【レポート】3月9日(水)浅草花やしき内 花やしき座 19:00 

Pocket

 
 4・3後楽園での再デビュー戦が決定している勝愛実はLeonを相手にエキシビションマッチ。試合前に握手を交わすと、いきなりバックドロップを放った勝はショルダータックルを応酬。ダブルアーム式のバックブリーカーなど得意技を積極的に繰り出していき、上々の仕上がりを見せつける。DSC07152
 
 REINA勢を迎え撃つライディーン鋼&藤ヶ崎矢子はキャリアの浅い結奈を捕らえると、最後は鋼がリバース・スプラッシュから3カウントを奪取。DSC07403
 
 昨年10月のRay興行で集まったメンバーによる『ハイブリッドバトル』は久々のJWP参戦を果たした日向小陽が格上の選手たちに混じって奮闘。花月がハイキックでLeonを足止めすると、ボリショイがアッパーブローで日向を仕留めた。これまでスケジュールの都合でなかなか参戦できなかったという日向に対し、ボリショイは「私よりも小さくて可愛くて、とても気になる選手でした。ぜひこれからもJWPに上がってください」とマイク。日向は3・20浅草大会への参戦が可能だとして「ジュニアのベルトに挑戦させてください!」と鋼への挑戦をアピール。すぐさまリングに上がった鋼は「ちょっと可愛いからってな…私のほうが可愛いんだよ!」と笑いを誘うと「まぁいいよ。受けて立ってやるよ」と受諾した。DSC07492DSC07827
 
 休憩時間のインフォメーションコーナーではボリショイと勝愛実がリングイン。ボリショイは「日本の皆さんこんにちは。私はアメリカでピザを食べています。パワーアップしてアメリカナイズされて帰国します。4月3日、電撃参戦します」という木村響子からのメッセージを紹介。続いて勝は4・3後楽園について「再デビュー戦の対戦相手はラビット美兎です。復帰戦ではありません。JWPで新たなスタートを切るには美兎しかいないなということでお願いさせて頂きました。1ヶ月ないですが、もうガムシャラに頑張っていきたいと思います」と意気込みを語る。DSC07863
  セミファイナルはKAZUKIがダイビング・ニードロップからデス・バイ・ロドリックにつないで美兎に勝利した。DSC07962
 
 メインイベントではタッグトーナメントを制した『真華不思議』(中森華子&真琴)が『ベストフレンズ』(中島安里紗&藤本つかさ)の持つJWP2冠タッグ王座に挑戦。開始早々から中森が中島にカウンターのハイキックを叩き込むと、早くも2人で場外弾を放つなど一気にラッシュをかける真華不思議だったが、落ち着きを取り戻したベストフレンズが徐々に盛り返していく。2人に捕まった中森が粘りを見せるが、藤本がビーナスシュート。中島のドラゴン・スープレックスを挟んでつっかちゃん☆ボムで3カウントを奪った。DSC08137 (1)DSC08212 (1)
 
 マイクを持った中島は場外で泣き崩れる2人に対し「中森、真琴! ベストフレンズに勝ってるところ、見つかりましたか? そんなとこ(場外)で泣いてても誰にも見えないし、思いも伝わんねぇんだよ! 裏で泣くんだったらな、リングで泣いたほうがまだマシだよ!」と言い放つと、「WANTEDが来ると思ってたしWANTEDとやりたかったよ。オマエらの挑戦受けてやるよ」とKAZUKI&鋼を次期挑戦者に指名する。KAZUKIは「やってやるよ!」と応じるが、「ちょっと待ったーっ!!」と花月が割って入り挑戦をアピール。4・3後楽園でWANTEDと『なでしこKANSAI』(花月&下野佐和子)によるタッグ王座への次期挑戦者決定戦が行なわれることになった。続いてリングに上がったLeonは「Rayが戻ってくるのを待ってるから」とタッグ王座への挑戦は保留しながらも、「つっか! オマエと後楽園でシングルやってやるよ」と要求。藤本は「なんで上から目線なんだよ!?“やってください”でしょ? Leonさんといえばハイスピード。スピードには私も負けてないですからね。24周年興行ですよね。私、調べました。1992年4月3日、旗揚げ戦でございます。『ツカペディア』によると…JWPはプロレス界で初めて“とある試合形式”で試合をしていますね。1992年4月11日、ダイナマイト関西vsプラム麻里子による…」とJWPオリジナルの2フォールカウントでの対戦を提案。Leonも「やってやるよ」と即答した。DSC08355 (1)DSC08375 (1)
 
 さらにはボリショイがリングイン。「私は中島、ベストフレンズ…オマエらが活躍すればするほどメチャクチャ悔しいんだよ。だからいつまでも泣いてる中森に腹が立つんだよ。約束しただろ? 3人でユニット組もうって」と、中島をストップさせるために結託し、木村が帰国したら始動させることになっていたユニットを4月3日からスタートさせることを発表。ユニット名は『木村軍(仮・チーム名募集します)』で対戦相手も募集すると話した。イラ立つ中島はほかの選手たちを追い払うと「ベストフレンズ全勝記録はまだまだ伸ばしていくつもりでいます」。藤本は「安里紗といると、どんどん性格が悪くなっていく気がします。ですが、私たちたぶんこれが魅力だと思う。後楽園は別々のカードですが、どっちも勝利して次につなげたいと思います。ベストフレンズの快進撃、見に来てください」と締めた。
 
以下、各選手のコメント
 
★勝愛実
 「後楽園の相手は美兎しか考えられなかったので。一点張りで言ってました。1年半前の美兎とはもう別人のようにスタミナも付いていますし、試合の構成だったりとかもパワーアップしていると今日セコンドに付いてすごく感じたので…。ですけど、今まで長い間一緒に練習してきたぶん自分も美兎のことは理解できていると信じて、残り少ない時間を練習に全力を注いで、4月3日は勝って再スタートをいい形で切れればと思います。今までの勝愛実とは違うような感じでいきたいと思っているので、今まで使っていたコスチュームですとかそういうのは一切使わずに、新たな一面をお見せできたらと思います」
 
★日向小陽
 「大阪で去年1回だけ出させてもらったんですけど、東京では初めてだったので…。自分がレスラーになる前から実はボリショイさんの試合を見てて、ちっちゃいのにすごい素早い動きだし、頭の良い選手だなといつも思ってたので…やっぱりすごかったですね。一撃のフットスタンプだけで動けなくなってしまって…」
 ━━ジュニア王座挑戦について。
 「今までタイトルに挑戦したことがホントになかったので、もっと今の自分を高めるためには挑戦は絶対自分には必要だと思って、これが最大のチャンスだったので。ホントに体がデカくて強いイメージがすごいあるんですけど、でも素早い動きとかは苦手だと思うので、そういうところを突いて頑張りたいなと思います」
 ━━鋼は「自分のほうが可愛い」と言ったが?
 「え~と…ちょっと勘違いしてるんじゃないかなって(苦笑)。ちょっと強がりだと思います、鋼さんの。まだ若いので、ちょっと強がってるんだと思います(笑)」
 
★ベストフレンズ
 中島「初防衛…ベルトがいっぱいあるから、わかんなくなっちゃうよね」
 藤本「さっきも言ったんですけど、私あの2人(中森と真琴)より2つ後輩なんですよ。だけど、それを感じさせてないでしょ?」
 中島「うん」
 藤本「それが結果じゃないかなと思います」
 中島「今日はかなりつっかに助けられたなっていうところが大きかったので。まぁでも頼もしいパートナーに巡り会えたことも、私の実力のうちということで…(笑)。まだまだ、これが始まったばかりですよ。ウチらの全勝記録」
 藤本「いや~ホント楽しみだわ、これから先が」
 中島「やりたいこともたくさんあるし。夢はどんどん大きくなるばかりだし!」
 藤本「うん。でも、その大きい夢も安里紗とだったら叶えられると…断言します!」
 中島「次回も(12日の)アイスリボンの後楽園で防衛して…」
 藤本「4月3日は私たちベルトを持って入場しようね?」
 中島「私も4冠になるからね、(尾崎から)無差別獲って」
 藤本「そうだ! じゃあ私と安里紗、合わせて8本のベルトですよ」
 中島「ベストフレンズにベルトがどんどん増えるように頑張りたいと思います!」
 ━━『ツカペディア』について。
 藤本「私JWPのベルト獲ってから、JWPの歴史をメチャクチャ調べてるんですよ」
 中島「私も知らなかったもん」
 藤本「たぶん安里紗が知らないこと、私いっぱい知ってます。1992年4月3日の旗揚げ戦にいるのは今ボリショイさんだけなんです」
 中島「へぇ~」
 藤本「みんなたぶんわからないと思うので、私が逆にJWPの選手に教えてあげようかなと思います」
 中島「よ! ツカペディア!!(笑)」
 藤本「これ止めないとね、いつまでもしゃべってるから(笑)」
 中島「次回から恒例化してコーナー作ろ。『今日のツカペディア』。楽しみにしていてください(笑)」