【試合結果】6月21日(日)板橋グリーンホール 13:00

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6月21日(日)板橋グリーンホール 13時
「トロピカル☆ハリケーン」
観衆135人
1、シングルマッチ20分1本勝負
●藤ヶ崎矢子(7分59秒、アラベスク)真琴◯

2、シングルマッチ 20分1本勝負
○KAZUKI(12分24秒、エビ固め)アレックス・リー●
※ダイビング・ニードロップ

3、シングルマッチ 20分1本勝負
○春山香代子(9分34秒、オレンジ☆ブロッサム)田中盟子●

4、タッグマッチ 30分1本勝負
コマンドボリショイ&●藤ヶ崎矢子(18分41秒、ラビットスープレックス・ホールド)ラビット美兎○&ライディーン鋼

5、タッグマッチ 30分1本勝負
●Leon&中森華子(16分50秒、横入り固め)中島安里紗&仙台幸子◯

【総括】

メインでは中島安里紗が仙女の仙台幸子とタッグを組んでLeon&中森華子組と対戦。試合は幸子がタッグ2冠王者のLeonから直接フォールを奪う結果となった。これにより試合後、幸子のほうからアピール。それは、DASH・チサコとの十文字姉妹でふたたびJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座を取りにいくというものだった。幸子はチサコが負けたリベンジを果たし、あらためて挑戦者に名乗りを上げるという思惑通りの展開。あとは7・11新宿でLeon&Ray組がベルトを守ってくれればいい。彼女たちが望むのはあくまでもボラドーラスL×Rとのタイトルマッチにある。チサコ&幸子組を迎え撃つためにも、LeonとRayはラビット美兎&ライディーン鋼の新世代タッグを撃破しなければならなくなった。
7・11新宿で挑戦するラビット&ライディーン組は、今大会で試運転をおこなっている。当初はコマンド・ボリショイvsラビットvs鋼の3WAYマッチが予定されていたのだが、第1試合の藤ヶ崎矢子vs真琴の結果からボリショイが矢子に「なんちゃってピエロに負けて悔しくないのか?」と奮起を促した。ここから矢子が2試合を決意。よって、ラビット組には思わぬところで予行演習ができる状況になったわけである。
試合はラビットスープレックスホールドでラビットが矢子をピンフォール。一日2試合のハンディもあり結果は順当なところながら、タイトル戦を前に組んでおくことはチームワークを確認するためにも重要だ。ラビット組は、ボラドーラスL×Rvs十文字姉妹を阻止し、王者として十文字姉妹を迎えることができるのか。ボラドーラスL×Rvs十文字姉妹は確かに内容保証つきの鉄壁カードである。が、ラビット&鋼組と仙女のタッグチームが当たることにでもなれば、新鮮この上ないカードでもある。果たして、十文字姉妹と対戦する王者はどちらになるのか。7・11新宿のタッグ2冠王座戦は今後のタッグ戦線を占う、大きな意味を持つタイトルマッチである。
幸子のパートナーとしてこの日は闘った中島がメイン後、復帰した中森華子に対し、あらためてバイオレスプリンセスをやっていこうと声をかけた。止まっていた時計の針が動き出す、と思われた矢先、なんと中森が拒否するという意外な事態に。中森は、中島がアイスリボンの藤本つかさとタッグを組むのが気に入らないという。中島が決めたことではないとしても、ベストフレンズというチーム名もしゃくにさわる。中島は「やっぱり中森とは闘っていく運命なんだな」と、あえて追いかけることはしなかった。中島はマイクを中森に投げつけて退場。その後、「実はもう決めているんです」と中森がニューパートナーを発表した。その正体が華名というから驚きだ。中島が藤本と組むことを決めてから速攻で動いたというのか。中森は華名を「カナタロー」と呼んでいたのだが、これが中島の神経を逆なですることは十分に考えられる。まずは7・11新宿での中森&華名組vsKAZUKI&瑛凛組が決定。この大会で負傷欠場から復帰する瑛凛が、同じ時期に欠場した中森と復帰戦をおこないたいとアピールしており、それがかなうことになったのだが、中森のパートナーが華名とは…。瑛凛にとっては試練のカムバック戦となりそうだ。