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亀アリーナ通信

【レポート】10月5日(日) 板橋グリーンホール 13時

10月5日(日)板橋グリーンホール 13時
「ピュアスピリット vol.5」
観衆121人

1、バチバチシンフォニー タッグマッチ 15分1本勝負
AKARI&●しのせ愛梨紗(14分24秒、体固め)久令愛○&杏ちゃむ
B.B(バッドブーツ)

半月ぶりのPURE-J板橋大会。
オープニングマッチではAKARIがしのせ愛梨紗とのタッグで、
『BAD BUTTS』久令愛&杏ちゃむとタッグ対決。

開始早々から場外戦に持ち込んだBBは、愛梨紗を捕らえて2人がかりのラフファイト。
しかし誤爆により険悪なムードになると、
AKARIのラリアットから愛梨紗がシャイニング・ウィザードを放つなどチャンスを作るも、
AKARIの二段蹴りがスゴーレフェリーに誤爆。

レフェリー不在のスキにイスと警棒を振り回した久令愛が、
B.B(バッドブーツ/ジャンプしての前蹴り)で愛梨紗を仕留めた。

試合後はAKARIと久令愛がつかみ合いとなり、
マイクを持ったAKARIは久令愛に対し
「そのスタイル絶対似合わないよ。私シングルやりたい」とアピール。

久令愛は
「オマエがどう思おうと、どうでもいいんだよ。
私はこのやり方でも元のほうでも、どっちでも強くなる。
次の板橋でやろうぜ。どっちでやるかは考えとくわ」と返答した。






2、柔道着着用ジャケットマッチ 20分1本勝負
●KAZUKI(8分59秒、春夜恋)チェリー○

WANTED離脱を示唆したチェリーはKAZUKIとジャケットマッチで対戦。
KAZUKIは前回同様に『松本』と書かれた鋼の柔道着、
ラスベガスで開催されたワールドマスターで柔術の銅メダルを獲得しているチェリーは柔術着でリングイン。

チェリーは「同じ柔(やわら)の道を歩む者同士、今日は正々堂々闘いましょう」
と呼びかけて試合がスタートするも、
場外でKAZUKIをイスにくくりつけてリングアウトを狙うなど、姑息な試合運び。

KAZUKIのズボンをずり下ろしてからの丸め込みで3カウントを奪ったチェリーは、
「今日は私のWANTEDの進退を懸けた闘いだったので、
どうしても負けるわけにはいかなかったんですよ!
この結果の通り、おチェリーちゃんは、WANTEDを辞めへんで~っ!!と笑顔。

「リーダーはこのチェリーだ!
…と言いたいところですが、やっぱりKAZUKIリーダーですよ」と、元のサヤに収まった。




3、葛飾区の星決定戦!? シングルマッチ 20分1本勝負
○ライディーン鋼(12分4秒、体固め)シン・広田さくら●
※ラリアット

日本維新の会・葛飾区政対策委員として
葛飾区で活動することになったシン・広田さくらが、
久々のPURE-J参戦でライディーン鋼とシングル対決。

白い手袋を着けたまま試合に臨む広田は、
相変わらずの闘いぶりで鋼とボリショイレフェリーを困惑させると、
場外戦ではSakiリングアナがウグイス嬢となり選挙運動の様相に。

しかしカンチョー攻撃を受けながら
お尻の力で広田を投げ飛ばした鋼が、ラリアットから押さえ込んで勝利。

試合を終えた広田は
「PURE-Jさん、ホントに久しぶりの参戦なんです。
そうしたら“リング上でアピールしなよ”
とすぐにオファーをくださったボリショイさん、
ホントにありがとうございました。広田さくらをどうかよろしくお願いします!」と感謝を述べた。





4、デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
[王者組]○中森華子&小林香萌(14分27秒、雁之助クラッチ)Leon●&米山香織[挑戦者組]
※第39代王者が2度目の防衛に成功

セミファイナルは
『小林組』中森華子&小林香萌の持つデイリースポーツ認定女子タッグ王座に、
『米Leo』Leon&米山香織が挑戦するタイトルマッチ。

タッグ歴で上回る米Leoが盤石の試合運びで渡り合い、
中森とLeonに勝負が預けられる形になると、Leonがスピアーからクラッチ・デ・ガオー。

さらにはキャプチュード・バスターで追い込んでいく。
しかし、とどめのエアレイド・クラッシュを狙うLeonに
小林が延髄斬りを叩き込むと、クルリと丸め込んだ中森が逆転の3カウントを奪取。

2度目の防衛を果たした中森は、
「大好きな『米Leo』に今日私は初めて勝ちました!
私たちは全国の『小林』を背負ってこれからも防衛していくので、皆さん応援よろしくお願いします!」と叫ぶ。








5、世羅姐さんから小僧への刺客⑥ PUREーJ認定無差別級選手権 30分1本勝負
[王者・刺客]○SAKI(13分10秒、変形押さえ込み)大空ちえ●[挑戦者]
※第16代王者が4度目の防衛に成功

メインイベントは世羅りさが送り込んだ6人目の刺客・SAKIに、
大空ちえが挑戦するPURE-J認定無差別級選手権試合。

ローリングエルボーを連発していく大空は、
ロールスルークラッチからチエストラルで勝負をかけるもカウント3には惜しくも届かず。
バックを取る大空だが、これを切り返したSAKIは背中で押さえ込む形でフォール勝ち(※技名なし)

PURE-J所属選手を相手に防衛ロードを重ねるSAKIは、次の挑戦者としてKAZUKIを指名した。




★メインイベント後のマイク

SAKI
「ちえちゃん。あなた、
もう(これまでの刺客)5人で強くなってます!
だけど6人目で私が勝ったから世羅姐さんからの刺客、
まだ続くのかわからないけど…SAKI姐さんも見守ってます!(笑)」

(世羅から届いたメッセージをSakiリングアナが代読)

世羅
「おい小僧!ワシは“絶対に挑戦するなよ!?”と言ったはずだよな?
でもまぁ、勝手に深読みして勝手に挑戦した度胸は認める。
…ということで次が最後の刺客だ。
過去6人の刺客相手に今までよく頑張ったな。ワシと最後のシングルをしよう」

大空
「6人目の刺客、ありがとうございました。
今日ベルト獲ってこのあと祝勝会のつもりだったから悔しいけど…
この闘いを次に生かして、
最後の刺客・世羅姐さんにすべてぶつけて
勝利で終わらせたいと思います!SAKI姐さんも見守っててください!」

SAKI
「私の目標、PURE-J全選手との防衛戦…
次、私が望む相手は試合のために
いつも岡山から駆けつけているKAZUKIさん。私のために岡山から来てくれませんか~っ!?」

KAZUKI
「ご指名ありがとうございます。お受けさせて頂きます。
セミファイナルでタッグのベルトに挑戦した
米ちゃんの言葉を借りるなら
“柔道はかじっただけでまだまだなんですけども、
プロレスは28年やってるんで
まぁまぁ得意だと思うんで、いけると思う!!”。
11月13日、私は岡山から出て来るので、ぜひ皆さんも仕事帰りに応援に来て頂けたら嬉しいです」

★大空ちえのコメント

「夏実もち、中森華子さん、
(9/28)出雲大会ではボリショイさんのハリセンの手助けもありながら
KAZUKIさんにも勝利したんです。
立て続けに勝利を重ねて今日を迎えたんですけども、
タイトルマッチの重みも甘くないことも改めて身に沁みました。
応援してくれてるお客さんたちにベルト姿を見せたかったんですけども…
“まだまだ修行して挑戦しろ”っていう思(おぼ)し召しかと感じました。
私はまだあきらめてないので。
最後の刺客として世羅姐さん本人が出て頂くことになったし、
これを乗り越えてチャンスをつかめるように頑張りたいと思うので」

━━刺客との連戦を経て強くなったと思う?
「これで何も変わってなかったらホントに意味がない。
せっかく修行をつけてもらってるんだから、
強くなってるのは当たり前だと思ってます。
6人から学ぶことが全部違ったし、
プロレスの奥深さや強さだけじゃないことも学びましたし。
得たものはたくさんあるので、それを出せるように頑張っていきたいなと思います」

━━世羅とは最後のシングルになるが。
「引退前に一騎打ちができるありがたさを
噛みしめながら闘いたいと思ってるし、
最後の刺客…タイトルマッチのようなつもりで挑みたいと思います」

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