8月31日(日) 板橋グリーンホール 18時
「ガンバRay メモリアル2025」
観衆117人
2018年に逝去されたマスクウーマン・Rayさんのメモリアル大会。
オープニングでは故・亜利弥’さん、山本小鉄コーチと3人への黙祷が捧げられ、
マイクを持ったLeonは
「昨日がRayちゃんの命日でした。
今日も天国から私たちの試合を見守ってくれてると思うし、
外の暑さに負けないぐらいの熱い闘いを皆様にお届けしたいと思います」とあいさつする。
1、世羅姐さんから小僧への刺客4 シングルマッチ 20分1本勝負
●大空ちえ(6分41秒、回転エビ固め)米山香織○
第1試合では大空ちえが
世羅りさから送り込まれる刺客の4人目として米山香織と対戦。
米山が得意とする相手の鼻をつまんでの変顔を逆に仕掛けてみせた大空は、
モンゴリアンチョップの撃ち合いなどで渡り合うも、
丸め込みの応酬を制した米山がフォールを奪ってみせた。
試合後は世羅から大空へのメッセージがSakiリングアナより読み上げられ、
「おい小僧、今の試合でゴキゲンを吸収したのがわかったぞ。
9月20日・板橋グリーンホール、次の刺客は夏実もち。
PURE-Jに牙をむく敵をあえて選んだ。オマエのやり方でこの壁を超えてみせろ」と通告。
大空は「夏実もちとは因縁がある! だから今度は絶対私が勝つ!!」と叫んだ。
2、タッグマッチ 20分1本勝負
KAZUKI&●久令愛(11分40秒、八ツ橋)谷もも○&チェリー
第2試合はKAZUKI&久令愛vs谷もも&チェリー。
『WANTED☆ウォリアーズ』の3人の中に、
昼間に参戦したアイスリボンに続いてヒールモードの久令愛が混じる異色カードは、
開始早々から両軍によるKAZUKIの奪い合いに。
相手2人とWANTEDの連係攻撃を繰り出すなど、
どっちつかずのKAZUKIにほんろうされる久令愛を、谷ももが八ツ橋で丸め込んで3カウント。
納得がいかず詰め寄る久令愛に対し、KAZUKIは手を合わせて謝罪した。
3、3WAYマッチ 20分1本勝負
○まなせゆうな(6分6秒、体固め)AKARI●
※ラリアット
※もう1人はライディーン鋼
ライディーン鋼・AKARI・まなせゆうなによる3WAYマッチは、
PURE-J同士で結託した鋼とAKARIがダブルのショルダータックルで先制するも、
その後は3人が入り乱れる攻防に。
まなせがラリアットでAKARIを仕留め決着となった。
4、故・Rayさんメモリアル スペシャル6人タッグマッチ 20分1本勝負
中森華子&小林香萌&●しのせ愛梨紗(11分52秒、連環の計)春日萌花&真琴○&ダーク・シルエタ
セミファイナルでは
中森華子&小林香萌&しのせ愛梨紗vs春日萌花&真琴&ダーク・シルエタという、
生前のRayさんが関わってきた団体の選手たちが集結してのメモリアルマッチが実現。
もっともキャリアの浅い愛梨紗が真琴を相手に
至近距離からのシャイニング・ウィザードを炸裂させると、
小林がトペ・スイシーダで春日とシルエタを場外に足止め。
しかし形勢を入れ替えた真琴はスピアーからバズソーキックを放つと、
連環の計で愛梨紗からギブアップ勝ち。
試合後はノーサイドで、レフェリーを務めたボリショイを含めた7人でRayさんのポーズを作った。
5、PUREーJ認定無差別級選手権 30分1本勝負
[王者]○SAKI(17分17秒、体固め)Leon●[挑戦者]
※カワイルドニードロップ
※第16代王者が2度目の防衛に成功
メインイベントはSAKIの持つPURE-J認定無差別級王座に
Leonが挑戦するタイトルマッチ。
Rayさんとのタッグ『マスカラ・ボラドーラス』のコスチュームを身にまとったLeonは
SAKIの腰に的を絞り、互角以上の闘いで試合をリード。
スパイダージャーマン、マッド・スプラッシュと大技をつないでいくと、
SAKIのチョロイルドをキックアウトしてスピアー、キャプチュードバスターを猛ラッシュ。
しかしエアレイド・クラッシュを決めさせなかったSAKIは、
ランニング・ブレーンバスターからコーナー最上段に上ると、
カワイルド・ニードロップを突き刺して3カウント。
3回目のシングル対決で初勝利を上げ2度目の防衛に成功したSAKIは、
疲労困憊ながらも谷ももと舌戦を繰り広げた。
★メインイベント後のマイク
SAKI
「どんどんこのベルトが重たくなってま~す…。
PURE-Jの所属選手全員と防衛戦がしたいという私の夢…
大きな壁を1つ乗り越えられました~っ!
受けてくださったLeonさんに感謝しかありません。
ありがとうございました。
メッチャしんどくてメッチャ痛いんだけど、
(リングサイドの谷に対して)この試合を見て、何もおじけづいてない?」
谷
「(リングに上がって)私は俄然ヤル気です!
私がPURE-Jに入る2年半前、
私はSAKIさんとタイトルマッチをできるような立場じゃありませんでした。
でも、こうして9月14日に地元・関西で
タイトルマッチをやるチャンスをもらいました。
初めて挑戦して簡単に巻けるようなベルトじゃないってことは、
今日の試合を見て重々承知ですけど…
私は本気でそのベルトを関西で持って帰る気でいます」
SAKI
「なんか嬉しいです(笑)
素直にとても嬉しいです。
結婚とかしちゃって“うわついてんじゃねぇの?”とか思ってたら、
こんな熱い言葉が聞けて。
ももちゃんが所属してる団体のチャンピオンになって、
私が迎え撃てる立場になるなんて思わなかったよね?」
谷
「私も“結婚してフワフワ楽しくプロレスやって過ごしてんだろ”
って思われるのメッチャイヤなんですよ!
本気で関西でプロレス頑張ってて…
SAKIさんと出会った時はホントにペーペーで雲の上の存在で、
SAKIさんが後楽園でタイトルマッチとかやってるのを見て、
セコンドつきながら“すごいな”って、ただただ思ってるだけで…。
今もすごい存在で自分が近づいたと思ってないんですけど、
関西でメインでSAKIさんと
シングルがやれるってホントにメチャクチャ嬉しいです!
私は14日、SAKIさんと試合するために
本気でSAKIさんのことだけを考えてトレーニングして、
SAKIさんを倒すためだけに頑張るので!待っててください!」
SAKI「よろしくお願いしま~~す!!」
以下、各選手のコメント
★SAKI
「メッチャしんどかったです~…
最後、谷ももが対峙してきてくれた時は嬉しくて。
カッコつけたけどメッチャしんどい(苦笑)
ホントに試合を重ねるたびに
このベルトの重みを実感できてます。
生きてる上で守れてるから嬉しいです。
9月14日は谷ももの地元・関西で防衛戦ができるので、
その時までには100%に回復して、強くて完璧なチャンピオンで立ち向かいたいと思います!」
★しのせ愛梨紗
「今日の試合は香萌さんだけ初遭遇でした。
Rayさんは飛鳥プロジェクトに参戦して頂いたりしてたので
“篠瀬三十七の娘”として私の幼少期を知る方です。
メモリアル参戦が初めてだったんですけど、
ずっと出たかったんですよ
今日、腕に着けてたのはRayさんがくださった物で、初めて試合で着けました」
▼コマンドボリショイは献歌として、Rayさんの歌声とともに『DAY BREAK』を披露。