【レポート】7月30日(日) 新木場1stRING 12時

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7月30日(日)新木場1st RING 12時
「GO!GO!レインボーマウンテンvol.7」
観衆123人

1、シングルマッチ 20分1本勝負
○ライディーン鋼(10分32秒、体固め)櫻井裕子●
※横須賀カッター

およそ1年ぶりとなるPURE-Jの新木場大会は久令愛が体調不良のため欠場となり、
第1試合はライディーン鋼vs櫻井裕子のシングルマッチに変更。
ビッグブーツの連発からドラゴンスリーパーで絞めあげる櫻井だが、
カウンターのフライング・ニールキックからラリアットを叩き込んだ鋼は、
横須賀カッターでとどめを刺す。


2、タッグマッチ 20分1本勝負
●KAZUKI& 高瀬みゆき(14分12秒、ラ・マヒストラル) AKARI○&梅咲遥

第2試合はKAZUKI&高瀬みゆきとAKARI&梅咲遥のタッグ対決。
久令愛欠場によるカード変更の余波を受けて、
約1年ぶりという高瀬と梅咲のタッグパートナー対決が実現することになった。
高瀬のダイビング・ギロチンからKAZUKIがダイビング・ニードロップにつなぐ連弾で
AKARIを追い込むと、AKARIとKAZUKIが丸め込みを応酬。
しかしカットに入った高瀬のドロップキックがKAZUKIに誤爆すると、
AKARIがラ・マヒストラルで3カウントを奪取。
抱き合って喜ぶAKARIと梅咲の同期タッグは笑顔で勝ち名乗り。
憮然とするKAZUKIは高瀬に食ってかかった。







3、COLOR’S選手権 20分1本勝負
[王者]●谷もも(10分17秒、片エビ固め)網倉理奈○[挑戦者]
※ショルダータックル
※第6代王者が2度目の防衛に失敗
網倉理奈が第7代王者となる
※助っ人と共に戦う事が認められている。
人数や動きの制限、規定は無いが助っ人がフォール、ギブアップを取る事は出来ない
「スケットOK!ピンチはチャンス」ルールで行った。

王者・谷ももに網倉理奈が挑戦するCOLOR’S選手権試合。
7/9亀アリーナマッチでは谷が防衛に成功しているが、
谷からの希望で同一カードでのリターンマッチが決定した。
大会前のSNS上での投票により、今回は網倉が提案した
“助っ人と共に闘うことが認められる”という特別ルールに決定。
谷の助っ人は同じく『WANTED☆ウォリアーズ』のKAZUKIと鋼、
網倉の助っ人にはCOLOR’Sのメンバーが付くことが告げられて試合がスタートする。
鋼のラリアットを谷に誤爆させた網倉は、
櫻井が谷を押さえつけると2人まとめてショルダータックルでなぎ倒すと、
櫻井もろとも谷の上に覆いかぶさって3カウントを奪い、ベルト奪回に成功した。





4、POP選手権 30分1本勝負
[王者]△大空ちえ(8分47秒、大空ちえ負傷のの為レフェリーストップ)田中きずな△[挑戦者]
※PURE-J、WAVE両団体の協議の結果、POPベルトは本部預りとなる。

セミファイナルはキャリア4年以内の選手によって争われるPOP選手権試合。
王者・大空ちえはWAVEでのリーグ戦で引き分けとなった田中きずなを挑戦者に指名し、
この日のタイトルマッチが決定した。
4月にデビューしたばかりの田中はPURE-J初参戦。
大空の攻撃に耐え続ける苦しい展開が続くも、
ドロップキックの連打から突破口を開くとワキ固めで大空をロープに這わせる。
さらにコーナー上で大空の腕を取ると、前方回転して腕十字を狙うが極めきれない。
田中の丸め込みをキックアウトした大空は延髄斬りを放つも、
着地の際にヒジを痛めてしまうアクシデントが発生。
変形したヒジを見てレフェリーが即座に試合をストップし、会場が落胆ムードに包まれてしまう。






5、BAR CLOUD9プレゼンツ 中森華子17周年記念試合 番外編 30分1本勝負
●中森華子&Leon(17分19秒、チョロイルド)永島千佳世&SAKI○

メインイベントは中森華子の17周年記念試合の番外編として、中森はLeonとPURE-J最強タッグを結成。
8/11後楽園で無差別級王座を懸けてのタイトルマッチが決まっているSAKI、
かつて激しい闘いで無差別王座を争った永島千佳世が対角に立った。
パイプイスを自在に操る永島はラフファイトでペースをつかみ、中森はSAKI、
永島とそれぞれ激しい蹴り合いを展開していく。
SAKIのバックを取った中森はとどめの破天荒を狙うも、
体勢を切り返して丸め込んだSAKIが中森から勝利を上げてみせた。








マイクを持ったSAKIは、
「中森華子の17周年記念試合・番外編、
そしてPURE-J認定無差別級・前哨戦、勝ったのは私で~すっ!!
PURE-Jのベルトなんだから、そりゃベルトに対する思いも
もちろん私は勝てないかもしれないけど、私も大事なCOLOR’Sのために、あのベルトが必要です。
8月11日、後楽園ホールも私が勝ちます」と宣言。

中森は会場のファンに対し
「私は今、3冠チャンピオンです。同じ相手にもう2度と負けることはありません!
8月11日・後楽園大会は必ず無差別のベルトを防衛します!
今日は17周年の記念の試合・番外編だったけど、
17年の中でもPURE-Jの無差別のベルトっていうのは私の中で本当に大きくて、
一緒に成長して強くなってきたベルトです。永島千佳世もLeonさんとも、たくさん闘ってきました。
あのベルトは私の物です」と勝利を誓う。

最後にボリショイ代表がリングに上がり、
「本日は最後までご観戦頂きありがとうございました。
先ほどのPOP選手権、レフェリーストップという形となってしまいました。
ちえは左ヒジを脱臼した様子で今、病院に向かうところです
(※診断結果は左ヒジ関節脱臼により全治3~4週間)
本来ならレフェリーストップという形はタイトルの移動が認められていると思います。
ですがWAVEサイドと話し合いをした結果、
こういう形でのタイトルの移動は本望ではないということで、
このPOPのベルトは1度“本部預かり”という形にさせて頂きます。
ちえが回復したら必ず再戦をしてチャンピオンを決めたいと思っています。
皆さんご心配をおかけして本当に申し訳ありませんでした」と説明し謝罪。

続いて「8月11日の後楽園ホールまであとわずかです。PURE-Jの6周年、必ず足を運んで頂きたいと思います」
と呼びかけた。

以下、各選手のコメント

★中森華子

「今日の試合は前哨戦じゃなくて、ホントは記念試合として自分が今、
試合したいとやったけど、この前WAVEさんで前哨戦をやって、SAKIにまた違った気持ちが生まれて。
結果やっぱり(今日も)前哨戦みたいになっちゃったんですけど、負けると思わなくて。
勝ち以外ありえないと思ってたので…。まだ11日あるので、
きっちり勝つにはどうしたらいいか考えて追い込みたいと思ってます。
私はPURE-Jっていう団体があってボリショイさんだったり先輩もいるけど、
SAKIはついてきてくれる後輩がたくさんいて、キャリアは下だけど
いろんな試合をしてきてるなと思って。
経験を比べたら“私は勝ってるのか?”っていうぐらい、尊敬はしてます。
PURE-Jも旗揚げして6年経ってるしプライドもあるし、ベルトと団体を背負う気持ちは負けてないと思います」

★SAKI

「前哨戦だし中森さんの17周年記念試合だし、
私は2019年のLeonさんと永島さんのシングルがすごい、ずっと印象に残ってて。
その対角線上に一緒に今日いれたことがすごく嬉しくて、このカードが。
その中で自分が勝てたってことが、すごく大きいのかなと思ってます。
PURE-JのベルトなんでPURE-Jの選手が団体への愛もそうだし、
ベルトへの愛も1番強いっていうのはもちろん当たり前のことだと思ってるので。
いくらPURE-Jの試合が好きだっていっても、
やっぱりそれに勝ることはできないと思ってるんですけど…
中森さんになくて私にあるものって絶対あると思うので。
それを全面に出して私はCOLOR’Sにベルトを持って帰りたいと思います」

★田中きずな

「初めてのタイトルマッチということで、ここに向けてホントに頑張って来たつもりで、
『CATCH THE WAVE』(WAVEのリーグ戦)でブロック優勝したら挑戦させて頂けるということで
頑張ってたんですけど、優勝することはできなくて…。
それでも、ちえさんが逆指名してくださって頂けた大きなチャンスだったので、
絶対につかみたいなと思ってたんですけど、今回こういう形で終わってしまってとても悔しいですし…。
でもまた再戦をやって頂けるとお聞きしたので、
そこまでにレベルアップしといて必ず勝てるように頑張りたいなと思っています」

━━思い通りの闘いはできたか?
「…なんかでもやっぱり出し切れていないので、
途中で終わってしまってもっといっぱい行きたかったですし…
“悔しいな”って気持ちで今はホントにいっぱいなんですけど、次がないわけではないので。
ちえさんのケガが治ったらまた闘わせて頂けるということで、
もっともっと強くなって必ず勝てるようにしたいと思います」

★網倉理奈

「やったーーーっ!!メッチャ嬉しいです!
だって自分のせいではもちろんあるけど、ケガのせいでCOLOR’S大会(5/6新木場)のタイトルマッチで
自分がベルトを返上するという選択をして、でも私はそれは間違ってないと思ってます。
SAKIさんにも話を聞いてもらって、私はしっかりCOLOR’Sベルトをもう1度お迎えしたい。
もう思ってる夢が今日叶いました…!(ベルトを抱きしめて)よかったね、お帰り~!!
こんな真っピンクになっちゃって一時はどうなるかと思いましたけど、
ちょっとサイズは小っちゃいけれどもなんとかなると思うんで。
このベルトのサイズのようにBIGでデッカいCOLOR’Sチャンピオンに、
これからなっていきたいと思いますので。よろしくお願いしま~す!!」