板橋2連戦2日目。久令愛は米山香織を相手にダブルリスト・アームサルトからトラースキックをクリーンヒットさせるなど攻め込んでいくも、米山が後方回転エビ固めでフォール勝ち。
前日のディスカバー・ニューヒロインでタッグを組んだ大空ちえと真琴のシングル対決では、真琴がダブルアーム・スープレックスからスピアーの2連発で貫録を示す。
AKARIはアクトレスガールズの大型ファイター・三浦亜美と対戦。アッパーカットを叩き込んだAKARIは三浦の肩口に絡みつくと、腕十字を極めてギブアップを奪った。
セミファイナルでは前日に無差別級王者への返り咲きを果たしたLeonとチェリーがテクニカルな攻防を繰り広げ、Leonが前日に初公開した新技『マロマ・デ・レオン』で丸め込み勝ち名乗りを受ける。
メインイベントでは中森華子&山下りなの持つデイリースポーツ認定女子タッグ王座に、『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&ライディーン鋼が挑戦。パワフルな連係技のバリエーションで上回るWANTEDはここで勝利しての復権を目指すも、わずかな連係の乱れをついた中森がKAZUKIを捕らえ、鎮魂歌ドライバーからバズソーキックにつないで勝利。4度目の防衛を果たした。
マイクを持った中森は、「来月の9日、PURE-Jは4周年を迎えます。本当はそこでタッグの防衛戦やりたかったんだけど、(山下に)その日試合入ってるんだよね? 8月29日、板橋は大丈夫でしょ!? ここで防衛戦やりましょう! 次は新鮮なタッグチームとやりたいと思ってるんですけど…」。するとチェリーが「今、新鮮でピチピチで若くてフレッシュな選手と防衛戦やりたいって言ってましたね? そう言われちゃったら私、出て来ないわけにはいかないじゃないですか。まだそのベルト、チャレンジしたことないんで新鮮な闘いになること間違いなしなんですけど。私より強い相手をパートナーにしたいと思います」とLeonをパートナーに指名。チェリーは「今日闘って“なかなかやるじゃねぇか”と思って。私とLeonさんがタッグを組めば、この2人からベルト獲れると思うんですよね。タッグのベルトも一緒に狙っていきませんか?」。Leonは「ちょっと上からなのが気になるんだけど、でも私のことホメてくれてるんだよね? 私はPURE-Jで誰も成し得ていないシングルとタッグ2冠王目指してんだよ」と快諾する。
カーテンコールでは久令愛が「私はディスカバー・ニューヒロインを通じて、これからのキャリアの中で“2021年7月22日がターニングポイントだった”と言えるように頑張っていきたいと思っておりますので、これからもよろしくお願い致します」と意気込み。続いてLeonが8・9後楽園ホールで米山香織との無差別級選手権試合をアピールした。
Leon「チェリー選手の熱烈なラブコールを受けて、タッグのベルトにも挑戦することになりましたけど…その前に! 8月9日、後楽園ホールで無差別級王座の初防衛戦をしたいと思ってます。私の中では1人しかいません。米山香織! 私はPURE-Jの4周年という大切な大会でオマエとベルトを懸けて闘いたいと思ってる」
米山「えぇ~!? こんなことは何ヶ月か前にもあった気がする…! これデジャヴってヤツですかね!? もうよくないですか? Leonに挑戦するの見たい人います?」(会場から拍手)
Leon「オマエに勝たないと真のチャンピオンにはなれねぇんだよ!」 米山「Leonが真のチャンピオンになるかどうかは関係ないんだけどぉ、こうして今日見に来てる皆さんが“米ちゃんがチャンピオンになったほうがおもしろいんじゃないかな?”って思ってくれてる感じなら、挑戦しちゃおっかな!? でも私がチャンピオンになったら、また前みたいにシングルマッチ全部にベルト懸けるけど、それでもいい?」
Leon「当たり前だよ!」
米山「私がベルトを獲ったほうがPURE-Jも女子プロレス界もおもしろくなるから。デジャヴ起こすぞ~っ!!」
★中森華子&山下りな
山下「KAZUKIさんは私、初対戦ぐらい…? ぶっちゃけもっとやりたかった。鋼はもうやり飽きたぐらいだよホントに。ちょっと強くなってたけど…。だから次は“ピチピチで新鮮”なチェリーさんとLeonさんとやってやるよ。ベルトを獲ってちょうど1周年ぐらい?」
中森「そう。8月で1周年」
山下「長期政権としてまだまだやっていくんで負けられないですよ。今日勝ったのもたぶん、中森華子が持って来たすごいユンケルのおかげです」
中森「ユンケルを交換したんですよ。交換会をね(笑)」
山下「前に3000円ぐらいのユンケルもらったから今日お礼にユンケル持って行こうと思ったら、“私も持って来たの”って私よりもっとすごいユンケル持ってきて。私もユンケル好きとしてすごく恥ずかしくなっちゃって…」
中森「そんなことない。WANTEDはPURE-Jいちのタッグだと思うし、長いこと組んでやってるから。私たちはいつも近くにいなくて防衛戦自体も半年ぶりで。だけど試合になって隣りに立つとすごい心強いパートナーで。PURE-Jでのりなちゃんはここでしか見られないと思うし、私たちのタッグもあと最低でも7回防衛しないといけないので。これからもっともっと上を目指して頑張っていきたいと思います!」