3月26日(日)両国・KFCホール 17時
「JWP最後の対抗戦~JWPvsセンダイガールズ」
JWPとセンダイガールズが両国で全面対抗戦。入場式ではセンダイガールズを代表して橋本千紘が「仙女が全勝して、この大会を締めたいと思います!」とあいさつ。続いて中森華子が「JWPの看板を背負っての対抗戦は今日が最後です。『I LOVE JWP』でこの大会を締めたいと思います!」と意気込みを語るが、マイクを奪い取ったカサンドラは「なんだよ“看板背負う”って!? そのノーテンキな頭をその看板とやらでブチ抜いてやんよ! オマエらが『I LOVE JWP』だったらよ、こっちは『WE ARE 仙女』だよ! 以上!」と叫んだ。
第1ラウンドは勝愛実が6年前のデビュー戦の相手、DASH・チサコと一騎打ち。チサコがダイビング・フットスタンプの2連弾からホルモン・スプラッシュにつないでキャリアの差を見せつける。
タッグ2冠王者・コマンドボイショイ&Leonはカサンドラ宮城&白姫美叶を迎え撃ち、ボリショイの低い体勢で極める変形のストレッチプラムにカサンドラがギブアップ。
翌週にタッグ王座挑戦を控えるWANTED’14のパートナー対決は先輩・KAZUKIの快勝に終わった。
セミファイナルではビジュアルハンター・藤ヶ崎矢子が仙女の総帥・里村明衣子と一騎打ち。険しい表情で緊張感をみなぎらせる矢子だが、試合が始まると鎌固めやキャメルクラッチからの鼻フック攻撃で里村の顔面に的を絞る。しかしコブラツイストに捕らえた里村は満面の笑顔にピースサインで会場を沸かせる余裕を見せると、最後はデスバレーボムできっちり試合を決めてみせた。
メインイベントの6人タッグマッチにはJWP無差別級王者・中森と前センダイガールズワールドチャンピオン・橋本が出陣。白姫を分断させたJWP軍は一気に攻撃を畳みかけると中森が鎮魂歌ドライバーで3カウントを奪い、通算戦績は2勝2敗の引き分けで幕を下ろした。
★メインイベント後のマイク
白姫「このままでは終われない! 絶対! また挑戦してやるからな!」
中森「何度でも何度でもやってやるよ! 私たちだってオマエらに全勝するまで何度だって闘ってやるからな!」
白姫「中森華子! オマエに絶対勝つためにまた練習して強くなって、絶対勝ってやる」
中森「おぼえてろよ、今の言葉!」
ボリショイ「私たちJWPじゃなくなっちゃうけど、もっともっと強くなるよ。また新しくなっても、やりましょう(里村と握手を交わす)。25周年でひと区切り。私たちはJWPで培ってきたことをさらに生かしていくために、その先へ進めていきたいと思います。私は25年間JWPに在籍してきて、本当にJWPは胸を張れる…本当に誇れる団体でした。この7人でさらに頑張っていきたいと思います」
★WANTED’14のコメント
KAZUKI「秘かに鋼が春山(香代子/OG)に横須賀カッターを教えてもらってたみたいで、今日ビックリしたんですけども…私も春山が現役のころはそれを受けて耐えてきたので。まだまだ負けられないっていうのはありました。ちょっとずつ鋼の意欲とか成長が見えてきて、頼もしくなってきたなと思います。改めて実感しました」
鋼「今日負けたけど、私はもう誰でもいい。全部食ってやるから。ペラペラにしてバクバクと食ってやる。それだけ」
KAZUKI「今日で絆、深まったよね? JWP最後の後楽園大会は絶対最後の50代チャンピオンになって、私たちがタッグのベルトを締めたいと思います」
★藤ヶ崎矢子のコメント
「(号泣しながら)悔しいっていうのもありますし、もっともっと練習もしなくちゃいけないと思うんですけど…また再戦させて頂きたいです」
━━2度目のシングルマッチだったが前回と比べて。
「初対戦で緊張して何もできなかったんですけど、今回はビジュアルハンターでもありジュニアのチャンピオンでもあるところ。自分の成長したところを見せたかったんですけど、そこを見せられなかったのがすごく悔しいです…」
━━すべてを出し切れなかった?
「はい」
━━特に差を感じた部分は?
「やっぱり気持ちとかオーラが全然違うなっていうのがホントに入場した時から思い知らされたという気がしました」
━━来週でJWP最後の試合となるが。
「悔しさを全部、安納サオリにぶつけます。最後にチャンピオンになるのは自分です」
━━今までの試合の中で今日が1番悔しかった?
「試練の3番勝負をした時の悔しさよりも、こっちの悔しさのほうが辛かったです」
━━期待されているという自覚が出てきた部分もある?
「ふざけていられないなというのは思い知らされました」