【レポート】10月9日(月・祝)両国・KFCホール 13時

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10月9日(月・祝)両国・KFCホール 13時
『GO!GO!PURE-J!!』

旗揚げから2ヶ月で迎えた両国KFCホールでのビッグマッチ。小波の発案により8・11旗揚げ戦でKAZUKIが獲得した10万円が賭けられることになった3WAYマッチは、小波がライディーン鋼を丸め込んで快勝。もともとコマンドボリショイのものだった10万円は、またしても小波の手に渡ってしまう。

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初代PURE−J無差別級王座を争う決勝トーナメントの、準決勝1試合目は勝愛実vs希月あおい。序盤から場外戦に持ち込むなどアグレッシブに攻め込む希月だったが、勝がラリアットの連発で押し切り決勝戦に進出。

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続いて行なわれた中森華子vsアレックス・リーは激しいキックの応酬となるも、中森がディスティニーハンマー1発でケリをつけた。

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PURE−Jには最後の参戦となる豊田真奈美はビジュアルハンター・藤ヶ崎矢子と一騎打ち。握手から奇襲を仕掛けた矢子はロープに張り付けての鼻フックで会場の笑いを誘うが、怒った豊田は同じようにロープに張り付けると無情にも矢子のつけまつげを剥がし悲鳴を上げさせる。その後、粘りを見せる矢子だったが、強烈なカカト落としからJOクインビーボムにつないで完勝した豊田は、「変な“つけま”なんか付けてっから妖怪みたいに見えんだよ」とアドバイスを送り握手を交わす。

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セミファイナルは『P−Ray−L』(プレイエル)コマンドボリショイ&Leonの持つデイリースポーツタッグ王座に、アクトレスガールズの安納サオリ&万喜なつみが挑戦。ボリショイからの指名を受けての挑戦となった2人は、キャリアで大きく上回る王者チームを相手に食らいつき、丸め込みであわやの場面を作るなど大健闘。しかし最後はLeonがマッド・スプラッシュからのキャプチュードバスターで万喜を仕留めてみせた。ボリショイから「何回でも来いよ。楽しみにしてるよ」と声をかけられると、安納は「楽しみにしとけ!」と力強く返答してリングを後にする。

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メインイベントのトーナメント決勝戦は、中森華子vs勝愛実のPURE−J純血対決。互いに負けられない2人は、この日2試合目と感じさせない緊張感のある攻防を繰り広げ、20分を超える死闘を展開。中森がキック、勝はラリアットで勝負をかけるが、中森がスタンディング式のシャイニング・ウィザードから鎮魂歌ドライバーで3カウントを奪取した。「やりましたーっ!! 私は今日という日をずっと待ち望んでいました。PURE−J認定無差別級王座、最初のチャンピオン・中森華子! 私はこのベルトとともに新しい歴史を築いていきたいと思いますので、皆さん中森華子付いてこいよーっ!!」と叫ぶ中森。JWP無差別級最後の王者がPURE−Jの初代王者となり、歴史が1つの線で結ばれることとなった。

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エンディングのカーテンコールでは、豊田がリング上に招かれPURE−Jから花束の贈呈。ボリショイは「ちょっと早いですが引退までケガのないように、全力で豊田さんらしく駆け抜けてください。ホントにありがとうございました」と言葉をかけると、豊田は「最後のPURE−J参戦…まさか矢子だと思いませんでした(笑)。つけまがないほうが可愛い矢子なんですけども、PURE−Jになってから2戦、参戦させて頂いたんですけどもホントにみんないい後輩ばっかりで、ホントにいい団体だと思います。大好きな団体です。なので皆さん、これからもPURE−Jの選手を一生懸命応援してください。よろしくお願いします。引退まで25日になってしまいました。これ以上悪いところを作らないように、11月3日まで完全燃焼してリングを下りたいと思いますので最後まで応援よろしくお願いします」と笑顔であいさつ。続いて再びマイクを持った中森は、「PURE−Jの選手、私以外6人…大好きな仲間だと思っているけど、全員敵だとも思っています。いつでもこのベルト挑戦してこいよ。私は何度だって…何度だって! 叩きつぶしてやるからよ」と挑発すると、会場のファンに向かって「私はPURE−Jを世界一…いやこの世で1番の団体にしたいと思いますので、これからもPURE−Jを見ていてください!」と決意を述べた。

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以下、各選手のコメント

★中森華子
「私がチャンピオンになるイメージはしていたけど、やっぱり決勝トーナメントまで進んできた選手であって苦戦した部分もありますけど…でもチャンピオンは私しかいないと。チャンピオンになって、そう感じました」
━━宣言通り初代王者となったが、ベルトの巻き心地は?
「JWP無差別級最後のチャンピオンとして私が絶対巻かなきゃいけないと思ったし、PURE−Jとして新しくやっていくけどJWPも継いでやっていくっていう…それができるのは私しかいないと思ったので。でも今日はそういうのナシにして、まっさらな気持ちで巻いたと思ってるので全部自分の力に変えて、これから私の色にこのベルトを、そしてPURE−Jを染めていきたいと思っています」
━━初防衛戦に向けてのビジョンは?
「やりたい選手がいるっていうのもあるけど、私は別に後楽園だからというわけではなく、その前にやるかもしれないし楽しみに見て頂きたいなと思います。やりたい選手は私の中ではもう決まっていますね」

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★藤ヶ崎矢子
「今まで豊田さんと対戦したのが尻神教(志田光自主興行)の時ぐらいで、普通のシングルマッチをできるのは初めてだったんですけど、やっぱり引退されるのはすごく寂しいんですけど、最後にシングルマッチができて自分はすごく楽しかったです。豊田さんが言った通り最近、自分つけま付けてますけど豊田さんが言ったことはたぶん正しいと思うので、今後に生かしていけたらなと思ってます(笑)。つけまは付けず、なんかできることを、ほかに考えてみようかなって思ってます」