【レポート】12月6日(日)仙台Rensa 13:00

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JWPが16年ぶりとなる仙台大会を開催。入場式では選手を代表して春山が「ただいま~!! 16年ぶりにJWPが帰ってきました~っ!! 16年前はなんとボリショイさんとシングルしてるんですよ、まだデビューして2~3年で。コテンパンにやられたんですけど、その時と今の私は違うので。皆さん激アツな応援よろしくお願いします!」とあいさつ。

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第1試合は前回のシングルマッチに敗れリベンジを期す藤ヶ崎矢子だったが、宮城もちがカウンターのフライング・ボディシザースからメタボリック・サンドにつないで返り討ちに。

KAZUKIとラビット美兎のシングル対決は、KAZUKIのKクラッシャー、ダイビング・ニードロップをカウント2で返すなど美兎が肉薄するが、切り札のデス・バイ・ロドリックを炸裂させたKAZUKIが快勝。

「テクニックvsパワー」と銘打たれた第3試合のタッグマッチは、倉垣翼とライディーン鋼がリフトアップの競演などで見せ場を作るも、ボリショイが走りこんでの掌打からピコニー・スマッシュで鋼からフォールを奪う。休憩時間のインフォメーションコーナーでは、リング上に呼ばれた倉垣が12・27後楽園大会に向けて「春ちゃんの引退相手に選ばれたので、悔いが残らないように全力で闘いますので、春☆倉最後の対決…皆さん見に来てください。自分、明日で2回目の成人式を迎えます。これからも気持ちを若く、頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」と、サプライズで贈られたバースデーケーキに感激しつつ意気込みを語った。

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セミファイナルでは、回を重ねるごとに息の合った動きを見せているベストフレンズがLeon&豊田真奈美と激突。豊田のフロントキックを中島がすかしてLeonに誤爆したスキに、藤本がビーナスシュートでアシスト。すかさずドラゴンSHにつないだ中島がLeonを下し全勝記録をキープする。

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メインイベントは春山香代子からの指名によって組まれた中森華子との一騎打ち。最後の闘いに想いのたけをぶつける中森が勝利への執念を見せ、春山の大技攻勢をことごとくカウント2でキックアウト。2発目のデスティニー・ハンマーから側頭部への回し蹴りを叩き込むと、最後は鎮魂歌(レクイエム)ドライバーで3カウントを奪った。悲願の春山超えを果たした中森は「最後の最後に春山さんから勝ちました! でも、今日勝ったことが春山さんへの恩返しではありません。春山さんのいない来年以降のJWPをもっともっと大きくして盛り上げていくのが、恩返しだと思ってます! 春山さんが引退するのは本当に寂しいしイヤだし、本当にイヤだけど…! でも、安心してください! 中森華子がJWPがいる限りは…大丈夫です! JWPのリングは華子の花を咲かせたいと思います! だから辞めてもJWPと、そして中森華子を見ていてください。今日、最後にシングルしてくれてありがとうございました。また絶対絶対仙台で試合をしたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!」と力強くアピール。会場から「華子」コールが沸き起こった。DSC09125

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以下、各選手のコメント

★ベストフレンズ
━━JWPとして久々の仙台大会だったが。
中島「16年ぶりということで前回Jが仙台やったときは、私はまだプロレスも知らないようなとき(10歳)だったので。でも今日、最初の売店で“久しぶりにJWP見ます”って人がすごいたくさんいたので。これはもう“見せておかないと!”っていうのがあったんで。とりあえず勝てて良かったけど、かなり追い込まれて…」
藤本「そうだね(笑)。けっこう追い込まれたかな、私も」
中島「今までも全勝で来ているってプレッシャーも味方してくれたと思うので」
藤本「ただ、全勝っていうのがだんだんプレッシャーに感じてくる時期でして。もう“勝つことが当たり前”っていうふうに思われてるし、私たちも思ってるので。万が一っていうことが…」
中島「考えないでよ!(苦笑)」
藤本「もちろん考えてないんですけど、そういうこともお客さんの中では思ってる人もいると思うんで。そのへんは正直、プレッシャーはありますね」
中島「でもプレッシャーを武器にするというのが、私たちがエースと呼ばれる所以(ゆえん)だと思うので。このプレッシャーを大きな武器にしてベルトを27日獲って…」
藤本「防衛して!」
中島「来年もまだまだあるんで頑張ります」
藤本「とりあえず私の地元・仙台でベストフレンズが出来て、すっごい嬉しかったです!(笑)」
中島「牛タン食べて帰ります!(笑)」

★中森華子
「シングルの勝利っていうのは初めてのことで、もっとホントは春山さんが引退とか発表する前から、勝ちっていうのはもっと早くやってなきゃいけなくて。もっともっと闘いたかったんですけど、最後の最後で勝つことができて…リング上でも言ったんですけど恩返しじゃなくて、これからのJWPを良くすることが春山さんへの恩返しだと思ってるので。これからもっともっと上を目指して頑張っていかなきゃいけないなと思ってます」
━━その場跳びのギロチンドロップを出したが、練習はしている?
「ホントはトップ(コーナー上)からも狙いたかったっていうのもあるんですけど…読まれてしまってて。これから私の1つの武器として使っていきたいので、これからをもっと見てほしいと思ってます」
━━JWPを引っ張っていくために、具体的にまず何をする?
「まず、やっぱりJWPのベルトを獲り返さなきゃいけないと思ってます。周りからはもしかしたら“ちょっとベルトは…”っていうふうに見えてるかもしれないけども、ずっとずっと心の中では頭いっぱいで…。JWPのベルトはやっぱりJWP、元ある所に戻さないといけないと思ってます」

★春山香代子
「う~ん…悔しいですね、やっぱり。華子は嬉しいとは思うんですけど、私としてはやっぱり…詰めが甘かったというか、それだけ華子も研究してきたっていう、ホントにもう悔しいんですけど負けは負けで認めます。なので、これからの中森をもっとじっくり見たいと思います」
━━今日の中森の闘いぶりについて。
「勢いと、やられてもやり返してくるパワー…バリバリな気持ちがすごい伝わってきて、私がいくら蹴ろうが殴ろうがすぐにやり返してくるし、逆に蹴られて…。もっともっと“毎回やっときゃ良かったじゃん!”って思うぐらい…“遅いんじゃないの?”って思うぐらい来てくれたんで。成長が楽しみです」
━━中森からJWPを引っ張っていくというような発言があったが。
「遅いですよ言うのが! たぶん思ってる気持ちはあるけど言葉に出来なかったのが…もっともっと自分で発信していくべきだと思うし、お客さんはその言葉を待ってたと思うんで。安心して見ていたいし、中森に任せたいと思います」