【レポート】11月27日(日)大阪・生野区民センター 14時

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PURE-Jが久々となる大阪大会を開催。
入場式では選手を代表して谷ももがマイクを持ち、「皆さんこんにちは~っ!! PURE-Jとしては2年8ヶ月ぶりの大阪大会でございます!! やっと関西に来ることができました! 盛り上がっていきたいと思いますので、皆さんよろしくお願いします!」と元気よくあいさつ。
続いてボリショイ代表がリングに上がり、「皆さんの元気そうな顔が見れてホントに感無量です。今日は待ちわびた大阪大会、マスクを着けてになりますが今日から声援が解禁です」と報告。
ダイドードリンコの自動販売機の売り上げによる募金を博愛社の施設長に手渡すと、社会貢献活動について「全国のいろんな施設に役立てていきたいと考えています」と話した。


1、シングルマッチ 15分1本勝負
○谷もも(9分17秒、桃橋立)めぃりぃ●

KAZUKIが腰のケガにより急きょ欠場となり、第1試合は谷ももvsめぃりぃに変更。
谷に自己紹介をさせておいて後ろから丸め込むなど卑怯な手段で勝利を狙うめぃりぃは、谷に台本を手渡すと「“勝手に台本プロレス”始まります。今日は女子高生になるよ♪」と、2人で本を読み上げながらの攻防へ。
苦戦を強いられる谷だが、初公開となる変形のフィッシャーマンズ・スープレックス『桃橋立』(もものはしだて)を決めて3カウントを奪う。



2、シングルマッチ 15分1本勝負
○大空ちえ(9分28秒、羽根折り固め)みゆ●

第2試合は大空ちえとPURE-J初参戦となるBRSの『みゆ』のシングル対決。
キャリア2年目で18歳のみゆはエルボーやドロップキックなど持てる技をぶつけていくと、2発のフィッシャーマンズ・スープレックスを決めるもカウントは2。
ミサイルキックからフィッシャーマンを放った大空は、ブリッジの状態から羽根折り固めに捕らえてギブアップ勝ち。




3、スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○Leon&松山勘十郎(13分10秒、クラッチ・デ・ガオー)救世忍者乱丸●&高瀬みゆき

Leonは松山勘十郎とタッグを結成し、救世忍者乱丸&高瀬みゆきと激突。
Leonと乱丸は実に5年ぶりの対戦を迎えた。
松山がLeonを抱え上げてのドロップキック、Leonと松山が2人同時のケブラドーラ・コンヒーロを決めるなど好連係で会場を沸かせると、乱丸は『忍法かなしばり』のフェイントでLeonを困惑させ、松山と高瀬はハリセンでのしばき合いも展開。
松山による“愛しの乱れ髪”(クラッカー攻撃)から2人まとめてスピアーでなぎ倒したLeonが、乱丸を丸め込んで勝負を決めてみせた。





▼PURE-Jリングアナ・坂本奈津希のライブ。


4、ピュアバトル 30分1本勝負
○中森華子(13分47秒、片エビ固め)谷もも●
※シャイニング・フラワー

セミファイナルは中森華子と谷ももが一騎打ち。
関西で生まれ育った谷はこの試合で新コスチュームを初披露すると、2試合目の疲れも見せず奮闘。
コーナー最上段からのダブルニーを放つとフィッシュストレッチ・スリーパーでギブアップを迫るが、エスケープに成功した中森はオーロラスペシャルからシャイニング・フラワーにつないで貫録勝ちを飾る。

5、デイリースポーツ認定女子タッグ選手権 30分1本勝負
[王者]ライディーン鋼&○SAKI(15分51秒、体固め)AKARI●&久令愛[挑戦者]

メインイベントは『ワイルドサンダー12’s(トゥエルブズ)』ライディーン鋼&SAKIの持つタッグ王座に、『クレアカリ』AKARI&久令愛が挑戦するタイトルマッチ。
AKARIと久令愛は2人同時にストレッチプラムを極めるなどチャンスを作り出すも、鋼が投げっぱなしのジャーマンで久令愛を分断。
SAKIがランニング・ブレーンバスターでAKARIを仕留め2度目の防衛を果たすと、試合後は谷がKAZUKIとのタッグで王座挑戦を表明した。


★メインイベント後のマイク
SAKI「“歴代チャンピオンとも新しいメンバーとも、どんどん防衛していきたい”って言っていて、今日こうしてPURE-Jの未来と防衛させて頂けてメチャクチャ光栄です。でも未来はまだまだ譲りませ~ん!! 大人げなくて結構! どんどん防衛していきますんで、誰が相手でも未来は譲りません!」

谷「次、KAZUKIさんと私『WANTED☆ウォリアーズ』に挑戦させてください。家庭の事情でKAZUKIさんが来年から岡山に移住することになりました。今後は一緒に組んだり闘う機会が減ってしまうことは、すごく寂しいです(涙)。だから私は年内に必ず2人に挑戦したいと思っています。年内にWANTED☆ウォリアーズ3人並んで闘いたいと思ってます。SAKIさんには前の団体でずっとお世話になっていましたから、必ずお2人に挑戦したいと思っています」

鋼「泣くなよ。私まで泣いちゃうだろ。でも、ももの気持ちはよくわかった。でも私は容赦しませんから。もし実現したら必ずボコボコにします。KAZUKIさんがケガをしてるので、まだ実現するかどうかわかりませんが…皆さん、その時は応援よろしくお願いします」

SAKI「(谷に対し)立派なプロレスラーになりましたね…ビックリしちゃいました。実現することを私も願います」

鋼「(客席に向かって)もっともっと強くなって、最強で最高のチャンピオンになっていきたいと思うので。また大阪に来た時には必ず私たちが(ベルトを)持ってるように頑張っていくので、応援よろしくお願いします!」

以下、各選手のコメント

★AKARI&久令愛
久令愛「ホントに私たち今、勢いがすごいあったのは自他ともに認める部分だったと思うんですよ。2年8ヶ月ぶりの大阪大会…すごい気合いが入っていたんで、正直ちょっと空回りしたのかなっていうのも感じたりしたんですけど…。最後分断されて助けに行けなかったことが悔しくて。でも今の私たちにできることとか、見せれるモノは見せれたんじゃないかなって思います。ただ、思い返すとまだ悔しくて…変な感情がいろいろあるんですけど、やれることはやったという気持ちです」

AKARI「私もすごい悔しいです。でも、SAKIさんも鋼さんも前に私に負けた時のリベンジ(を狙っていたと思う)。最後まであきらめない。今は負けたけど、いつかそのベルト獲ります。(久令愛に)一緒に頑張りましょう。明日になったら、また頑張ります」

久令愛「私たち1度や2度で折れないので。また1個、目標ができたので。強くなれる日でした」

★Leon&松山勘十郎
松山「3週間前に同じ会場で『松山流女子祭典』、大衆プロレス松山座の今年最後の公演だったんですけど、そこでずっと中学生の頃から見させて頂いてたLeon選手とシングルで初めて対戦させて頂いて。まさかこういう、PURE-Jさんの久しぶりの大阪大会で“夢の続き”を逆に提案して見せて頂けるなんて思ってもいなかったので。今日はホントに嬉しかったです」

Leon「私もこないだシングルした時も嬉しかったんですけど、トリオで組むのはあったんですけど勘十郎さんと2人で組むのは初で嬉しかったし。2人でのケブラドーラ・コンヒーロも決まってね(笑)」

松山「嬉しかったし、とにかく楽しかったし。闘っても組んでも…」

Leon「また機会があったらぜひ!」

松山「ぜひ! よろしくお願いします!」