!
このベルトと一緒にどんどん強くなっていくんで!皆さん覚悟しといてください!」と力強く言い切った。

★ライディーン鋼&谷もものコメント

谷「自分はホントにこのベルトが、数あるプロレス団体の中でも1番欲しくて。
PURE-Jに入団する前から欲しくて、ずっと挑戦し続けてきて…
もうたぶん“このベルトを獲りたい”って思ってから5年ぐらい経っていて、
今回WANTEDで挑戦するのが6回目だったので。やっと巻けて…すっごい嬉しいです!」

鋼「良かったね。私は“ももと巻きたい”のが1番だったから。やっと巻けたのがホントに嬉しい」

谷「リーダーのKAZUKIさんに2人で力を合わせて勝てたっていうのが、すごく大きかったなって思います。
粘り強く6回もタイトルマッチを応援してくださったファンの方も…あきらめてもおかしくないじゃないですか。
“谷ももはもうベルト巻かないぞ”ってあきらめてもおかしくないんですけど、
やっぱり今日まで一生懸命応援してくださった方の応援が力になって、こういう結果が出せたので。すごい嬉しいです」

━━KAZUKI&チェリー組について。
谷「息が合ってないようですごく合っていて、やっぱりキャリアも技術もすごくありますし…
タイトルマッチなんですけど冷静に見ている部分もあって、
でも懐(ふところ)を借りるような気持ちで
タイトルマッチしたくないのがあったので。ガムシャラに挑戦してなんとか獲れたっていう感じです(笑)」

鋼「KAZUKIさんとずーっとやってきて、ホントにいい先輩でありすごい選手なんですよ。
そのKAZUKIさんに勝てたことはホントに嬉しいし、KAZUKIさんも認めてくれたんだなって思います。
チェリーさんは私はまだ認めてないから。WANTED脱退?どうぞ!(笑)」

谷「チェリーさんが私にベルト巻いてくださったんですよ。メッチャ嬉しかったです(笑)」