すべてのベルトを流出させてしまったJWPが、巻き返しを誓ってのリスタート。第3試合ベルトを流出させてしまった3人(ボリショイ、Leon、鋼)に中島が加わってのタッグマッチは、ボリショイのアッパーカットからキャプチュード・バスターにつないでLeonが鋼に勝利。マイクを持ったLeonは「ボリショイさん、中島。無差別のベルトを取り返すのはこの私だ。タッグのベルトも私が取り戻して、先日獲ったアイス(リボン)のタッグのベルトと合わせて私が4冠王になる!」と宣言。これに対しボリショイは「言うのは簡単だよ。どうやって実行に移していくか。中島、今日のこのあとのOZアカデミー(横浜文化体育館)楽しみにしてるよ」とエールを贈る。中島は「みんな気持ちは一緒だよ。だけど、実現するのは私しかいないと思うんで。このあとOZのベルト獲って、JWPのベルト。私が必ず取り戻します。ぜひ楽しみにしていてください」とOZ無差別級の奪取を誓った(※変則ルールの6人タッグマッチで途中敗退)。
セミファイナルでは美兎が同期のSareeeと1年ぶりのシングル対決。Sareeeがジャーマンから裏投げを成功させるがカウントは2。2発目の裏投げをしのいだ美兎が、エビ固めの応酬からラビストラルで押さえ込んだ。試合後は美兎が差し出した手をSareeeが握り返し握手を交わす。
メインイベントは春山&中森vs十文字姉妹のタッグマッチ。中森は7・26名古屋でのイベントで春山から受け継いだオレンジ色のコスチュームで登場。4人がもつれる展開から、春山のトラースキックのアシストを受けた中森が路上で丸め込んで幸子をフォール。タッグ王者から勝利をあげてみせた。
★メインイベント後のマイク
中森「JWPのタッグのベルトを持ってる十文字姉妹。春倉とやりたいやりたいって言ってるけど、私だっているんだよJWPにはよ! 中森華子がタッグのベルトをJWPに取り戻します」
チサコ「誰と組むんだよ?」
中森「いるよ! パートナーいるんだよ。Xだよ!(会場から笑い)」
チサコ「タッグっていうのはねぇ、そんな即席で“ベルト取り戻して”ってそんなもんじゃねぇんだよ。ウチら十文字の歴史…知らないだろ?」
中森「私だってタッグのチャンピオンだったんだよ!」
チサコ「そうだな。でもなぁ、オマエより最強になってベルト持ってるんだよ。悔しくねぇのか?」
中森「今日、勝ったもん!」
チサコ「オマエなんかな、敵でもなんでもないんだよ」
春山「(おもむろにマイクを持ち)春倉…復活します。復活するからにはベルトを私たちの腰に戻すので。でもその前に、Xとハナ(中森)は組む?…ってことは次のJWPの興行、(9月)13日の板橋で春倉vsハナ&X。それで勝ったほうが、あなたたちが持ってるベルトに挑戦させて頂きます。よろしいでしょうか?」
幸子「今日、私負けましたけど…自分たちは春倉のほうを心より待っています! でも結果がなんにせよ、もし春倉を倒した華ちゃんとXなら私たちも倒す甲斐があると思いますので、それまでお待ちしてます。(中森に)今日の借りは絶対返します!」
★中森華子のコメント
━━パートナーについて。
「もう心に決めている人はいるんで。Xとして今日は言いました」
━━まだ相手の了承はとっていない?
「秘密です、とりあえず。Xっていうだけです(笑)」
━━過去に組んだことがある選手?
「う~ん…あんまり。あったと思うんですけど、そんなに接点はないかなと思います」
━━コンビネーションに不安は?
「大丈夫です。私が決めたパートナーなので、確実にこれでいけると思います。やっぱりホントに今、JWPのベルトがすべて流出してしまってすごい悔しいし、私も長いことベルトを巻けてなくて。でもやっぱり私はJWPの選手だし、そういう意味では今日は結果を残せたと思うので。タッグってやっぱり1人じゃダメだし、パートナーっていなきゃいけないと思うので。今は言えないですけどXで、私はJWPのベルトを取り戻したいと思います」
★春山香代子のコメント
「春倉したかったので、そしてもう今、J(WP)にベルトがないので、ぜひ春倉でまたタッグのベルトを巻きたいと思います!」
━━倉垣とは阿吽(あうん)の呼吸もあると思うが。
「でも組む前にちょっとやっぱり一緒に練習をして、また呼吸を取り戻したいと思います」
━━中森のパートナーがXとなったが。
「華子のことなんで誰を連れてくるか想像ができないので(苦笑)。まぁ私と倉垣、誰が来ようが大丈夫だと思うので、1番はやっぱり春倉復活っていうんで、最高の春倉をみんなに見せたいと思います」