【レポート】9月11日(日)第63回・特別亀アリーナマッチ 17時

Pocket

 PURE-Jのホーム・亀アリーナマッチ。試合前に腕の脱臼のため欠場となった大空ちえが、「この前復帰戦をやったばかりなのですが、またすみません。1週間ほど欠場することとなりました」とあいさつ。


 第1試合のKAZUKIvsLeonでは、KAZUKIが大空のコスチュームを着て登場すると、「私は今日、ちえの分まで頑張るからね!」とアピール。Leonは「自分だけ株上げようと思ってズルくないですか? 私だってちえになりきって試合できるんだよ!」と対抗し、この試合は「大空ちえになりきったほうが勝利」という特別ルールに変更。両者とも大空の技にチャレンジし、Leonはかん高い声で「いくぞ!」とし大空をマネて笑いを誘う中、最後はLeonのクラッチ・デ・ガオーで決着。来場者の拍手の大きさで決まる「なりきり勝者」は両者ともほぼ同じぐらいの拍手を獲得するが、“審査員長”の大空は「私いつもズボンがずり落ちるんですけど、KAZUKIさんもずり落ちてて…。ここはKAZUKIさんかなと思います」とKAZUKIの勝利を宣告した。この判定にLeonが不服を述べるが、試合と試合後で勝敗が五分五分だったことから、2人の決着戦は9・23板橋で行なわれることになった。


 ライディーン鋼と久令愛のシングル対決では、久令愛がビッグブーツからジャーマンを決めてみせるがカウントは2。形勢を入れ替えた鋼は投げっぱなしジャーマン、リバース・セントーン、横須賀カッターとたたみかけて勝利すると、試合後は久令愛に握手を求め久令愛も手を握り返す。




 メインイベントは『WANTED☆ウォリアーズ』KAZUKI&谷ももvs中森華子&AKARI。KAZUKIと谷は好連係で中森に攻撃を集中すると、KAZUKIは中森の体をAKARIにぶつけて分断してからのサルタヒコ固めで3カウントを奪ってみせた。


 カーテンコールでは大空が次週18日に決まっている久令愛とのシングル戦について「久令愛さんとシングルする時にはPOPの挑戦者として立たせて頂きたいので」と特別ルールでの試合をアピール。久令愛は「いいよ。POPはこれから何回も防衛するつもりなんで、あなたのコンディションが万全な時にぜひやりましょう」と応じ、「特別ルールは何? 早く決めてよ! 自分で言ったんでしょ?」と厳しい口調で迫る。言葉遣いの悪くなった久令愛に対し、大空は「丁寧語マットでお願い致します」と通告した。AKARIは次週のKAZUKI・Leon・中森の3人を相手とするシングルマッチに「初めてこのスタイル。でも、すごく勉強になるので嬉しい。頑張ります」と笑顔で意気込み。

 また、SAKIとともにタッグ王座を保持している鋼に対し、谷は「“『WANTED☆ウォリアーズ』でタッグベルト巻こうね”って3人で約束したの、忘れてませんからね? 私も鋼さんに負けてばっかりいられないんで覚悟しててくださいね!」と通告。鋼は「どっちも大事だよ」と返答するが、谷は「ウソつけ!」と認めない。この日2試合に出場したKAZUKIは、大空に「しっかり治して本物のちえがLeonに勝てるように頑張って」とエールを贈った。