6月7日(日)亀アリーナ大会 13:00
「Fight together!30人限定特別亀アリーナマッチ」
新型コロナウイルスによる興行活動自粛により2ヶ月半ぶりとなるPURE-Jの大会は、観客数を30人に限定して開催。売店や入退場時にはなるべく密の状態を作らないように、声援の代わりに客席から楽器を鳴らしてエールを送れるようにするなどの配慮がなされ、所属8選手による3試合が行なわれた。
第1試合はマリ卍とAKARIのシングル対決。AKARIはミサイルキックの連発からグラウンドでのフェースロックでギブアップを迫ると、新兵器の619からラ・マヒストラルへ。カウント2でキックアウトしたマリはストレッチプラムを狙うがAKARIはロープエスケープ。バックドロップからカウンターの地獄突きを放ったマリがラビストラルで3カウントを奪う。
第2試合はライディーン鋼と久令愛が激突。果敢にエルボーやドロップキックを放つ久令愛だが、鋼は持ち前のパワーで圧倒。鋼の右腕に的を絞った久令愛だが極めきれず、鋼がラリアットからバックドロップ、最後はライディーンボムでとどめを刺す。
メインイベントは中森華子&KAZUKI vs Leon&勝愛実。Leonと勝がKAZUKIのお株を奪うニードロップから「オー!」を狙うも、怒ったKAZUKIが阻止。無差別級王座を懸けてのタイトルマッチが決まっている中森とLeonは、この日も激しく火花を散らす。KAZUKIと勝の丸め込みの応酬から、勝がラリアットの連打でKAZUKIを仕留めてみせた。
カーテンコールでは各選手が久々の大会開催に笑顔。KAZUKIは「私事ですが自粛期間中にデビュー23周年を迎えまして、四半世紀が見えてきたので、もうちょっと頑張りたいと思いますので、24年目もよろしくお願いします! こんなに早くプロレスが開催できるのも道場があるPURE-Jだからこそだと思うんですよね。また、ぜひ見に来てください!」。中森は「この自粛期間、私にとって何ひとつムダなことはなかったと思ってるし、Leonさんとの無差別の防衛戦のことだってずっとずっと意識してました。その日を楽しみにしていてください」。Leonは「中森との闘いはずっと続いてます。私の20周年イヤーはまだ終わっちゃいないし、まだまだこれからです。来たるべき無差別戦では私が必ずベルトを獲ってチャンピオンとしてPURE-Jを引っ張っていきます。その日が来るのを待っててください!」とアピールした。
▼先月23日に逝去された木村花さんへの献花台が設置され、オープニングで黙祷が行なわれた。
▼休憩時間にはボリショイが自粛中に作った新曲『医療従事者の皆さんへ ありがとう』を披露。