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亀アリーナ通信

【レポート】5月16日(金) 板橋グリーンホール 18時半

5月16日(金)板橋グリーンホール 18時半
「ピュアスピリット vol.1」
観衆65人

1、シングルマッチ 15分1本勝負
●ジェンヌ(8分57秒、地獄へようこそ)チェリー○

5/6浅草橋から10日が経過し、新シリーズ『ピュアスピリット』の開幕戦となる板橋大会。

第1試合では試合中の反則攻撃を巡って対立の続くジェンヌとチェリーのシングル対決で、
力比べを誘うチェリーに対しジェンヌは
「そうやってあなた、足を踏みますよね?その手にはもう乗りません」とキッパリ。
警戒心の強いジェンヌに対しチェリーはレフェリーのブラインドを突いて、
ジェンヌが反則をしているかのように振る舞う作戦に切り替える。
最後はグラウンドに持ち込んでギブアップを奪い年季の差を見せつけた。


2、シングルマッチ 15分1本勝負
●KAZUKI(11分14秒、120%スクールボーイ)小林香萌○

KAZUKIと小林香萌がシングルで対峙。
ヒザを使った攻撃を得意とするKAZUKIに、
つま先での応戦を試みる小林はスネへのキックを連発すると、
試合中にもかかわらず、KAZUKIのヒザを叩いて脚気(かっけ)をチェック。
セコンドのチェリーを巻き込んでの試合運びでKAZUKIをほんろうする小林が、
120%スクールボーイで3カウントを奪ってみせた。


3、タッグマッチ 15分1本勝負
△ライディーン鋼&春日萌花(15分00秒、時間切れ引き分け)真琴&香藤満月△

第3試合はライディーン鋼&春日萌花vs真琴&香藤満月という異色カード。
鋼と香藤によるエルボーの応酬から、
鋼が香藤の巨体をブレーンバスターで投げたところで15分時間切れのゴングが打ち鳴らされた。





また、休憩時間明けにリングに上がった中森華子は、
「だいぶ順調なので、早く復帰できるように頑張っていきたいと思います」とあいさつ。

4、オープンクラスゲート~挑戦への扉 時間無制限3本勝負
○AKARI(11分14秒、ムイビエン2.0)久令愛●
●AKARI(5分44秒、ユニバース・ジャーマンスープレックスホールド)久令愛○
○AKARI(2分35秒、チョココロネ)久令愛●
※6/29板橋で前PURE-J認定無差別級王者 ライディーン鋼vsAKARIが決定

5/6浅草橋で無差別級の新チャンピオンとなったSAKIに
挑戦を表明したAKARIと久令愛が、セミファイナルで一騎打ち。
この試合は両者ともに初めてとなる3本勝負で行なわれ、
ラリアットからムイビエン2.0に持ち込んだAKARIがまずは1本目を先取。


2本目は久令愛が撃ち回し蹴りから、持ち上げて半回転させてから後方に投げる
ユニバース・ジャーマン・スープレックス・ホールドで取り返し、勝負は3本目に突入。


丸め込みの応酬からチョココロネに持ち込んだAKARIに軍配が上がり、
次回6/29板橋でライディーン鋼との次期挑戦者決定戦にコマを進めることになった。

5、デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
[王者組]Leon&○米山香織(12分17秒、後方回転エビ固め)大空ちえ●&世羅りさ[挑戦者組]
※第37代王者が初防衛に成功

メインイベントでは『米Leo』Leon&米山香織の持つ
デイリースポーツ認定女子タッグ王座に、大空ちえ&世羅りさが挑戦。
大空は世羅のTシャツを持ってリングインすると、
序盤の連係はチグハグながらも2人同時のローリングエルボーを繰り出すなど積極的な闘いぶり。


世羅が米山を羽交い絞めにしたところに
渾身のエルボーを叩き込む大空だが、米山がかわして同士打ちに。





すかさず大空のバックを取った米山は、
世羅の体に押し当てての後方回転から3カウントを奪い初防衛に成功した。

マイクを持った世羅は大空とのタッグで再挑戦をアピール。
「26周年迎えるまでに25回」と次のタイトルマッチを急ぐ米山の前に、意外なチームが名乗りを上げた。

★メインイベント後のマイク

世羅
「(大空の首根っこをつかみながら)
ワシはなぁ、この“ちえ小僧を大僧にする“と決めたんだよ!
だけどオマエらに勝てないようじゃ、まだまだコイツは小僧のままだな。
…ってことで、そのベルトにもう1度コイツと挑戦できるようになるまで、
ワシはコイツを修行させてくるわ。だからそのベルト磨いて待っとけ!」

米山
「初防衛、成功~っ!
私さぁ、チャンピオンになってもよく初防衛戦で負けがちだったから、
今日を乗り越えられたら行けると思う。
我々“デビュー25周年タッグなので25回は防衛したい”って言ってるんですけど、
26周年迎えるまでに25回いけるかな?
私がPURE-Jに出る時は全部、タッグの防衛戦やりたいです。
(6/29板橋は他団体と重なって出れないことが判明し)ボリショイさん、なんとかなりませんか?」

ボリショイ
「6月1日、亀アリーナ。
私と中森がプロデュースする『残酷社長の館』っていう興行があるんだけども…。
(コミッショナーの今野氏も快諾し)
プロデューサーの権限で亀アリーナでデイリースポーツ認定女子タッグ選手権、やってOKです!」

(チェリーがジェンヌを連れて登場)

チェリー
「ハイ、ハ~イ!
私たちさっきの試合で“亀裂”が深まって
いい感じになったんで、そのタッグのベルト挑戦させてもらってもいいですかね?」

Leon「亀裂じゃなくて絆だろ!?」

チェリー
「いやいや、どう見ても亀裂しか走ってねぇだろ!ジェンヌとの反則女王タッグでベルト挑戦しようよ?」

(チームメイトのKAZUKIと鋼が不満顔)

ジェンヌ
「意味がわからない。私は反則女王でもなんでもないです。
そもそも私とチェリーさんは方向性が違いますので、申し訳ないのですが謹んでお断りを申し上げます」

チェリー
「オマエ!プロレスラーになって
チャンピオンになりたいと思わねぇのかよ?
こんなチャンス2度とねぇぞ?やんのかやんないのか、今ここで決めろ!」

ジェンヌ
「…挑戦したいです。米山さん、そしてLeon先生!
私は2人にそのベルトを懸けて頂けるなら、
もちろんベルトは獲りにいかせて頂きたいと思います!チェリーさん、正々堂々とお願いします!」

Leon「ジェンヌの思いを汲んで挑戦受けてやるよ!」

★Leon&米山香織のコメント

Leon「ヨネが最後きっちり決めてくれたので、メチャメチャ楽しかったです」

米山
「世羅さんの近くにいたら、
すごくちーちゃん(大空)強くなると思うんですよ。
強くなるだけじゃなくて、いろいろプロレスの幅も広がると思うし。
姉さん(世羅)にくっついたばっかりで、
まだ小僧だったので防衛できましたけど。
これがダイソー?100均?大僧になったらちょっと危ないかなって思います」

━━次の挑戦者がジェンヌ&チェリーに決まったが。
Leon
「正直ビックリ。まさかのタッグチームというか。
いつもいがみ合う2人が挑戦することになって
“どんなタッグになるんだろ?”って思いはありますね。
ジェンヌは初めてベルトに挑戦するので、どこまでやってくるのか楽しみにしてます」

米山
「私ジェンヌさんと試合したことないので、
初めて試合するのすごい楽しみなんですけど、
“これで2回の防衛は確定だな”っていう感じで。
回数稼ぎの防衛戦は良くないって言う人いるかもしれないけど、
やればやるだけ経験値も上がるし、このベルトちゃんも喜ぶんじゃないかなって思ってます」

━━後輩の成長を見られる点について、先輩として。
Leon
「ホントに今日のちえもそうですけど、
普段見られないちえをところどころ見られたんじゃないかなっていう。闘いがいがありました」

米山
「女子プロレスは若い選手が成長していくのが
1番の楽しみみたいなところがあるので。
それを楽しみにしつつ私も44歳・25周年なんですけど、
還暦プロレス旗揚げを目指してるので。
まだまだ輝かしい未来がある身として、成長していきたいと思います」

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