第1試合では勝愛実が藤ヶ崎矢子と再デビュー後のシングル初対決。丸め込みの連発を凌いだ勝はダブルアーム式フェースバスターからオレンジ☆ブロッサムで快勝。JWPの選手と1人ずつ闘っていくビクトリーロードで、ようやく初白星をあげる。
新人時代以来、朱里と2度目のシングルマッチを行なったラビット美兎はダイビング・フットスタンプからジャーマンを放つとエルボーを連打。しかしカウンターのハイキックで足止めされると、ジャーマンから必殺のバズソーキックを叩き込んだ朱里が3カウントを奪取した。 『全力バタンキュー』中森華子&DASH・チサコの同期タッグは、REINAの真琴&結奈を迎え撃ち、チサコが真琴を押さえつけている間に、中森がフィッシャーマンズ・スープレックスからシャイニング・ウィザードにつないで結奈をフォール。試合後は2人でシェーのポーズを決めた。
セミファイナルはコマンドボリショイvsLeonのシングル対決。9・18板橋大会ではLeonがボリショイから3カウントを奪っているが、この日も期待にたがわぬスリリングな攻防を展開。Leonが2発目のキャプチュードバスターを狙って持ち上げたところを、頭上で切り返したボリショイが丸め込んで3カウントを奪ってみせた。
メインイベントは『ベストフレンズ』中島安里紗&藤本つかさと『WANTED’14』KAZUKI&ライディーン鋼がそれぞれパートナーを入れ替えてのタッグマッチ。KAZUKIから「つっかに気がある」と言われていた鋼はヒザのサポーターとコスチュームの一部に、藤本と同じ花柄の入ったコスチュームで登場。対するKAZUKIもヒザのサポーターとコスチュームに花柄を使用していた。KAZUKIと鋼の先発で試合がスタートするが、早くも中島と藤本が結託し合体攻撃で会場を沸かせる。その後は向かい合った中島と藤本はサッカーボールキックを応酬するなど過熱し、激しくスイングした試合はKAZUKIが鋼をリバース・スープレックスの体勢で担ぎ上げると、スパインバスターの形で叩きつけて決着。
KAZUKIは「おい鋼、言いたいことリング上で言えよ!」とマイクを渡すと、鋼は「WANTEDのことも、KAZUKIさんのことも…大好きで~す♪」。「どうでもいい!」と呆れる中島と藤本に、KAZUKIは「どうでもよくないよ。オマエの気持ちよ~くわかった! 人には1回や2回、浮気心というものがあるから、今回のことは水に流してやるよ。それよりさ、私たち『チーム・サファリパーク』で」と命名すると、翌週にそれぞれシングル王座戦を控える中島と藤本にエールを贈る。鋼が「ホントにホントにホントにホントにライオンだ~♪」と有名なサファリパークのCM曲を歌い始めると、観客も一緒に合唱。ベストフレンズは「なにこれ!?」と釈然としない表情でリングを下りた。 ★メイン出場の4人のコメント KAZUKI「試合中に決めました。『チーム・サファリパーク』」 中島「試合中にもう考えてたんですか!?」 KAZUKI「うん」 中島&藤本「すごい余裕…(苦笑)」 KAZUKI「もうね、このメンバー、このコスチューム見たらそれしかないなと思って」 藤本「どうせだったら、こういう余計なの(白や黒の生地)入れないで全部花柄にすればよかったのに! お腹、出しちゃおうよ。今日、試合前に鋼に“同じコスチュームだから、どっちがどっちかわからなくなってお客さん大変!”みたいなこと言われて…イラっとしました(苦笑)」 中島「ここの見分けがつかないって相当な…。でもね、チーム・サファリパーク…やりましょう!!」 KAZUKI「中島安里紗、ヤル気になった!」 中島「(怪訝な顔をする藤本に)え? なんで?」 藤本「いや、なんか珍しいなと思って」 中島「だって私、サファリパークすっごい好きなの」 藤本「さっきの歌、歌えるの?」 中島「歌えるよ? 次、タッグ組む時は私たちも歌って、いつの日かCDを4人で…(笑)」 鋼「4人で(苦笑)」 中島「サファリパークのCMに出ることを目標に頑張りたいと思います!」 藤本「10月9日、ウチらのタイトルマッチ、応援してくれるということなので。ベルト持って、4人で今度は組みましょう(笑)」