4・3後楽園大会を2週間後に控えての2連戦初日。第1試合では藤ヶ崎矢子がブリバト・SAKIとのタッグで勢いに乗るスト魂と激突。丸め込みの応酬でSareeeからのフォールを狙う矢子だったが、フィッシャーマン・スープレックスからジャーマン につないだSareeeが完勝。スト魂2人と握手を交わすSAKIに、後楽園での対戦が決まっている矢子がつかみかかるなど試合後も火花を散らした。
ライディーン鋼はジュニア2冠王座を懸けて日向小陽と対戦。バックドロップからのフロッグ・スプラッシュで2度目の防衛を果たした。この試合がシングル王座初挑戦だった日向は「タイトルに挑戦させて頂けたこと、JWPさんと鋼さんに本当に感謝しています。負けてしまいましたけど自分の未熟さをことごとく味わって、でもこれがゴールじゃないので! まだまだ上を目指して頑張っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!」とマイク。
続いて、翌日に中島安里紗戦を控える鋼が「この勢いで明日の川崎大会、お互いの力をぶつけ合いたいのでメインで試合をさせてください! 今の私は違う!」と力強くアピールし会場をどよめかせる。ラビット美兎は倉垣翼とシングル初対決。真っ向勝負で立ち向かう美兎をメタルウイングで仕留めた倉垣は、試合後に美兎の手を上げて健闘を称えた。
セミファイナルでは昼間のOZアカデミー後楽園大会で正危軍を離脱した中島がKAZUKIとシングル対決。執拗なヒザ蹴りで中島を苦しめたKAZUKIだったが、左右のエルボー連打からフルネルソンに捕らえた中島がドラゴン・スープレックスで快勝。花道を引き上げていく中島に向かって、KAZUKIが「なに黙って帰ろうとしてんだよ!」と正危軍離脱についての説明を求めるが、中島はノーコメント。KAZUKIは「正危軍を裏切ろうが中島安里紗…いや、ベストフレンズはWANTEDの敵。絶対勝ち逃げさせねぇからな!」と改めてリベンジを宣言する。
メインイベントではユニット始動を前にコマンドボリショイと中森華子がタッグで試運転。白熱の攻防を繰り広げ、チサコとのエルボーの応酬からエグい顔面蹴りを叩き込んだ中森が、最後は鎮魂歌ドライバーでチサコを仕留めた。専用のマイクスタンドを持ち込んだ中森は「チサコ、久しぶり。私は何度でもやり合いたいんだよ」と4・3後楽園での対戦について「募集してます」と遠回しに対戦を要求。チサコは「今日勝ったからってな、勝ったと思ってんじゃねぇぞ。私はまだまだやれたな。募集してるんだったら借り、返してやろうじゃねぇかよ!」と応じた。
★ライディーン鋼
「本当はJWPから来てほしいんですけど、矢子がもっと上がってきてほしい。矢子と“どっちが勝つのか?”っていうのがJWPの今の闘いなんじゃないかと思ってる。小陽も1コ前の田中盟子もちっちゃいけど気が強いし、スピードもあるし若いし勢いもある。でも私がジュニアの絶対王者として、防衛回数も伸ばして卒業するまでずっとチャンピオンでいたい。期限が来て返上するまで、ずっと持ち続けたいと思います」
━━明日の中島戦をメインイベントにと直訴したが。
「勝つとか負けるとかじゃなく自分たちの今の気持ち。向こうがどうであろうと私の気持ちは今、メインで試合したい。ただそれだけです。自分の今の力をホントに全部出し切りたい」
★中島安里紗
━━鋼のメインイベント直訴について。
「ジュニアも防衛したので、まぁ1コぐらい願いを叶えてあげても。“メインで”っていうのはいいですけど…正危軍に入って私がJに問題提起をしてきた中で、その中心にいたのは鋼。KAZUKIさんもそうですけど…。1つ答えを見せてほしいなと思います。言葉を何か言わなくても本人もわかってると思うし、それでわかんないんだったらもう何も私は言うつもりもないし。下に合わせるつもりはないので。私もまだまだ上を見てるし、もっともっと上に行きたいので、ついてこれないなら置いていくしかないと思っているので」