【レポート】11月23日(月・祝)大阪・アゼリア大正 13:00

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JWPが年内最後、春山香代子は最後の大阪大会。入場式ではラビット美兎が「全選手バリバリ熱い試合をするので、皆さんも熱い応援よろしくお願いします!」とあいさつ。

コマンドボリショイと中森華子の2度目のシングルマッチはディスティニー・ハンマー、路上と中森の猛攻を凌いだボリショイが掌底からピコニー・スマッシュで快勝。

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中島安里紗&ラビット美兎と“なでしこKANSAI”花月&下野佐和子の一戦は、白熱の攻防で会場を沸かせると、最後は花月のハイキックからえびす落としにつないだ下野が美兎から3カウントを奪う。

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春☆倉とWANTED’14のタッグ対決は、倉垣が肩車をしたところに春山がオレンジ☆トマホークを合わせる合体技から、倉垣がファルコンアローで鋼を下した。

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セミファイナルではLeonとSareeeが一騎打ち。
速い切り返しの攻防でもLeonと渡り合ったSareeeは、マッド・スプラッシュをキックアウトすると裏投げを決めるなど互角の闘いを見せる。スピンキック、スピアーからキャプチュード・バスターでとどめを刺したLeonは、Sareeeに歩み寄って握手を交わした。

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メインイベントはセミファイナルに出場したLeonを除いたJWP8人によるタッグマッチ。スリーパーホールドで数珠つなぎになるなど楽しいシーンも見せながら各選手が自己主張する中、動きの止まってしまった鋼に中島が怒りのエルボーを連打する一幕も。最後は春山が前後からのラリアット連打で中森を追い込むと、ダイビング・ギロチンで仕留めてみせた。

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マイクを持った春山は「バリバリ春山、ラスト大阪です。(観客の)入りは寂しいんですけど、こうやって見に来てくださった皆さんがバリバリ熱くなれたっていうのが1番嬉しいことです。辞めるにあたってJWPの2人の人とシングルをやりたいと思ってます」と話し、まずは12・6仙台で中森を指名。中森は「今日2回も負けて、このままじゃダメだって自分だってわかってます。最後に春山さんとシングルやって私が絶対勝つ。勝って春山さんを安心させます」と決意を述べる。続いて12・23板橋で中島の名を上げると「やりたいって言ってたよね? どうでしょう?」。中島は「当然! よろしくお願いします! 必ず春山さんに勝って、きっちりエースを引き継いで、春山さんが引退した後のJWPを引っ張っていきたいと思います」と快諾した。

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会場が温かい拍手に包まれる中、きびすを返した中島は「もう1個いいですか? 鋼。オマエ覚悟がないくせに人の名前出すんじゃねぇよ。ヤル気がねぇならリング上がんじゃねぇよ」と1人で先にリングを下りてしまう。春山は「JWP内でこういうバチバチ必要だと思います。(鋼に向かって)でも中島が言ってた言葉、そうだから。鋼自身のここ(心)を変えないと、本当に上がるか下がるかは自分次第だよ?(観客に向けて)みんなで集合写真を撮りたかったのに、中島が怒って帰っちゃったので。でも大阪で8人タッグが出来たので本当に良かったです。来年から私はいないんですけども、皆さんお友達を連れてJWPを見に来てください。私が売店にいるかもしれないのでよろしくお願いします!」と笑顔で締めた。

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★中島安里紗のコメント
━━花月&下野との試合について。
「やっぱりすごい楽しかったです。花月選手、下野選手と闘うのはもう毎回楽しいですし、そんなしょっちゅう当たれるわけじゃないんですけど、毎回当たるたびに自分の中で新しい発見があったりとか成長を感じるので。闘いとしての成長を感じますね、どっちかだけじゃなくてお互いに」
━━メイン後は鋼に対して辛辣なコメントがあったが。
「ダメすぎですね。ジュニアのベルトを獲って自覚がなさすぎるというか、ベルトを獲ったことでもう満足してしまっているんじゃないかな? って思うんですけど。ベルトを獲るって“やった、獲った!”じゃなくて獲ったからこそ、そこに責任が生じてより頑張んなきゃいけないし。チャンピオンなんだから、みんなより頑張んなきゃいけない。みんなより強くなきゃいけないのに、そういう自覚が足りなすぎる! 出来てないことを本人が気にしてないというか、このままじゃちょっと無理だと思いますね」
━━練習とかの問題ではなく?
「そうですね。もちろんそれもあると思いますよ。人が見てないところでやることが当たり前だし、チャンピオンとして当然のこと。人の倍やって初めてチャンピオンと言えると思うので。それもそうだし、気持ちも足りないし。もう、何もかもです。そんなんで人の名前出して“恥かかせんな!”って感じですね」
━━12・23板橋で春山と最後のシングル戦が決まったが。
「後楽園前の大事な時期のシングルになるので、そこできっちり春山香代子を超えていくことが、これからのJWPを背負っていく上で確実に必要になってくると思うので。きっちり勝ちたいと思います」