◇2月2日(日)板橋グリーンホール 13時
「レインボースネーク vol.2」
観衆94人
1、シングルマッチ 15分1分勝負
◯AKARI(8分47秒、ムイビエン)アレックス・リー●
前回から9日で迎える今年2回目の板橋大会。第1試合はAKARIがアレックス・リーを迎え撃つ外国人対決で、アレックスは得意のキックを連打していく。しかしラリアットからノーザンライト・スープレックスを放ったAKARIが、ムイビエンでギブアップを奪った。
2、タッグマッチ 20分1分勝負
●KAZUKI&チェリー(13分29秒、チョロイルド)SAKI◯&清水ひかり
『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&チェリーとCOLOR’Sの『ギャラパン』SAKI&清水ひかりのタッグチーム対決。キャリアに勝るKAZUKI&チェリーだが勝負どころでチェリーの熟女でドーン(バックハンドブロー)がKAZUKIに誤爆すると、清水が延髄斬り。すかさずSAKIが丸め込んで3カウントを奪ってみせた。
3、タッグマッチ 20分1本勝負
中森華子&●大空ちえ(14分43秒、片エビ固め)世羅りさ◯&夏実もち
※羅紗鋏
抗争の続くPURE-Jとプロミネンスだが、この日は中森華子&大空ちえと世羅りさ&夏実もちが激突。夏実と世羅のリバース弾を立て続けに食らいながらも丸め込みでのフォールを狙う大空だが、2度目のロールスルークラッチを阻止した世羅が羅紗鋏に捕らえて大空を仕留めた。試合後も収まらない大空はマイクを持つと、両軍が舌戦を繰り広げる。
★試合後のマイク
大空「これで終わりだと思ってんじゃねぇよ。次は私とシングルだよ!」
世羅「今日ボコボコにされて、タイトルマッチでもボコボコにされて…またシングルやりたいの!? しょうがないなぁ…小僧、オマエがもうちょっと大きくなったらやってやるよ。今はやらねぇ」
もち「おい、ちえ。いや、小僧! 可哀想だなぁ! でも私は優しいからオマエの相手してやってもいいぞ? ボリショイ! ピコ! どこだオイ! 小っちゃくて見えねぇぞ!」
ボリショイ「なんでオマエに“ピコ”って言われなきゃいけねぇんだよ。次の板橋、2月23日。オマエ絶対空けとけよ?」
もち「空いちゃってる、たまたま!」
ボリショイ「大空ちえvs夏実もち、決定」
大空「2度と悪さできねぇようにしてやるよ! 覚悟しろ!」
中森「世羅りさ、私はいつも刺激を求めてる。私と次、タッグ組もう。(会場がどよめく)おもしろいよ絶対に!」
世羅「…!!?」
清水「対戦相手やりたいです!! お2人と試合したい!(SAKIを呼び込む)」
中森「やってやろうな。プロミネンスのPはPURE-JのPだろ!?」
世羅「違うよ!」
中森「23日の板橋で決定! 楽しみだな、よろしく!」
清水「よろしく!!(笑)」
世羅「……」
4、Leon25周年記念・三番勝負 第一戦 シングルマッチ 30分1分勝負
◯Leon(14分49秒、クラッチ・デ・ガオー)青木いつ希●
セミファイナルではLeonのデビュー25周年記念3番勝負の1戦目として、青木いつ希と1年半ぶりのシングル対決。Leonを相手にラリアットの連打で攻め込んでいく青木はカウンターのトラースキックを一閃。しかし4の字ジャックナイフからクラッチ・デ・ガオーにつないだLeonが試合を制してみせた。
★試合後のマイク
Leon「オマエの素直じゃないけど、メチャメチャお祝いしてくれてる気持ちは伝わったよ! 私はオマエのその熱すぎるプロレスが大好きだ! 私のリアルデビュー記念日の3月15日、ここ板橋で記念大会やるんだけど、ぜひ出てもらえないかな?」
青木「それはもちろん…会社に聞けコラ~っ!! 真っすぐすぎる情熱の炎のようなあなたが、まぁ嫌いではないので…しかし今日負けたことは大変に大変に悔しいので。誰が相手なんですか?」
Leon「もちろん私の中で決まってんだよ。青木いつ希vs大空ちえ! 皆さん見たいですよね!?」
青木「任しとけ。今日負けた悔しさ…オマエんとこの後輩、ボコボコにして晴らしてやるからよ! テメエ(大空)は首洗って待ってろ! オマエ(Leon)は元気に25周年を迎えろ!」
5、PURE-J認定無差別級選手権 30分1本勝負
[王者]◯ライディーン鋼(15分15秒、体固め)久令愛●[挑戦者]
※100kgムーンサルトプレス
※第15代王者が2度目の防衛に成功
メインイベントはライディーン鋼の持つ無差別級王座に久令愛が挑戦するタイトルマッチ。PURE-Jの中で最も大きな両者は激しい肉弾戦を展開し、ジャーマン・スープレックスを放った久令愛はとどめのユニバース・ジャーマンを狙うも、踏ん張って阻止した鋼はフライング・ニールキックからラリアットを連打。さらにリバース・セントーンから雪崩式ブレーンバスターで久令愛を追い込んでいく。コーナーに上ろうとする鋼をジャーマンで投げ落とした久令愛は変形ラ・マヒストラル、再び鋼のバックに回るも、鋼は投げっぱなしジャーマンからライディーンボム。最後はムーンサルトプレスでとどめを刺し、久令愛の2冠王の夢を断ち切った。
マイクを持った鋼は「2度目の防衛、成功したぞ! おい久令愛! オマエにはまだまだ負けれねぇんだよ。でもな、私は無差別級チャンピオン、オマエら2人(クレアカリ)タッグチャンピオン。PURE-Jを盛り上げるのはこの3人じゃないの!? もっともっと上に行こうよ! 私はまだ2冠あきらめてませんから」とメッセーージ。久令愛は「やってやろうじゃん」は応じ、2人で握手を交わした。
各選手のコメント
★ライディーン鋼
「久令愛も必死で、たぶん無差別級チャンピオンになりたいと思うけど、やっぱり負けられないから私も。とりあえず2度目の防衛したので、もっともっと上を目指して、クレカアリもタッグチャンピオンとして上を目指して、3人ともがライバル同士で上を目指していきたいと思うので。これからも私たちから目を離さないでください。今まで以上に盛り上げて、もっとファンの方を増やしていきたいと思うので私たちについてきてください」
★久令愛
「やっぱり…なんですかね、ちょっと自分を過信しすぎたのかな? さすがに落ち込んでるんですけど、でもなんか鋼さんに最後言われちゃあ“これから頑張りゃいいじゃん”って思えちゃうところが、ちょっと悔しいですね。“もっとできたかな?”とか思ったりもしたんですけど、いま私が持てる精いっぱいは悔いなくぶつけられたつもりなので。これぐらいであきらめないんで、やっぱり私がPURE-Jのド真ん中に立てるようになっていかなきゃって思いましたね」
━━次の目標は?
「PURE-Jの2冠王。これは変わりませんけど、私たちがいるからPURE-Jを見に来てほしいし、“私たちがチャンピオンであるから挑戦したい”って選手には思ってほしいし。そのために私たちはいったい何ができるかとか、どう気持ちをぶつけていくのかとか、そういうことをもっと考えていかなきゃなって…今日の試合で思っちゃったな。悔しいな!」
★大空ちえ
「華子さんとのPURE-Jのタッグだったんで、プロミネンスをボコボコにして粛清するつもりだったんで…メチャメチャ悔しいです」
━━次回はもちとシングル戦に。
「もちはホントにムチとか卑怯な手ばかりしてきてたんで、シングルやるからには2度とあの腕を使えないように。悪さできないようにこらしめてやります!」
━━3・15板橋では青木いつ希戦も決まったが。
「以前けっこう対戦させて頂いたことが多かったんですけども、最近はめっきりお会いする機会もなかったので。メチャメチャ久しぶりの対戦が楽しみです! これまで負けてばっかりなので、勝ってキレイに気持ちよく締めてやりたいと思います!」