【レポート】9月13日(日)板橋グリーンホール17時「リキャプチャ」

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9・6OZアカデミー新宿大会でのボリショイの要望により観戦に訪れた尾崎魔弓は、西尾美香とともに北側ステージにイスを並べて腰を下ろす。2015.9.13板橋Leonはキャプチュードバスターで鋼を、15.09.13-030 - コピーKAZUKIはデス・バイ・ロドリックで美兎を、それぞれの必殺技で世代闘争は先輩選手が2連勝。すると第3試合の開始時に尾崎がリングサイドに歩を進め「前の2人ダメだったわ。使えない。約束通りオマエ(ボリショイ)負けたら1人連れてくからな。頑張ってね、矢子ちゃん」とマイク。テッシー・スゴーを強引にリングから降ろすと、ポリスを呼び込み「この試合、レフェリーポリス!」と言い放った。15.09.13-137 - コピー
この理不尽な要請を受けて立ったボリショイだが、最初から公平に試合を裁く気などないポリスは、矢子がフォールに入ると高速カウント、ボリショイが関節技を極めると矢子のロープエスケープをアシストし、スキあらば手や足を出していく。ついにはボリショイの背後からラリアットを叩き込むと、ブリッジの体勢で押さえ込んだ矢子に高速で3カウントを叩いた。15.09.13-195
ベテランが負けた人数分だけJWPから正危軍に引き込むという条件が決まっていたことから、尾崎は「誰にしようかな~♪」と1人1人を物色すると、「新しい…新生JWPやりたいんだよね。オマエがジャマなの。わかる? オマエがいるからダメなんだよJWPは」とボリショイを指名した。ボリショイは「いいよ。負けたのは私だよ」と了承するが「ひとこと言わせてくれよ。オマエの持ってる無差別のベルト、4ヶ月以内に防衛戦をしなければ剥奪になる。オマエが偉そうにやってるのも、せいぜい(残り)3ヶ月の命だよ」。15.09.13-221 - コピーこのタイトルの規定を知らず仰天した尾崎と西尾はボリショイを置いたまま退場。ボリショイは会場のファンに「私は尾崎がベルトを剥奪されることを望んでない。みんなもそうだと思う。必ず3ヶ月以内に尾崎からベルトを獲り返します」と宣言し、JWPとOZアカデミーの昼夜開催となる10・25新宿FACEでの奪回を示唆した。15.09.13-233 - コピー

セミファイナルは中島&希月vs鋼&つくし。15.09.13-413中島のゆりかもめに希月のSTFを合わせての競演、サンドイッチ攻撃を繰り出すなど好連係を見せる26歳チームに対し、瑛凛の欠場により2試合目となる鋼も奮闘。だるま式ジャーマンで勝利した中島は、23日のWAVE博多大会でジュニア王座への挑戦が決まっている鋼に「オマエが獲り返すの待ってるから、必ず持ってきてください」とエール。続いてマイクを持ったつくしは「中島さんのパートナー・つっかさんからの伝言で“10月17日にアイスリボンの後楽園大会があるんですけど、予定を空けといてください”と言っていました。どうせヒマでしょ!?(笑)」。中島は「今この時代にコスチュームをパクるとか…」と同じようなデザインのつくしのコスチュームに苦笑いするが「中島さんのことが好きなの!」と言われてあっさり納得。2人で手を上げた。15.09.13-432

メインイベントでは十文字姉妹の持つタッグ王座への挑戦を懸けて、復活した春倉と新タッグ結成となる中森&真琴が激突。15.09.13-458中森が頭突きから鎮魂歌ドライバーで春山を追い込むが、ピンチをしのいだ春倉はダブルのラリアットで形勢を逆転。2人同時に放つトラースキックで真琴と分断すると、倉垣のファルコンアローから春山のダイビングギロチンで中森を仕留めた。マイクを持った春山は「中森、真琴。いいタッグチームだと思います。今日当たって実感しました。どんどん強くなって成長してください。それをすごく楽しみにしてます」と話すと、9・22大阪大会でのタッグ王座挑戦をアピール。「春倉が戻ってきたので、皆さん楽しみにしといてください! 春倉がバリバリ最強ナンバーワン!」と最後を締めた。

以下、各選手のコメント

★コマンドボリショイ
「たとえポリスがレフェリーだろうと負けたことは事実なんですが、尾崎は最後私を置いていったので、たぶんそれどころじゃなくなったんじゃないかなと思います。自分たちが半年でも1年でも、いつまでもチャンピオンでいられると思ってたんじゃないですか? 剥奪はベルトを獲られること以上に悔しいことなので。絶対逃がしません」
━━オファーがあれば正危軍として参戦する?
「そうですね、オファーがあれば…。ないと思いますが。いい加減なヤツなので明日になったら忘れてるかもしれない。ただ無差別のベルトに(防衛)期限があるってことを知ったことのほうが大きいんじゃないですか?」
━━誰がベルトを獲り返しにいく?
「それは誰もが“私だ!”と思ってると思うんですけども、私の口から言えるのは“私が獲りにいく”。コマンドボリショイが尾崎にリベンジするということが1番なので。この件に関してはJWPの内部でも、かなりモメてくると思います」

★春山香代子&倉垣翼
倉垣「中森とは2年ぶりとか…真琴は1回ぐらいしか今まで対戦がなかったので。すごい成長しててビックリしました。春ちゃんが引退決まってるので、その中で春倉なるだけたくさん、いろんなところでやりたいと思ってるので、次につながって良かったです。22日にタイトルマッチ決まったので、十文字姉妹も“勝ったほうとやる”とか言って、ウチら勝つって思って言ってたんじゃないかなと思うので、待ってろよ!って。2人とはタッグチャンピオンのときすごい対戦してたので、なんかチャンピオンになった2人を逆の立場で見てみたいっていうのもあって。楽しみです」
春山「春倉がバリバリ最強ナンバーワンだと思うので、もっと女子プロ界をね」
倉垣「タッグチームで盛り上げるのに中森と真琴も、すごいタッグチームになってほしい」
春山「春倉でどんどん活躍していきたいと思います」

★中森華子&真琴15.09.13-488
中森「悔しいですね。春倉に勝てるのホントに今日だけだったと思うし。あと何回組めるか…その先に十文字姉妹の持つベルトに挑戦するのに、今日は絶対勝たなきゃいけない試合だったのに…私が最後負けてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです」
真琴「もちろん負けてしまって悔しいっていう気持ちはあるんですけど、今日初めて組んだんです。ほとんど今まで試合したこともなくて。それでもなんか食らいついていけたかな、とは思うので。前向きにとらえて…」
━━春倉から今後へのエールもあったが。
中森「私、別に今日1回きりっていうふうに組んだんじゃないし。この先も組んでいくっていう本当のタッグパートナーとして。今日、約束しました春山さんと。春倉を超えるようなタッグチームに。タッグチームの名前を真琴の“真”って書いて、華子の“華”に“不思議”って書いて『真華不思議』(まかふしぎ)。このタッグチーム名でやっていきます」
真琴「真華不思議! すごいチャーミングでいいですよね」
━━今後も組んでいきたい?
真琴「はい。なんかプロレスラーを目指す人って、穏やかな人ってあんまりいないと思いますけど、中森さんは試合では激しいんですけど普段は穏やかで、自分もおとなしいほうなので。すごい親近感というか、運命の糸みたいのを感じてたので嬉しいです」
中森「私も感じてるので。私たちが組むってたぶん不思議だと思うんです。Xって私が発表してイベントとかやったりしたけど、たぶん想像がつかなかったと思うんです。組むのが不思議かもしれないけど、だからこそ“摩訶不思議”というか(笑)」15.09.13-592 15.09.13-509 15.09.13-442 15.09.13-259