毎年恒例となっているゴールデンウイークの板橋3連戦。入場式ではラビット美兎&勝愛実があいさつを務め「会場全体をアルティメット☆ぴゅあふる色に染め上げたいと思います。JWP板橋3連戦、スタート!」のかけ声で幕開けした。
第1試合では藤ヶ崎矢子が、帯広さやかの変形の押さえ込みにフォール負け。
続く第2試合ではKAZUKIが走り込んでのダブルニーアタックから、コーナーからのダブルニードロップにつないで藤田あかねに勝利すると、試合後は握手を交わす。
他団体のタッグチームとの3連戦に挑む美兎&勝はLLPW-Xの『ブリバト』SAKI&MIZUKIと15分時間切れに。
セミファイナルでは中森華子とDASH・チサコがデビュー10周年同士の同期対決。互いに持てる技を駆使して激しい攻防となるも決着はつかず、試合後は握手と抱擁を交わした。
メインイベントでは中島安里紗が無差別王座戦を通じて実力を認めたライディーン鋼とタッグを結成し、『全力バタンキュー』コマンドボリショイ&倉垣翼と対戦。鋼は憧れの存在である倉垣と体をぶつけ合う真っ向勝負を挑み、ボリショイがセコンドの中森をリングに呼び込んで全力コブラ(※数珠つなぎで場外の観客に続いていく)を繰り出すと、中島は不快感を露わにする。ラリアットやパワースラムなど豪快な攻撃でチャンスを作った鋼だが、最後はボリショイが丸め込んで3カウントを奪取。マイクを持ったボリショイは「明日はJWP全員をバタンキューさせてやろうと思います。皆さんもバタンキューとなるぐらい熱い声援をよろしくお願いします」と、観客にも呼びかけて会場の全員でシェーのポーズを作った。
★中島安里紗&ライディーン鋼のコメント
中島「鋼が頑張ったと思いますけど、勝ちが第一だったと思うので…」
鋼「新鮮だと思います、ホントに(笑)。今までずっとダメだダメだ言われ続けてきて、横に立って…どうでしたか?」
中島「なんなの! 上から目線で“どうでしたか?”とか聞いてんじゃねぇよ(苦笑)」
鋼「こないだの板橋(4・24)で“横に立とう”って言われたのが嬉しくて…私は今日立ててメッチャ嬉しいです」
中島「ホントに今日は勝てる試合だったと思います。キャリア的にはこっちのほうが全然下ですけど、全然劣ってるところがそんなにないというか。それにプラス勢い…ウチら調子に乗ってるんで。今日の負けは悔しいし、惜しかったなって思います」
━━明日は全力バタンキューとの対戦だが。
中島「いまいち全力バタンキューがよくわかってないので、私は。一切関わってないので“そこに向けて”みたいなのも、あんまりないんですよね。だってJWP軍vs全力バタンキューっていっても“ボリショイさんも中森さんもJWPじゃん”って感じで(苦笑)。しかもどこに向かってるかもよくわからないチームなので。木村さんの引退に向けてイベント的に組んでるんだったら、そういうチームはあんま好きじゃないのでつぶしたいと思います」
鋼「調子に乗ってるから、私たちは全部つぶしたいと思います」