9月14日(日) 大阪・生野区民センター 12時半
「PUREーJ 大阪フェスティバル2025~秋の陣」
観衆150人
5ヶ月ぶりのPURE-J大阪大会。
入場式では選手を代表して谷ももがマイクを持ち、
「皆さん、こんにちは~っ!!
PURE-Jは今日が年内最後の大阪大会になりまして、
来年も1大会でも多く開催したいと思っておりますので応援よろしくお願いします!
今日は無差別のベルトに初めて挑戦します。
対戦相手は前の団体からずっとお世話になってるSAKIさんです。
メインイベントでタイトルマッチというのが私は初めてで、
もうメチャクチャ緊張しています!私が勝てるように皆さん応援よろしくお願いしま~す!」と元気よくあいさつ。
1、レインボーラプソディー タッグマッチ 20分1本勝負
○大空ちえ&マドレーヌ(11分8秒、ロールスルークラッチ)高瀬みゆき&レディくらら●
第1試合は久々の結成となる『この窓から大空へ』大空ちえ&マドレーヌと
高瀬みゆき&レディくららのタッグ対決。
個性の強いメンバーの中で新人のくららは
長身を生かしたビッグブーツを連発するなど奮闘するも、大空が丸め込んで3カウントを奪う。
2、スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
○久令愛(10分19秒、ダブルリストアームサルト)フライング・ペンギン●
続く第2試合は久令愛が
第2代KSR王者のフライング・ペンギンに胸を貸すシングルマッチ。
ペンギンのダイビング・ボディープレスをかわした久令愛は
正面飛びの片足キックから撃ち回し蹴りを叩き込むと、
ダブルリスト・アームサルトでとどめを刺す。
3、スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負
●KAZUKI&ライディーン鋼(15分22秒、ありがとうPURE-J(ラ・マヒストラル)ドレイク森松&本間多恵○
『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&ライディーン鋼に対し、
この日が最後のPURE-J参戦となる本間多恵はドレイク森松とタッグを結成。
タッグワークで勝るWANTEDは、KAZUKIがダイビング・ニードロップからフィニッシュを狙うも、
背後からの鋼のラリアットが痛恨の誤爆。
森松が両腕でのラリアットで2人をなぎ倒すと、
本間がラ・マヒストラルでKAZUKIを丸め込んで勝ち名乗り。
試合後はボリショイ代表が花束を贈呈し、
「引退ロード最後まで全力で、多恵ちゃんらしく駆け抜けてください!」と言葉をかけた。
4、バトルエクスポ タッグマッチ 20分1本勝負
○Leon&AKARI(13分35秒、片エビ固め)中森華子&スーパーW●
※マッドスプラッシュ
セミファイナルはLeon&AKARIvs中森華子&スーパーWという異色カード。
キレの良い動きから繰り出す蹴り技で見せ場を作るスーパーWだが、
誤爆をきっかけに形勢が変わるとAKARIが619、Leonのスピアーを立て続けに浴びてしまう。
最後はLeonがマッド・スプラッシュで試合を決めてみせた。
5、PUREーJ認定無差別級選手権 30分1本勝負
【王者】○SAKI(14分32秒、体固め)谷もも●【挑戦者】
※ランニングブレーンバスター
※第16代王者が3度目の防衛に成功
メインイベントはSAKIの持つPURE-J認定無差別級王座に、
関西を拠点にして1年が経過した谷ももが挑むタイトルマッチ。
気迫満々の谷を序盤から場外戦に誘ったSAKIは、
変形のジャイアントスイングで振り回し試合をリード。
一方“ももざんまい”のアピールで
会場のファンから力を受け取った谷はヒザ攻撃やコーナー上での卍固めでペースをつかむ。
向かい合ってのエルボーの応酬で意地を張り合うと、
SAKIに抱きついた谷は八ツ橋で丸め込むも3カウントには届かず。
蹴りの連打からケンタッキーボムで叩きつけたSAKIが、
ランニング・ブレーンバスターで勝利し、3度目の防衛に成功した。
マイクを持ったSAKIは
「おい谷もも!!PURE-J認定無差別のベルト…重たいだろ?
関西でもう1年?
ちょっと関西の人、応援足りないんじゃないの!!?
…っていうことはこれから関西で活動していって、
もっともっと応援してくれる人がいるってことだから。
私は東京でこれからももっともっと強くなっていくけど、
関西で強くなっていくんだったら全員に応援されるぐらいの人間になれよ!!
挑戦表明の時、“(チャンピオンは)誰でもいい”って言ってたけど、
私は谷ももとタイトルマッチがしたかったから。
今日はすごく嬉しいです。ありがとうございました」
これに対し谷は
「…SAKIさん、今日は闘ってくださってありがとうございました!
“女子プロレスで関西を盛り上げたい”っていうふうに発信してきて、
関西で活動し始めて1年が経って、
関西の人にもPURE-J女子プロレスのことを
もっともっと知ってもらいたいと思って活動してきたんですけど、
SAKIさんの言う通り全然まだまだでした…!
でも来年はもっともっと皆さんに応援してもらって、
関西の女子プロレスを
私が盛り上げていけるように頑張ります。そしたらまた挑戦させてください!」とアピール。
SAKIは「考えときます…(笑)」と返答し、最後は2人でJのポーズを作って大会を締めた。
★本間多恵
━━PURE-Jでの思い出について。
「ケガから復帰した時とかに
ボリショイさんとシングルで闘わせて頂いて、
それは堀田(祐美子)さんの興行だったと思うんですけど。
ボリショイさんと組んでタッグトーナメントだったっけな
…出たんですよ。
『サブミッション・シスターズ』って名前だったんですけど、
それが印象に残っててすごい嬉しくて。
“サブミッション(関節技)は地味”とかファンの方からも言われてたけど、
でもそのタッグを組んで
サブミッションの可能性だったりとかを直々に体感できて、
自信を持てたっていうか、しっかり自分の中で落とし込めた。
これを基準に本間多恵は闘っていきたいなっていう気持ちにさせて頂けたので」
━━引退まで残り1ヶ月を切ったが。
「1ヶ月切ったんですけど、
引退ロードで試合がメチャクチャあるんですよ(苦笑)
でも今日みたいに“お世話になった団体さんで最後”ってなると…
今日はサプライズで花束を頂いたので、
涙が出そうになったんですけど。
そういうので“終わった後とかにちょっと実感していくのかな?”
みたいなのはあるけど、まだあんまり。
もう少しのはずなのに。ただ、もう体はどんどんボロボロになっています(笑)」
▼オープニングアクトはmariPanさん