【レポート】10月12日(月・祝)板橋グリーンホール 13:00

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第1試合は右ヒザ負傷により1か月間欠場していた藤ヶ崎矢子がラビット美兎とのタッグで復帰。ヒザに厚いサポーターを施しながらも奮闘を見せるが、飯田のエルボースマッシュからヒザを極められると悲鳴を上げてギブアップ。

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ライディーン鋼は歴代のジュニア2冠王者と闘う3番勝負が開幕。花月を相手に気迫のファイトで会場を沸かせるが、最後は花月がハイキックから風乃月で押さえこんだ。

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中森華子は2006年デビューの同期である仙台幸子がシングル対決。のど元に刺さるトラースキックやジャーマンに追い込まれながらも、ハイキックから鎮魂歌ドライバーにつないで3カウントを奪った。自分専用の金色のマイクスタンドを持ちこんだ中森は「私はデビューしてからずっと幸子のことを常に意識していて、ライバルだとずっと思ってて大好きな同期だけど、ホントはもっともっといっぱいやり合いたいたかったんだけど、たぶん今日が最後のシングルだと思うんだけど試合できて良かったです。ありがとう」と感謝。幸子は「華ちゃん。今日はホントにありがとうございました。まだ引退してないんですけど、デビュー当初から同期でよくセンダイガールズにも上がってくれて、自分もずっと意識してここまできました。今日はホントに楽しかったです。ありがとうございました」と応え、2人で抱き合った。

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セミファイナルはボリショイ&下野の異色タッグとLeon&中島と対戦。中島が下野の「オー!」に参加するなど会場の笑いを誘う場面もありつつ、尾崎の持つ無差別級奪回を特に意識する面々だけに次第に攻防が熱を帯びていく。カットプレーの応酬から、最後はLeonがキャプチュードバスターでボリショイを仕留めた。ボリショイとLeonのマイクのやり取りから10・25新宿大会での無差別級への次期挑戦者決定戦が決定すると、ボリショイは下野に「負けてしまってごめんなさい。また必ずタッグを組みましょう」。下野は「すぐやりましょう!」と即答し、10・20浅草で再びタッグを組むことが決定。ボリショイが対戦相手にLeonを指名すると、リングサイドにいた花月がLeonのパートナーに名乗りを上げ「ぜひ自分と組んでください。こないだ木曜日(Ray興行)ボリショイさんに負けたばっかなんで。下野には大阪でシングルで負けてるんで、その借りを返したいと思います」と意気込みを語った。

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メインイベントは春山香代子と水波綾の一騎打ち。開始早々から互いが好きか嫌いかを言いながら攻撃するなど会場を笑わせるが、期待を上回る激しい肉弾戦を展開。春山が3発目のダイビングギロチンで粘る水波を振り切った。マイクを持った春山は「今日は残念でしたね。次は春倉で18日、WAVEでタッグで闘うよね?(水波&大畠が)バリバリなタッグチームになることを期待してます。でも春倉のほうがバリバリなので、私たちからいろんなものを吸収して、どんどんいいタッグチームになっていくように頑張ってください」とエールを贈ると、10・25新宿での春倉vsベストフレンズについても言及。セコンドについていた中島に「私、けっこう嫌いじゃないよ? 華やかだから。(藤本との)仲は徐々に良くなってると思うんで」とやんわりと挑発すると「また新たな4人が見れると思うので、皆さん新宿FACEにぜひ足を運んでください」と会場のファンにアピール。最後に11・1板橋でのブルキャッツ1日復活について、未定となっている対戦相手には「私たちが組んだときそうだったように、若手の中の誰かとやりたい」と希望した。

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以下、各選手のコメント

★中森華子&仙台幸子
中森「今日がたぶん最後って思って試合したんですけど、いろんな想いがあふれて上手く言葉にならないんですけど…やり切ったとは思わないしすごい悔いがあるし。もっともっと! って思ってしまいます、どうしても」
幸子「いまタッグのチャンピオンベルトを持ってて、もっともっと上を目指していく立場なんで、タッグとしてしか試合がない中で、このように同期とシングルで組んで頂いてホントにありがたく思います。シングルでは滅多に試合しない中で、思い入れのある同期と闘えることがホントに嬉しく思います。華ちゃんとは何らかの形で、上を目指してお互い頑張っていこうと思いますので。今日が最後かもしれないですけども、意識し合ってお互いプライド高め合っていくっていうのには変わりないので。これからもよろしくお願いします。今日はありがとうございました」
━━印象に残っているエピソードなどは?
中森「私はデビューして何ヶ月かのときに仙女さんに出てシングルしたのが、今でも覚えてます。あのときは負けてしまったんですけど、初めて他団体(の選手)で意識した気がします、幸子のことを。あとタッグのベルトですよね。モーリーがケガしたりとか、ハートムーブ対十文字姉妹とか。今もタッグのベルト持ってるから、私もすぐにでも行きたいっていう気持ちもあるけど…」
幸子「いま華ちゃんが言ったんですけどセンダイガールズに来てくれたことがあって、そのとき初めてだったんですよ、シングルで同期の子と対戦するなんて。デビューして3ヶ月ぐらいで。そのときがすごい印象に残ってます。センダイガールズにも何度も参戦してくれたので、いっぱい思い出がつまってますね」

★春山香代子
「たぶん(水波が)欠場してから当たったのが初めてなので、何年ぶりなんだろう…? 私が想像してた水波とぜんぜん別人だったのが最初は手探りな感じでやってたんですけど、やっぱりパワーは復帰してからすごい付いてるなと思って勢いをすごく感じましたね。いいと思います。危なかったです」
━━似ているタイプ?
「声も出てて…でも私あんなにナルシストじゃないんで、似てないと思うんですけど。でもプロレスラーでナルシストはいいことだと思うんで、もっともっと欲を持っていけば絶対いい選手になると思う、間違いなく」
━━ブルキャッツ一日復活について。
「ホントは出来ないかなと思ってたので、決まったときにはウルウルした自分もいたんですけど。やっぱり1番しんどかったときに1番3人で組んで、寮でも一緒にいて、24時間一緒にいることが多かったので、お風呂・トイレ以外。組むのは最後の思い出っていうのはあるけど、当たる選手は次につなげてほしい。たぶんいい刺激にはなると思います。今いる若手に特に伝えたいことがあるので、リング上で」
━━コンディションは?
「ぜんぜんバリバリです! 今のところ。連戦とか続いてるんですけど多少、風邪気味なぐらいです(笑)」