【レポート】10月27日(日)北千住・東京芸術センター ホワイトスタジオ 13時

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10月27日(日)北千住・東京芸術センター  ホワイトスタジオ 13時
「PURE-SLAMシリーズvol.7」

 3ヶ月ぶりの北千住大会。台風の影響によるカード変更により、10・12大阪大会でメインイベントとセミファイナルを務めたAKARIと久令愛が、谷もも&川畑梨瑚と対戦。交互にミサイルキックを連発して川畑を追い込む2人だったが、形勢を入れ替えると今度は川畑の619、谷の蒼魔刀に久令愛が捕まり、最後は川畑のムーンサルトプレスで決着。試合後は笑顔で握手を交わした。

 LeonはPURE-J初参戦の松井珠紗に胸を貸し、松井の攻撃を受け切るとテキサス・クローバー・ホールドで絞めあげてギブアップ勝ち。

 『愛卍』勝愛実&マリ卍とライディーン鋼&倉垣翼のタッグ対決は、連係の波状攻撃を繰り出す愛卍に対し、鋼&倉垣はアルゼンチン・バックブリーカーを競演。鋼が急角度のバックドロップからライディーンボムにつないでマリを仕留めた。

 

セミファイナルではKAZUKIと春日萌花が、8・11後楽園でのタッグ王座戦以来の対峙。春日がダイビング・フットスタンプを3連発で放つと、KAZUKIもコーナーからのニーを連発。しかし春日はコーナー最上段から後ろ向きのKAZUKIの肩口に飛びつくと、前方回転で丸め込むアストロシザースで3カウントを奪った。

 メインイベントはPURE-J純血メンバーの6人タッグマッチで、台風のため10・12大阪に辿り着けなかった6人が世代別に分かれて向き合う形に。中森華子を追い込んだ鋼だがムーンサルトプレスをかわされると連続攻撃に捕まり、中森がキックの連打からバズソーキックでとどめを刺した。  マイクを持った中森は「今日の対戦相手の3人、私はアンタたちの足音はお聞こえてるつもり。だから追い越されないよう私は誰も手の届かないところまで、ベルトと共に上を目指して頑張っていきたいと思います」とアピールし、11・4大阪大会での無差別級選手権試合について「山下りなは本当にすごい選手だと私は思っていて、この闘いはすごい楽しみです」と意気込み。カーテンコールではKAZUKIが、「私の最強のパートナーだった先輩・阿部幸江が使っていたアストロシザースで、まさか負けるとは思っていませんでした。阿部さんが引退されてからアストロシザースを使う女子選手を初めてみました。ビックリしました! その先輩の技で負けたのがホントに悔しいです」と話した。

『PURE-SLAMシリーズ vol.7』

◆10月27日(日)東京芸術センター ホワイトスタジオ(13:00)

観衆114人

▼フレッシュ対抗戦!・15分1本勝負  AKARI&●久令愛(12分11秒/ムーンサルトプレス)谷もも&川畑梨瑚○

▼20分1本勝負  ○Leon(10分19秒/テキサス・クローバー・ホールド→ギブアップ)松井珠紗●

▼20分1本勝負  勝愛実&●マリ卍(17分21秒/ライディーンボム→片エビ固め)ライディーン鋼○&倉垣翼

▼30分1本勝負  ●KAZUKI(11分34秒/アストロシザース)春日萌花○

▼ピュアバトル・30分1本勝負  ○中森華子&KAZUKI&Leon(19分16秒/バズソーキック→エビ固め)勝愛実&ライディーン鋼●&マリ卍

★春日萌花のコメント  「KAZUKIさんはPURE-Jに参戦し始めた去年の夏にシングルをやったんですけど、その時に自分の力量を試されているような気持ちになったことに加えて“やっぱり強いな”っていうことを。そのシングルをずっと覚えていたので、だからタッグのベルトに挑戦する時もとにかく怖かったんですよ」  ━━シングルマッチでの勝利は快挙では?  「私もそう思います。今、持ってる技じゃ勝てないなと思ってメチャクチャ頭使いました。アストロシザースはもともと実は10年くらい前に使っていた技ということもあり、あとはKAZUKIさんが言っていた阿部さんっていうのも、どこかでイメージしてました」  ━━次回11・4大阪大会でのAKARI&久令愛戦について。  「すごい嬉しいんですよね。やっぱりPURE-Jさんの宝だと思ってるので、新人選手って。(10・12)大阪で自信をつけた、その同じ場所で“いけいけ、どんどん”を私たちが受けられるっていうのがすごい嬉しくて。嬉しいからこそ、うっかりやられないように気をつけなきゃなって。“ウチらチャンピオンだから絶対負けないよ?”っていうのは言いたくない。いつでも足元すくわれるんだろうなと思ってます」