PURE-J恒例の亀アリーナマッチ。Leonと大空ちえの10ヶ月ぶりのシングル戦は、伸び盛りの大空が気迫のファイトで会場を沸かせ、フィッシャーマンズ・スープレックスから全体重をかけての押さえ込みであわやの場面も。Leonのスピアーをカウント2でキックアウトする粘りを見せるが、最後はマッド・スプラッシュに力尽きる。
中森華子15周年シリーズ・11戦目の相手として我闘雲舞(ガトームーブ)の帯広さやかがPURE-J初参戦。前日にヒザの負傷から半年ぶりの復帰を果たしたばかりの帯広だが、入場時からリング内を駆け回るなど元気いっぱい。変則的な動きの数々で中森を惑わせるも、帯広マジックを切り返した中森が路上で丸め込んで3カウントを奪った。マイクを持った中森は「昨日は復帰おめでとう! 復帰したばかりで今日は闘ってくれて…帯ちゃんは昔よく我闘雲舞さんに参戦させて頂いた時に、すごいたくさん助けられて。いつも元気もらってました。ホントにありがとう! 今日シングルしてすごい楽しかったし、まだまだ何回でも闘いたいと思ってるので、また闘ってください」と呼びかけて握手を交わす。
メインイベントは『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&ライディーン鋼と、『くれあかり』AKARI&久令愛のタッグ対決。連係技の多彩さで上回るWANTEDに対し同期の2人も息の合ったコンビネーションで渡り合うが、久令愛の2発目の内回し蹴りをかわしたKAZUKIがサルタヒコ固めで押さえ込んでフォール勝ちを収めた。
エンディングのカーテンコールで久令愛は、「私に今1番足りないものは結果とか、いろんなものがあると思うんですけど…ゴチャゴチャ言っても仕方ないんで。来週(11日)必ずAKARIから勝って結果残します」と宣言。Leonは4日後の板橋大会に向けて、「中島(安里紗)とは彼女がJを退団して以来初めて当たるんですけど、すごく刺激的な相手なんですけど“仲悪タッグ”なんで。チェリーとの絆、そして王者の強さをきっちり叩き込んで防衛したいと思います」とコメント。KAZUKIは「10月31日の板橋も勝利して、4日後の板橋大会でもまた組みます。実は私が『WANTED』というチームを作って今年の12月15日でなんと20周年なんですよ。だからこのまま連勝を続けて20周年をいい形にして、次に向けて頑張っていきます」と締めた。
また、最後の記念撮影の際には選手たちが突然ハッピーバースデーを歌い始め、5日前に20歳の誕生日を迎えたSakiリングアナにサプライズでケーキが贈られている。