【レポート】1月8日(土)北千住・ホワイトスタジオ 18時半

Pocket

 PURE-Jの2022年開幕戦は久々の開催となる北千住大会。入場式では各選手が一言ずつ新年の抱負を語り、谷ももは「PURE-Jさん所属になりました~っ!! 団体を盛り上げていけるように一生懸命頑張りたいと思います!」とアピール。KAZUKIは「谷ももが入団してPURE-JもWANTED☆ウォリアーズも活気づいております。そして私自身もデビュー25周年イヤーに突入しましたので、頑張ってPURE-Jを盛り上げていきたいと思いますので、2022年も変わらぬご声援よろしくお願いします」とあいさつ。Leonは「今年は寅年。“虎に翼”ならぬ“獅子に翼”のごとく、絶対王者目指して突き進んでいきたいと思います!」と意気込み。続いて代表のボリショイは「今年はPURE-J5周年の年になります。5年分の成長、そして成果をしっかり見せていけるように、力を合わせて頑張っていきたいと思います。今年も熱い応援、よろしくお願いします」とあいさつする。


 大空ちえは今年からフリーのプロレスラーとなった関口翔とシングル対決。丸め込みやフィッシャーマンズ・スープレックスで立ち向かう大空だが、これを凌いだ関口はSTOからランニングSTOにつないで快勝。


 KAZUKIとマドレーヌの闘いは試合中に汚い言葉を使うとハリセンでお仕置きされ、ロープエスケープすると顔を落書きをされるというルール。試合が進むにつれ顔が黒くなっていく2人だが、業を煮やしたマドレーヌがお仕置き係のボリショイからハリセンを奪うと、ボリショイとレフェリーを襲撃。このスキを突いて巴投げから押さえ込んだ3カウントを奪った。


 Leonと久令愛のシングル対決は、久令愛のみフォールカウント2で勝利となるハンディキャップルール。久令愛の旋回式ダイビング・ボディープレスをかわしたLeonはスピアーを叩き込むと、最後はマッド・スプラッシュでとどめを刺す。


 セミファイナルでは10周年イヤーとなるライディーン鋼と、POP王者・AKARIが激突。鋼が豪快な投げっぱなしのバックドロップから、100kgの巨体を生かしたダイビング・ボディープレスで勝ち名乗りを受ける。
 

 メインイベントは中森華子15周年シリーズの14戦目として、所属第1戦の谷ももと2年半ぶりのシングル対決。手数の多さで対抗する谷だが、1発のキックで谷の動きを止めてしまう中森。谷は蒼魔刀から反転しながらのダブルニードロップを叩き込むなど、あらゆるヒザ攻撃のバリエーションを繰り出していくも、ハイキックからのシャイニング・ウィザードで中森の貫録勝ち。マイクを持った中森は「ももちゃん…いや、谷もも! ようこそPURE-Jへ!! 今日から始まるプロレスラー・谷ももの歴史、すごい楽しみにしてるから。これからどんなことがあっても一緒に頑張っていこう。そして早い段階で私のライバルになってくれることを心から期待してるから」と言葉をかけた。

★谷もものコメント
 ━━中森とのシングルマッチだったが。
 「PURE-Jさんに所属して、年が明けて1戦目ということで中森華子選手とメインでシングルをさせて頂けて“洗礼を受けたな”っていうような印象です(苦笑)」
 ━━PURE-Jの一員となって。
 「まだ全然ちょっと実感が湧いてないんですけども、これから少しずつ湧いてくるのかなと思うんですけど。入れて頂いたからには、いい渦を起こせるように。“私がこの団体を盛り上げていくんだぞ”という気持ちで、先輩の後ろをついていくのではなく、引っ張っていけるような気持ちで頑張りたいなと思ってます」
 ━━入団の決め手となったのは?
 「アクトレスガールズがプロレス業界から撤退することになった時に、1度ボリショイさんには声をかけて頂いたんですけども、やっぱり自分の女優業のほうも舞台で長期休んだりとか撮影が急に入ってお休みしたりとかで、道場に毎日通えないっていうのがあって。実は1度お断りしたんですけども、年末にボリショイさんがもう1度“女優業と両立しながらでも大丈夫だよ”って本当に親身に声をかけてくださって。“PURE-Jさんだったらきっと私のことを大事にしてくださるだろうな”と思って、この団体に入ろうと…本当にギリギリで決まりました(笑)」