7月20日(日) 新木場1stRING 18時半
「ピュアスピリット vol.3」
観衆149人
1、ピュアバトル タッグマッチ 20分1本勝負
○KAZUKI&ライディーン鋼(12分16秒、片エビ固め)久令愛&ジェンヌ●
※ダイビングニードロップ
年に1度のPURE-J新木場大会。
第1試合は『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&ライディーン鋼と
久令愛&ジェンヌによる所属4人のタッグ対決で、
鋼が両腕でのラリアットで2人を分断すると、KAZUKIがコーナー最上段からのニードロップでジェンヌを仕留める。
2、スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負
谷もも●&杏ちゃむ(12分30秒、120%スクールボーイ)チェリー&小林香萌○
2ヶ月半ぶりの東京大会出場となる谷ももは
杏ちゃむとの同期タッグで、チェリー&小林香萌と対峙。
谷とチェリーはWANTED対決となり、KAZUKIと鋼は双方に1人ずつセコンドについて試合がスタート。
谷&杏ちゃむの「ももざんまい」のアピールにチェリーも加わると、
小林は以前のKAZUKI戦に続いて谷に対し脚気(かっけ)の検査を実施。
4人が入り乱れる中、小林が谷を丸め込んで勝利を飾った。
3、世羅姐さんから小僧への刺客② シングルマッチ 20分1本勝負
●大空ちえ(8分55秒、巻蜘蛛)紫雷美央○
世羅りさが大空ちえへの刺客を送り込むシリーズ第2弾として、
紫雷美央が復帰後初となるPURE-J参戦。
長い前口上からのブレーンバスターをやらされるなど、
いつもと違う試合運びに困惑させられながら奮闘する大空だが、
大空の背中に絡みついた美央が丸め込みで3カウントを奪った。
休憩時間明けにリングに上がったコマンドボリショイは、
8/11後楽園ホール大会について
「皆様への感謝の思いと
未来を見せることができる大会になると思うので、ぜひ足を運んでください」と話し、完成した自身のCDを告知。
続いて中森華子が
「4月にヒザの手術をして欠場させて頂いてたんですけども、
ついに復帰が決まりました!8月11日・後楽園ホール大会で復帰させて頂きます!」
と報告し、会場から大きな拍手が沸き起こる。
4、デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
[王者組]●Leon&米山香織(15分4秒、Haruhi’s Rainbow)春日萌花○&まなせゆうな[挑戦者組]
※第37代王者組が4度目の防衛に失敗
春日&まなせ組が第38代王者となる。
セミファイナルでは『米Leo』Leon&米山香織の持つデイリースポーツ認定女子タッグ王座に、
『ガンバレ☆プロレス』の春日萌花&まなせゆうなが挑戦。
鉄壁のタッグワークを誇る米Leoは、
米山のダイビング・セントーンからLeonがマッド・スプラッシュ。
さらにスピアーからのキャプチュード・バスターで春日を追い込むも、まなせが救出。
ピンチを脱した春日は、
まなせの延髄ラリアットのアシストからLeonを押さえ込んで勝利し、タッグ王座を奪取してみせた。
★セミファイナル後のマイク
春日
「まなせ~っ!勝ったぞ~っ!!
今までず~っと言われ続けてきてきた言葉…
今やっと、その意味がわかりました。
今日は勝ったけど、あなたたちと何度でも闘いたい!
Leon!米山!…いえ、Leonさん・米山さん。
今日は私たちが勝ちましたが、
何度でもあなたたちと闘いたいです、ありがとうございました!
素晴らしい先輩方、素晴らしいタッグチーム、そこから獲ったこのベルト!
チャンピオンとして恥ずかしくないように、
私たちがこれからも防衛していきます!防衛戦やろう。誰か私たちと対戦したい選手…」
(中森がリングイン)
春日
「アンタ復帰戦じゃないのか?復帰戦でこのタイトルに挑戦するというその意味、ホントにわかってんのか!?」
中森
「わかってるよ。欠場期間中は春日さんが
エイド(※中森&春日のポートレートを春日が販売し、売り上げを中森に寄付)を
やってくださってすごく力になったし、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
おかげさまで8月11日・後楽園ホール大会で私は復帰します!
その復帰戦でベルトに挑戦させてください。
ナメてるとかバカにしてるって思うかもしれないけど、
私は欠場期間中、春日さん・まなせさんの試合を見てきて、
心から“そのベルトを巻きたい”って思いました。私に挑戦させてください!」
春日「ちょっと待って、これタッグのベルトだから。パートナー連れてこいよ、誰かいるのか?」
中森「もう決まってんだよ、小林!小林組だよ、オマエしかいない!」
小林
「華子さん、待ってましたよ~っ!!(笑)
復帰戦でベルト挑戦?
中途半端なこと言ってるなんて私は全然思いません。
中森華子…いや!
“小林華子”の覚悟、感じましたよ! 小林組、ベルト獲りましょうよ~っ!!」
春日
「8月11日、PURE-Jの後楽園ホール大会。
ひとこと言っておきたい。
中森、“ナメてると思われるかもしれないけど”とか、
香萌も“中途半端”とか言ったけど、
あなたたち2人は対戦相手をナメたことも
中途半端に試合をしたことも1度もないだろ!!
プロレスの魂がこもってる2人の…
この魂こめて獲ったタッグベルト、全力でやるよ。
中森!8月11日までに治して、万全の状態で私たちにかかってこいよ!」
5、PUREーJ認定無差別級選手権 30分1本勝負
[王者]○SAKI(16分19秒、体固め)AKARI●[挑戦者]
※ランニング・ブレーンバスター
※第16代王者が初防衛に成功。
メインイベントではSAKIの保持するPURE-J認定無差別級王座に、
久令愛と鋼を連破して挑戦権を獲得したAKARIが挑戦。
通算5度目となる頂点への挑戦に強い決意で臨むAKARIは、
丸め込みの連続からニースマッシュを叩き込むと、カウンターのラリアットへ。
あと一歩まで追い込んでみせるも、最後はSAKIがランニング・ブレーンバスターで叩きつけて初防衛に成功。
マイクを持ったSAKIは
「AKARI、チャンピオン不在の2大会…
それを間違いなく盛り上げてくれたのはAKARIだと思います。
メッチャ悔しいっしょ?
でもAKARIのチャンスをつかむ力、すごいホントにリスペクトする。
だけどAKARIの倍、プロレスラーをやってきた私は、
12年経ってようやくこのチャンスを自分のものにすることができました。
12年経ってやっとつかめる人もいるから、
必ず自分のものにできるって改めて今日実感しました。
いくらでも挑戦してきてよ。
私その間に全員と防衛戦する予定だから、2周目・3周目で待ってるね。どうもありがとう」
SAKIと握手を交わしてリングを下りたAKARIは、
セコンドについていた久令愛と杏ちゃむに突っかかり不穏な空気に。
続いてSAKIは会場のファンに向かって
「防衛しちゃったもんね~!
チャンピオンになったからには盛大なワガママを言いたいと思います。
8月11日、PURE-Jの記念すべき後楽園ホール大会で…
ライディーン鋼。世羅りさとタッグを組みたいで~す!!
今だからこそできる。
私たち同期3人“PURE-J認定無差別級チャンピオントリオ”でしょ?
今しかたぶんこのワガママ言えないから、3人でタッグが組みたいです」とアピール。
ボリショイは
「PURE-Jの8周年を記念して、
歴代のPURE-J認定無差別級王者を集めた豪華な6人タッグマッチはどうでしょうか?
今しかできない
6人タッグマッチになると思うので。来年、世羅選手も引退するということなので…」と提案すると、
SAKIは「やったー!嬉しい。ありがとうございます!」と大喜びし、鋼と2人で大会を締めた。
▼谷もものテーマ曲を手掛けた
『5%BERMUDA』(ごぱーせんと・ばみゅーだ/福永ありさ&JUNA)が来場。8/11後楽園ではパフォーマンスを繰り広げる。
以下、各選手のコメント
★SAKI
━━AKARIについて。
「シングルでじっくり当たるのって初めてだと思うんですけど、
思ってた以上にメチャクチャいい選手で…
試合しててホントに楽しかったです。
AKARIは5回目の挑戦なんですけど、勝ち抜いてきたからこそ
今日挑戦できて、でも私、勝っちゃったから絶対悔しい思いしたと思うんですけど。
ベルト戴冠した時にも言ったんですけど、
PURE-Jの選手全員と防衛戦したいから全員から防衛して、またAKARIとタイトルマッチがしたいと思いました」
━━8/11後楽園では同期トリオを訴えたが。
「そうなの!これってチャンピオンじゃなきゃ、
そんなワガママ言えないじゃないですか。
私が組もうと思ったら、あんな大きな舞台で3人で組むことなんて絶対できないし、
ずっとやりたかったタッグなんですよ、この3人っていうのが。世羅ぽん引退する前に絶対組みたかったんです」
━━今までこの3人で組んだことはない?
「ないです。だって仲悪いですもんね、
鋼っちと世羅ぽん。でも私がいればみんな仲良しで大丈夫だと思う(笑)」
★AKARI
「初めてSAKI選手とシングルやったけど、すごい力。
5回目の挑戦、メッチャ悔しい。
もう1回、絶対挑戦したい気持ちはあるんだけど、
1番心配なのはお客さんはどうかな?私は何回でも挑戦したい気持ちはあるんだけど…」
━━試合後のSAKIの言葉を聞いて。
「先輩の言葉、嬉しい。もっと頑張らなければなりません」
━━久令愛と杏ちゃむに突っかかる場面があったが。
「久令愛が『BAD BUTTS』(バッド・バッツ/Yappy&杏ちゃむのユニット)に
入ったの私、知らなかった。
ちょっと意味わかんないんだけど…
セコンドでも久令愛がBAD BUTTSのTシャツで“なにこれ?”って。
クレアカリどうする?もう終わった?
もうやりたくない?なんで何も話さないで
(杏ちゃむと)2人でタッグチームみたいに…だからちょっとヤダ。
もうやりたくない。私、絶対もう1回久令愛と(タッグ王座に)挑戦したかった」
★春日萌花&まなせゆうな
春日
「多くの方の声援に後押しをして頂いて、
私たちがタッグのタイトルを獲ることができました。
Leonさん・米山さん、どちらも本当に心からリスペクトの気持ちしかありません。
私たちが獲りましたが、
何回も試合をしたら今後の結果はわからないと思います。
でも今日は私たちが気持ちでもぎ取りました。
誇りあるタッグベルトを、これからもしっかり防衛していきたいと思います」
まなせ
「対戦相手、次も決まりましたね。
私はまだまだこうやって新しい出会いがたくさんなのは、
ホントに春日さんが私をここに連れて来てくれたおかげなので。8月11日・後楽園でしっかり防衛して…」
春日
「ガンプロとPURE-Jと橋がつながったらいいなと思いますが、
こういう形での橋もアリなんではないかなと思っています。
タッグタイトルホルダーとして、しっかりと輝いていきたいと思います」
★久令愛&杏ちゃむ
杏ちゃむ
「(AKARIについて)さっきのは何?
今のところ仲良くしたいし、あの怒りをちゃんと説明してほしいと思う」
久令愛
「私もわかんないです。
PURE-JではAKARIの隣りにずっといたから。
私はこっちはこっち。
クレアカリはクレアカリっていうスタンスでいるから…
どっちも大切なの。正直、どうしていいかわかんないけど…」
━━AKARIは久令愛のBADBUTTS入りを聞いていなかったのが不満とコメントしたが。
久令愛「だって最初、入る予定なかったもん」
杏ちゃむ
「いろんな団体でいろんなタッグやってる人なんてたくさんいるし、
でもそれって別にアリだと思うし。
私も前回のタッグでもめてるから人のこと言えないんですけど、
誰と組もうが“いちプロレスラーとして良くない?”って思うけどね」
久令愛
「私も最初、(BAD BUTTSについて)
ぜんぜん腑(ふ)に落ちてなかったんだけど、
そこで新しい自分が見えてくるんだなと思ってたから。
それ以前に私はAKARIのことが大切だから、ちょっとそれはなんか違う気がする」
杏ちゃむ「これからどうなるかわかんないけど、ちゃんと話し合いましょうか…」