【レポート】2月18日(日)大阪・アゼリア大正ホール 13:00

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2月18日(日)大阪・アゼリア大正ホール 13:00
「レインボーシリーズ 4」
5ヶ月ぶりのPURE-J大阪大会は、JWP時代から通算すると2年3ヶ月ぶりとなるアゼリア大正で開催。入場式では中森華子の音頭による「がんばろうJ!!(ジェイ)」のかけ声でスタートすると、第1試合ではKAZUKIが不思議なアイテムを持参するなどつかみどころのないめぃりぃに苦戦を強いられるも、コーナー最上段からのニードロップできっちり勝利。

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3度目のシングル対決となる藤ヶ崎矢子と青木いつ希は、矢子がダブルリスト・アームサルトの連発から旋回式のダイビング・ボディープレスで今回も快勝した。

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『RED SOUL』Leon&高瀬みゆきはライディーン鋼&救世忍者乱丸と対戦。試合中に高瀬とLeonが「空前絶後の~っ!!」と叫ばされるなど乱丸の一人舞台となるが、Leonが鋼を丸め込んで3カウントを奪取。初対決だった高瀬を気に入ったと見られる乱丸は2人で一緒に手を上げて会場の笑いを誘う。

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セミファイナルのPURE-J純血6人タッグマッチは18分を超える長丁場となり、勝愛実がオレンジ☆ブロッサムで矢子を仕留めてみせた。

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メインイベントは昨年12月の後楽園大会で無差別級のベルトと長い髪を失った中森が、DASH・チサコとリターンマッチ。場外戦でのイス攻撃で中森の額を割るなどアグレッシブなファイトで攻め立てるチサコだったが、もう負けられない中森はスタンディング式のシャイニング・ウィザードからチサコの背後を取ると、ストレッチボムのような形で叩きつける新技『破天荒』で3カウントを奪取。リベンジを果たした中森が次期挑戦者として希月あおいの名前を挙げると、セミファイナルのPURE-J対決で勝利している勝が待ったをかけた。

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★メインイベント後のマイク
中森「チサコ! これがPURE-J魂だよ。でも…今日終えたからといって、私たちはまだまだだから。オマエがいる限り、オマエがリングに上がり続ける限り! 私はオマエと何度だってやってやるよ」
(中森が右手を差し出すが、チサコは握手を拒否)
チサコ「今『何度でもやり続ける』って言ったよな? 私は仙女の看板背負って闘い続けます。オマエはPURE-Jの看板を背負って…もっともっと強くなって、またやりましょうよ。ねぇ、お客さん?(会場から拍手) だから、まだオマエとは絶対握手しない」
中森「楽しみにしてるよ、また会えるのを。今日ベルトを獲り返しましたが、次の相手はもう決めています。4月15日の後楽園大会、やりたい選手がいます。それは…希月あおい! 私は希月あおいと…」
(勝がリングに上がりマイクを奪う)
勝「てっきり次の挑戦者は、私を指名してくれるものだとばかり思ってた」
中森「希月あおいだよ」
勝「セミ(PURE-J純血の6人タッグ戦)で勝った者がベルトに近づけると思ってた。なのに今のオマエの中は希月あおいでいっぱいなのか? 次の挑戦者は今、目の前にいるだろうがよ! よそ見ばっかりしてんじゃねぇよ!」
中森「いいよ、いつでもやってやるよ。私をこのベルトを巻きたいと思ってる選手とやりたいと思ってるから。オマエともいずれはやらなきゃいけないと思ってた。私はこの前、希月あおいと決着つかずに終わっていて、まだ勝ったことがなくて。でも来週、希月あおいとシングルやるんだよな? 私は強い選手とやりたい。だったら結果出せよ」
勝「言われなくても勝つよ!」
中森「結果出したらやってやるよ。(勝が退場すると客席に向かって)ベルトをなくしてから2ヶ月、私の中では本当に何年もの月日が流れたような気がします。本当に長かったです! だけど私はあの頃より本当に今、強い自分でいると思っています。だから私のチャンピオンロード、これからも見守っていてください。PURE-J、また大阪来ますので、応援よろしくお願いします!」

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以下、各選手のコメント

★中森華子
「2ヶ月なんですけど本当に今日の日を私は待ちわびて過ごしていたんですけど、ホント長くて…前回はベルトも髪の毛も失ってしまって、私自身どうやってやっていったらいいか本当にわからなくなってしまった時期もあったんですけど。またベルトを巻くことができて、巻くとは思ってやってきたけど巻いた瞬間、王者としての自覚がまた新たに芽生えたと思っています」
━━チサコは前回以上のラフファイトを見せたが。
「前回はイスは持ち込んでなかったので、やっぱりこの試合に懸ける…団体を背負った者同士の闘いなので、負けたられない気持ちっていうのもすごい伝わったし。こんな額が割れると思わなくて…ちょっと一瞬、ヒヤっとしてしまった部分は正直あります」
━━次期挑戦者に希月の名を挙げて、勝が割り込んできたが。
「前回(希月と)シングルやって両者KOという悔しい終え方をしてしまって、もうずっと引っかかったものがあったので。今日勝ったら絶対、希月あおいとは決着をつけなければならないと思ったので名前を出しました。もちろん初代王者決定ト-ナメントで決勝に残ったのは愛実で“いずれは”と思っていましたけど、誰でも挑戦できるベルトではないし、誰でも巻けるベルトではないと思ってるし高い位置に持っていきたいので。そういうベルトにしていくためにも結果を積み重ねていった選手とやりたいと思ってるので、そういうふうに言いました」
━━2度目の戴冠となるが、どのようなチャンピオン像を?
「初代の時もそうですけどPURE-Jの象徴となるベルトだし、PURE-Jの顔・中心・主役である選手が巻かなければならないベルトなので。でも初代の時とはまた違くて、髪の毛とかも今日返り咲くために失ったものっていうのを思って、得たものはすごく大きいので。PURE-Jの顔として、これからもやっていきます」
━━この2ヶ月間、迷いもあったと思うが?
「ありましたね。やっぱりいつでも鏡を見てしまうと…(涙)。悔しい気持ちっていうかホントに“強くなっていかなきゃ”っていう気持ちはすごいあるのに、去年の試合のこととか思い出しちゃったり…でも、それがホントに私の中では強い力となったと思ってるので。迷いはあったけど、もっとそれ以上の強い力になっていったと思う2ヶ月間だったので。たとえば肉体改造だったり小さいことかもしれないけど、いろんな目標が私の中でできたので…。良かったとは思わないけど、なければならなかったのかもしれないと思いました。私のプロレスラー人生の中で。“PURE-Jで新しいものを見せていかなきゃ”っていう思いがあって、どうしたら変われるか? もっと大きくなっていけるか? っていうことを考えてて。そうなるには私自身が強くならなきゃいけないし、私が引っ張っていかなきゃいけないっていう思いでやってきました。またここから新たな道ができたと思っています」
━━フィニッシュの新技『破天荒』について。
「『彼岸花』とちょっと違う持ち上げ方でボムなんですけど、チサコと何回も対戦してるうちに自分の技(鎮魂歌ドライバー)をされてしまったり、闘い方を読まれてると思ったので今まで使っていない技を。今日チサコに勝つために編み出した技です。破天荒というのは今年の私の目標というかテーマなので名前として付けました」

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★DASH・チサコ
「負けてしまいましたけど自分はもう…悔しい気持ちはもちろんありますけど、これで自分は終わりだと思っていないので。華子も言ってたようにやっぱこれからも闘いは続いていくので、自分はいつでもやってやるっていう気持ちで、あの言葉を言いました」
━━2ヶ月前と比べて今日の中森は?
「まぁ気持ちは出てたんじゃないですか? どんな練習をしてて、どういう気持ちかっていうのは私は実際そういう話はしたことないですし、コメント出してきて“そういう気持ちなんだ”っていうことしかわからないので。でも闘ってみて蹴りも強かったと思いますし“絶対やってやる”って気持ちはあったんじゃないですかね?」
━━PURE-Jのベルトを巻いた2ヶ月を振り返って。
「自分の気持ちもやっぱり高まってきたと思いますし、チャンピオンとして1試合1試合背負ってやっていこうという気持ちはありましたし。でも…自分納得いかないのはベルトを獲られた後に“やりたいヤツがいる”って華子が言ってたんですけど、希月あおいっていうのが…ちょっと笑っちゃいましたね(苦笑)。“ベルトの価値を上げていく”って言ってる割には“希月あおいでいいのか?”って私は思いますし。せっかく自分も、もっともっと価値を高めていきたいと思って闘ってたのに…“あれ?”っていう気持ちはちょっとあったかもしれないですね。まぁでも今後どうなっていくかわからないので、もっともっと期待をしてます。もっと価値が上がっていったところで、また挑戦をしたいですね」
━━今日でベルトは失ってしまったが今後の目標は?
「自分はベルトにすごい執着してるわけじゃないんですけど、やっぱりベルトなくても自分は強いと思ってるんで。いつも通りのチサコでやっていきたいと思います。気の強いチサコで、勝ち気なチサコでやっていきます(笑)」

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