【レポート】8月14日(日)第61回・特別亀アリーナマッチ 13時

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 1997年8月にJWP女子プロレス・プラム麻里子さんが逝去されて四半世紀。毎年恒例のプラムさんメモリアル大会は昨年に続いて亀アリーナマッチでの開催となり、試合前に黙祷が捧げられる。続いてマイクを持ったボリショイは「プラムさんが亡くなられて25年の歳月が流れました。プラムさんが大好きな女子プロレスの灯りが途絶えないように、私たちはこれからも女子プロレスを守っていきたいと思っています。また、皆さんが安心して選手を応援できるように選手の体調管理・環境作りに力を入れています。人を楽しませることが大好きなプラムさんにも今日楽しんでもらえるように選手一同、最後まで明るく・熱く闘いますので皆さんも熱い“拍手応援”をよろしくお願いします」とあいさつ。

 『WANTED☆ウォリアーズ』ライディーン鋼&谷ももと『くれあかり』AKARI&久令愛
のタッグマッチは、4人がもつれ合う攻防から鋼とAKARIが丸め込みを応酬するも、15分時間切れで決着つかず。


 第2試合は1993年4月のJWP後楽園大会で初めて行なわれた2カウントフォールマッチに、中森華子と大空ちえが挑戦。フィッシャーマンズ・スープレックスから丸め込みの連続で攻勢をかける大空に対し、どうにかカウント1で凌ぎ続けた中森は路上から押さえ込んで2カウントを奪取する。


 メインイベントはギブアップのみで決着となる“元祖サブミッション・クイーン”プラム麻里子さんが最も得意としたルールで、KAZUKIとLeonが対峙。互いの足を取りに行くシリアスな攻防で幕を開けるが、特別レフェリーを務めたボリショイが試合に介入し、ストレッチプラムを繰り出す場面も。プラムさんが得意としていたビクトル投げからのヒザ十字固めを決めたLeonが、裏足4の字固めに移行してKAZUKIからギブアップを奪った。

 
 カーテンコールでは前日に誕生日を迎えた谷にサプライズでケーキが贈呈され、谷は「昨日8月13日が誕生日です。鋼さんと同い年なんですけども31歳になります! これからもPURE-Jで皆さんにもっともっと愛される選手になれるように頑張りますので、応援よろしくお願い致します!」と笑顔。KAZUKIはLeonとの特別ルールによる闘いが前回と今回で1勝1敗となっていることから、次週の決着戦をアピール。「次は私が勝つからな!」と言い放った。

▼故・Rayさんが作詞を務めたオリジナル曲『Day Break』を披露したボリショイ。プラムさんのCDデビュー曲『Gジャン・シンデレラ』にも「いつか挑戦したい」と話す。